健康・ヘルスケア
2019.3.22

デリケートゾーンからもワキガ臭が発生するってホント?ワキじゃないのに?真相を医師に直撃!

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“ニオイ”について。ワキ以外からもワキガ臭がするって…ウソ? ホント? 内科医で認定産業医の桐村里紗さんにお答えいただきます。

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Q:ワキ以外からもワキガ臭がするってホント?

ワキガといえば、ツ~ンと鼻をつくような強烈な臭いが特徴ですよね。このワキガ臭、ワキ以外の場所からも臭うことがあるのだとか。たとえば、デリケートゾーンとか……。本当でしょうか。ワキガってワキ(の下)の香りだからワキガっていうんじゃないんですか?

さっそく、この疑問を桐村先生にぶつけてみました! 果たして先生の答えは……?

 

A:本当

「ワキガは、一般的には、脇の下から発生するものが多いですが、陰部からもワキガ臭がする、いわゆる“すそワキガ”体質というものがあります」(桐村先生・以下「」内同)

ワキガは遺伝性であり、個性のひとつ

「ワキガは遺伝性の体質で、汗の管のうち、動物のフェロモン腺の名残であるアポクリン汗腺が発達している人に発生します。

アポクリン汗腺は、脇の下や陰部、肛門、乳輪、耳の中などの毛穴に開口しています。タンパク質・脂質・糖質・アンモニア・鉄分などの栄養成分が豊富。なので、常在菌が増えやすく、その発酵臭が独特なワキガ臭となるのです。

日本人には、ワキガ体質はあまり多くないほうですが、広く世界を眺めると、これは特殊なことです。欧米人にはより多く見られます。だからこそすそワキガの場合は、場所的にも人知れずかなり悩んでしまうケースが多いようです。ちなみに、脇の下のワキガ臭がある人が、必ずしも、すそワキガとは限りません」(桐村先生・以下「」内同)

すそワキガは天然素材のインナーや専用ソープで予防

「すそワキガは、アポクリン汗腺の発達の程度により個人差があります。軽い場合では、なるべく蒸れないようにすること、ニオイを作る常在菌の繁殖を防ぐことが効果的です。また、部分的に陰部のニオイ専用のソープを使用することも良いでしょう。加えて、通気性のいい天然素材のインナーを着用したり、汗をかいたと思ったらすぐに履き替えて。

一方、蒸れ対策としては、ヘアの処理や脱毛も効果的。毛は蒸れる原因になり、細菌が繁殖しやすい環境を作ります。ヘアがなくなることでこの環境を改善することができますよ」

強いわきが臭が気になる場合には専門医に相談を

「症状が重度な場合は、病院に相談してみてください。最近では、メスを使わない治療も可能。たとえば、一時的に汗をかかないようにするボトックス注射や、汗腺自体を半永久的に破壊する専用の治療器などがあります」

内科医・認定産業医/tenrai株式会社 代表取締役医師
桐村 里紗先生
予防医療を“ライフスタイルデザイン”と再定義し、生活者の行動変容を促すコンテンツ開発を行う。著書に『日本人はなぜ臭いと言われるか~体臭と口臭の科学~』(光文社新書)など ■tenrai株式会社

文/木土さや

 

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