健康・ヘルスケア
2019.3.4

寝なくても横になるだけで睡眠効果はあるってホント?真相を快眠セラピストに直撃!

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“睡眠”について。睡眠導入剤は、クセになるから飲まない方がいいって…ウソ? ホント? 快眠セラピスト・三橋美穂さんにお答えいただきます。

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Q:眠れないときでも、横になっているだけで睡眠と同じ効果があるってホント?

「何だか今夜はなかなか眠れなさそう……」。ときおり、寝つきが悪い日ってありますよね。とにかく寝なくちゃ!とベッドに入って眠気待ち……。そんなとき、思い出すのが「横になっているだけで睡眠と同じ効果がある」というウワサ。これって本当なんでしょうか。

さっそく、この疑問を三橋先生にぶつけてみました! 果たして先生の答えは……?

A:ウソ

「確かに、眠らなくても横になっていればある程度の疲れはとれます。でも、睡眠と同じ効果はありません。ベッドに入って30分以上眠れなければ、あえてベッドから出て静かに過ごし、眠気がやってくるのを待ちましょう。眠りたいのに眠れない~!と焦ってしまうのは、眠りを妨げます。“今日眠れなかったら、明日昼寝でもすればいいや”というくらいの、ゆる~い気持ちに切り替えて。眠れないときは、ムリして眠らない。眠くなったら眠る。シンプルに考えるのがよいですね」(三橋先生・以下「」内同)

リラクゼーション音楽&ハーブティー…緊張を解きほぐして

「緊張を解きほぐし、心地よい眠りを誘うには、リラクゼーション音楽をかけるのもおすすめです。曲選びのポイントは、スローテンポで歌詞がないこと。リラクゼーション音楽に多い波の音や川のせせらぎ、雨の音や心臓の鼓動には、「1/fゆらぎ」という意外性と規則性が調和されていて、癒しの効果があります。

また、カモミールなどのハーブティーを取り入れるのもよいですよ」

 

 profile
三橋 美穂
快眠セラピスト
睡眠環境プランナー
寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでの20年間に、1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、特に枕は頭を触っただけで、どんな枕が合うか分かるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディ―ネートなども手がける。著書に『驚くほど眠りの質がよくなる睡眠メソッド100』(かんき出版)ほか、日本語版を監修した『おやすみ、ロジャー魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)はシリーズ累計100万部を突破した。
スリーピース・カフェ

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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