健康・ヘルスケア
2023.4.22

【チェックリストつき】虫歯や歯周病…あなたは大丈夫?|口元美人は1日にしてならず! 今日からコツコツ始めたいセルフケア術

あなたのお口は大丈夫?自分の口内と向き合って、お口の2大病である虫歯、歯周病のセルフチェックを!

口元美人のセルフチェック&ケア新習慣

\まずは己の口内と向き合うべし!/
お口の2大病の危険度をセルフチェック

諸悪の根源はココにあり
【歯周病】

  • 歯茎から血が出る
  • 歯茎の色が赤黒い
  • 朝起きてすぐは口がネバつく
  • 口臭が気になる
  • 歯が揺れているような感じがする

治療済みでも再発の可能性が!
【虫歯】

  • 冷たいものが染みる
  • 甘いものを食べると染みる
  • フロスが引っかかる
  • 歯ブラシが当たると違和感がある
  • 熱いものを食べるとズーンと痛む

ひとつでも当てはまると虫歯or歯周病の危険性アリ
すぐに歯科医院に行って根本治療を!

特に歯周病は“全身の100を超える病気とリンクしているのでは”と言われている!!

・糖尿病や心筋梗塞
・肥満
・早産、低体重児出産…etc.

歯茎から血が出るのは、局所の毛細血管から免疫成分が放出され、外敵を排除しようとしているサイン。放置するとどんどん悪化し、体を疲れさせるだけでなく、感染症の悪化や命に関わる病気を招くことも。セルフケアでしっかりと汚れを取り除くことが歯周病ケアの第一歩です。

口元美人は1日にしてならず。今日からコツコツ始めたいセルフケア

最初にフロスを使って歯間や歯茎の汚れをかき出した後、歯を磨いて口をゆすぐのが基本の流れ。この順番で行うと、歯磨き剤に含まれる薬用成分が歯間まで浸透しやすく!

歯間&歯茎をケア!フロス編

デンタルフロスは歯周病予防に有効。手軽に使えるのは取っ手つきのホルダータイプですが、奥歯の汚れを除去するには歯のカーブに沿いやすい糸巻きタイプがベター。歯間の汚れをからめとるように前後左右に動かして。


step1.
糸巻きタイプは使用する度に好きな長さをカットできます。1回で使用するのは約40cm。指先からひじ辺りまで伸ばした長さが目安。


step2.
フロスの端を片方の中指に2~3回巻きつけます。両手の間が10~15cm程度になるように、もう片方の中指にも同様に巻きつけて。


step3.
フロスを親指と人さし指でつまみ、ピンと張ります。歯1本1本の隙間に入れる際、常に新しい部分が当たるようずらしながら使用して。


step4.
歯の根元までしっかり入れ、フロスが両側面に触れるよう上下左右に動かします。歯間がキツくて入りにくい人は歯科医院でチェックを。

 

歯の表面&歯茎をケア!歯磨き編

1日1回でもいいので、丁寧に時間をかけて歯磨きをする習慣を。必ず鏡の前に立ち、磨き残しや歯茎と舌の状態もチェック。磨き上がりは歯の表面を舌で触ったとき、歯科クリーニング後のようなツルツルの状態がベスト。


point1.
歯の表面を磨く順番は、歯の裏側から表側をまんべんなくひと筆書きの要領で。歯ブラシは鉛筆持ちをすると負荷を軽減できます。


point2.
歯の根元や歯茎との境目(歯肉ポケット)を磨くときは、隙間にもしっかりブラシが入り込むイメージで歯ブラシを45度の角度で当てて。


point3.
前歯などの裏側は磨き残しが多く、歯石がつきやすい箇所。歯ブラシを縦にして持ち、根元から汚れをかき出すように磨くのがベター。

 

【歯ブラシの選び方】手磨きと電動、どっちがいいの?

まずは手磨きで歯ブラシの当て方や磨く流れ、箇所をマスターしてから、時短アイテムとして電動に切り替えて。電動歯ブラシは“音波式”がオススメ。音波振動により水流と気泡が発生し、当てるだけで歯垢を落とせます。


素早く汚れを除去!アプリで磨き残しの確認も
フィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン9000 ピンク ¥29,700(編集部調べ)

 

気軽に実践できる生活習慣編

日常生活の中でのちょっとした工夫でも口内環境は改善されます。職場や外出先など腰を据えてケアできないときも、口内に汚れをためない意識を。口周りの筋肉を使い、唾液の分泌を増やして自浄効果を高めるのも◎。

 

セルフジェットウォッシュで口内に汚れをためない!

飲食後はなるべくこまめに口内をゆすぎ、歯垢ができない環境作りを。30cc程度の水を口に含み、強く・早く、水流を起こすイメージでブクブクとゆすぎましょう。口内の上下左右それぞれに水をぶつける要領でゆすげば、汚れが落ちるだけでなく口周りの筋力もアップ!

 

ガムやグミはお口のトレーニングに最適

ガムは味がしなくなってからも数分間かみ続けることで、唾液が口内の汚れやガムの糖分を洗い流してくれる効果が。また、グミを食べるときも舌の先に乗せて、上あごに10秒間押しつけると舌の筋トレにもなります。間食のついでに楽しみながら行って。

歯学博士

照山裕子先生

 

『美的』2023年5月号掲載
イラスト/白ふくろう舎、きくちりえ(Softdesign LLP) 構成/中島麻純・吉田 梓・赤木さと子・宍戸沙希(スタッフ・オン)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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