健康・ヘルスケア
2019.2.10

休日に寝だめすれば睡眠不足は補えるってホント?真相を快眠セラピストに直撃!

常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“睡眠”について。睡眠不足は、休日の寝だめで補えるって…ウソ? ホント? 快眠セラピスト・三橋美穂さんにお答えいただきます。

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Q:睡眠不足でも、休日に寝だめすれば大丈夫?

平日はいつも睡眠不足。だから休日に寝だめをしているという人も多いのでは。トータルで睡眠時間を確保すれば大丈夫、というウワサもありますよね。でも、それって本当なんでしょうか。

さっそく、この疑問を三橋先生にぶつけてみました! 果たして先生の答えは……?

A:ウソ

「健康のためにも、パフォーマンスのためにも規則正しい睡眠サイクルをつくることが重要です。

睡眠不足が続くと、借金のように睡眠負債がたまっていきます。もちろん負債がたまっている以上は、どこかで返さなくてはいけませんね。でも、“週末に寝だめできてるから、平日は睡眠時間が短くてもいいでしょ”というわけにはいかないのです」(三橋先生・以下「」内同)

睡眠負債は、こまめに早く返すこと!

「睡眠負債の返済は、“こまめに早めに”が重要です。土日休みの場合なら、金曜日の夜から始めましょう。

いつもより早く寝るようにし、起床時間は平日と変えないことがポイントです。多少ゆっくりするとしても、1時間以内に収めてください。起床時間をいつもより2時間以上遅らせると、体内時計が乱れて、体が時差ボケ状態になってしまいます。

例えば、平日6時30分に起きているなら、7時30分までに起きるということです。また、カーテンを開けて太陽の光を浴び、朝食をとり、体内時計をリセットさせることも大切ですよ。もし眠ければ、その後にもう一度眠ってもOKです。とにかく、起床時間を大幅に変えてはいけません」

 profile
三橋 美穂
快眠セラピスト
睡眠環境プランナー
寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでの20年間に、1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、特に枕は頭を触っただけで、どんな枕が合うか分かるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディ―ネートなども手がける。著書に『驚くほど眠りの質がよくなる睡眠メソッド100』(かんき出版)ほか、日本語版を監修した『おやすみ、ロジャー魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)はシリーズ累計100万部を突破した。
スリーピース・カフェ

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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