健康・ヘルスケア
2017.12.31

やせたければ、まず眠るが勝ち!【良質な睡眠vol.4】

美肌を育む!7時間睡眠をキープするためにできること5【良質な睡眠vol.1】

新常識!肌のゴールデンタイムが22時はもう古い!?【良質な睡眠vol.2】

寝る前に要チェック!”睡眠五感”に適した環境作りとは?【良質な睡眠vol.3】

正しく眠れるようになると、「ダイエットできた」「集中力が上がった」「仕事がスムーズに進むようになった」など、副産物が多く、さまざまなことが好転します。睡眠コンサルタントの友野なおさんも、そのひとり。昼夜逆転の寝不足生活を抜けだして、しっかり眠るようにしただけで体重が15kgも減り、肌や体の調子もみるみる良くなったそう。

 

睡眠不足は、肥満の元!?

『睡眠が不足していると太りやすい』という説は、実際、米コロンビア大学やスタンフォード大学など、多くの研究グループの調査で立証されてきました。その理由のひとつとして、睡眠不足は血中グレリン(食欲増進ホルモン)を増やし、血中レプチン(食欲抑制ホルモン)を減らすことが指摘されています。反対に、しっかり眠る習慣が身につけば、食欲の中枢が整って正しい食生活へ。引いては健康的で太りにくい体になれるわけです」(友野さん)
r5
「しっかり眠るための食事については、前々週の【vol.2】で紹介したとおり。トリプトファンを含むたんぱく質を多くとるように心がけましょう」

 

デキる女子は、長時間働くよりも眠る!

「睡眠には、昼間莫大なエネルギーを使って働いている脳を休ませ、修復させるという大切な役割があります。脳は、全身のさまざまな器官や機能をコントロールする“生命の司令塔”。睡眠が十分にとれず、脳の疲労がたまっていると、精神面、身体面、行動面など、あらゆる方向にダメージが生じやすくなります。ハーバード大学のサイト『Healthy Sleep』でも、『睡眠不足は注意力とやる気、モチベーションを奪う』という記事が掲載されています」
r6
「仕事が終わらないからといって、睡眠時間を短縮するのは逆効果。やるべき仕事が多いからこそしっかり眠る。その方がパフォーマンスは向上し、ビジネススキルはアップします。日本ではまだ、睡眠時間を削ってまで仕事をするのは、真面目でデキる人といったイメージがあるのかもしれませんが、欧米では完全に逆。仕事を素早く片付けられないデキない人と思われてしまいます」

 

パジャマの着用+3首の温めで、脳が休まる深い睡眠に!

脳がぐっすり休まる深い眠りを得るためには、友野さんから大切なアドバイスをもうひとつ!
睡眠上手は寝返り上手。睡眠中、無意識に行なっている寝返りには、体液や血液の循環を促す、筋肉圧を分散させる、体のゆがみを矯正するなど、体にとって重要な役割があります。その寝返りを邪魔しないように、体を締め付けず、動きやすいパジャマを着用することが大切。フード付きやワンピース、ショートパンツなどはNGで、昔ながらの長袖・長ズボンがベストです」
r7
「また、冬は特に、首・手首・足首の3つの首を冷やさないようにしましょう。特に首は、体の中でも太い動脈が皮膚に近いところにあるため、外気温の影響を受けやすく、冷えると冷たい血液が巡って全身が冷え、眠りが浅くなってしまいます。首は締め付けないネックウォーマーを着用するか、毛布でしっかり覆う。手首は長袖のパジャマで、足首は薄手のレッグウォーマーでカバーしましょう」

 

r%e5%8f%8b%e9%87%8e%e3%81%aa%e3%81%8a%e3%81%95%e3%82%93%e9%a1%94%e5%86%99%e7%9c%9f
睡眠コンサルタント
友野なお
北里大学大学院医療系研究科 産業精神保健学 特別研究生。順天堂大学大学院 スポーツ健康科学部研究科にて睡眠科学を研究し、修士号を取得。科学的なエビデンスを基にした行動療法からの睡眠改善を得意とし、「眠りのプロ」として全国での講演活動、健康・美容市場における企業の商品開発にも携わる。著書も多数。産業心理カウンセラー。「SEA Trinity」代表。 http://tomononao.com/

 

イラスト/きくちりえ(Softdesign) 構成/つつみゆかり

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter google+ Pocket

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事