健康・ヘルスケア
2018.12.16

それってウソ?ホント?“ホットミルクでぐっすり”に関する真相を快眠セラピストに直撃!

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“睡眠”について。ホットミルクで朝までぐっすりって…ウソ? ホント? 快眠セラピスト・三橋美穂さんにお答えいただきます。

%e3%83%9b%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%9f%e3%83%ab%e3%82%af2Q:寝る前にホットミルクを飲むと、入眠しやすいってホント?

眠れない夜のお供といえば、体も心も温まるホットミルク。リラックスするせいか、心地よい眠りに誘われる気もしますが……実際のところはどうなのでしょう。
さっそく、この疑問を三橋先生にぶつけてみました! 果たして先生の答えは……?

A:半分ホント、半分ウソ

「巷でホットミルクがよいと言われているのは、牛乳の中に含まれる“トリプトファン”という成分が睡眠ホルモンの元である“メラトニン”へ変化するからです。しかし、ホットミルクから入眠効果を得られるほどのトリプトファンを摂取しようとした場合……なんとドラム缶1杯くらいは必要。

ホットミルクに限らず、温かい飲み物を飲むと血行が促進され、手足がポカポカしてきますよね。このようなリラックス状態だと寝つきもよくなりますが、何が何でもホットミルクがいい! という訳ではありません。ホットミルクじゃなくても、OKなのですよ(笑)。カモミールなどのハーブティーもよいですね」(三橋先生・以下「」内同)

食事や飲み物よりも…!NG行動を避けるべし

「ぐっすり眠ろうとするあまり、あれこれ食べたり飲んだり……食事や飲み物で睡眠を促そうとするのはおすすめしません。それよりも、“やってはいけないNG行動”を避けて。例えば、寝る直前にカフェインを摂取したり、ベッドへスマホを持ち込んでポチポチ、就寝時間が近いのにいつまでも明るい蛍光灯の下でゴロゴロ。これでは入眠を誘うどころか、体内時計を乱してしまうことになります」

良質な睡眠は、健康な心と体から! ぐっすり深~い眠りのためにも、まずは生活習慣から見直していきたいですね。

 profile
三橋 美穂
快眠セラピスト
睡眠環境プランナー
寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでの20年間に、1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、特に枕は頭を触っただけで、どんな枕が合うか分かるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディ―ネートなども手がける。著書に『驚くほど眠りの質がよくなる睡眠メソッド100』(かんき出版)ほか、日本語版を監修した『おやすみ、ロジャー魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)はシリーズ累計100万部を突破した。
スリーピース・カフェ

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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