健康・ヘルスケア
2022.12.3

飲み会中、こんな悪習慣やってない?|「胃活」「肝活」で年末年始のイベントを楽しもう!

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久しぶりにリアルで盛り上がれそうな飲み会シーズン目前!でも「お酒が弱くなった」「外食は胃もたれしそう」と内臓のコンディションを不安がる読者が多数。年末年始を楽しむために、胃と肝臓の働きをおさらいしましょう♪

「胃活」「肝活」で楽しい年末年始

飲みすぎ食べすぎに注意。胃や肝臓を整えるケアを

コロナ規制が緩和されたこの年末年始は、ようやく飲んだり食べたりのイベントが復活傾向。一方で、長い自粛生活で家飲み・家食べに慣れた胃や肝臓がついていくかも不安。実際、「飲み会に多い脂っこい食事や大量のアルコールは、胃や肝臓を疲弊させます。美的世代でも、脂肪肝やアルコール性肝障害になるケースは少なくありません」と、消化器内科医の堀江義則先生は話します。飲み会・食事会を楽しむには、まず胃や肝臓を整える事前のケアが必須です!


「楽しくなるとつい飲みすぎちゃいます♪」(会社員・31歳)


「お酒好きのメンバーが多いからハイペース。胃や肝臓が心配で…」(営業企画・31歳)
「飲み会だと暴飲暴食しがち。翌日キツイ」(会社員・40歳)


「お酒がすっかり弱くなってすぐ気持ち悪くなるんです」(秘書・32歳)
「脂っこいメニューが多くて、胃もたれしがち」(人材管理業・37歳)

美的クラブにアンケート

『美的』読者の7割オーバーが年末年始に飲み会・食事会の予定あり!
(’22年9月実施・n=107)

 

Q1.年末年始に、飲み会・食事会の予定がありますか?


この年末年始に仕事仲間や友人との会食を実施する計画がある人は7割以上。自粛を余儀なくされていた昨年までの“リベンジ飲み会”が活気を帯びそう。

 

Q2.普段、お酒はどれくらい飲みますか?


普段あまり飲まない人(月2~3回以下)が5割強。この年末年始は7割が飲み会を計画しているので、あまり飲まない人も、飲酒回数が増えることが予想される。

 

Q3.コロナ規制があった昨年までと比べて、飲み会・食事会の回数は?


飲み会の回数が昨年と「変わらない」という人は、昨年も2~3回行っているケースが多い。「増えそう」の最多は10回。5回以上も107人中10人程いる。

普段は月に数回飲む程度の人も、この年末年始はハメを外しそう!

飲んだり、食べたりしたものの消化に関わる 胃と肝臓の働きをおさらい

【STEP 1】食べたものを細かく砕く 機械的消化

口腔・咽頭・食道・・小腸・大腸・肛門で物理的に消化
食べ物は歯でかみ砕かれて唾液と混ざり、飲み込まれて食道から胃へ。胃のぜん動運動でさらに細かく分解され、消化液と混ざって腸で消化・吸収されます。このようにまずは物理的な力で消化しやすくリサイズされます。


胃は食べ物の粉砕工場
胃は、胃酸の分泌やぜん動運動によって食べ物を細かく砕き、消化を促す一方、胃粘液で自らを守っています。ただし胃酸の分泌が過剰になると、胃粘膜があれてしまうことも。食べすぎ・飲みすぎはその負担が増大します。

【STEP 2】さらに消化液で分解する 化学的消化

唾液腺・胃腺・膵臓・腸腺・肝臓の分泌液で消化
唾液腺、胃腺、膵臓、肝臓、腸腺などで分泌される消化液には消化酵素が含まれます。食べ物の栄養素はその消化酵素の働きで分解され、主に小腸で吸収されて肝臓に運ばれます。最終的には血液に溶け込んで全身で使われます。

 

肝臓は体の製造&ゴミ処理場
肝臓には、胃や腸から吸収された食べ物の栄養を体内で使える形に組み立てる「製造工場」としての役割に加え、体にとって有害な物質を酵素で分解し排泄する「ゴミ処理場」のような働きもあります。有害な物質の代表がアルコールです。

 

胃・腸へと消化・吸収された食物は肝臓で代謝され、エネルギー源として全身へ

「食べたものは、胃腸のぜん動運動による機械的消化と消化酵素によって溶かされて、ブドウ糖、アミノ酸などの栄養素に分解。主に小腸から吸収され、 肝臓に届いた栄養素はエネルギー源として全身に送られ、余りは脂肪として蓄えられます。 食べすぎが重なると、ためた脂肪を使い切れず、肥満や脂肪肝になるリスクが高まります」(堀江先生)

 

アルコールは主に肝臓で分解・解毒される。飲みすぎると肝臓は過労に

「一方、アルコールは、機械的消化を経ずに胃や腸から直接肝臓に届くため、分解するのは主に肝臓の仕事。 アルコールを大量に飲めば、それだけ肝臓が働かなければなりません。 肝臓が分解・解毒できるアルコールの量は1時間当たり約7gと限界があるので、それ以上は毒素としてため込まれ、全身の細胞の機能を妨げます」(堀江先生)

\肌や体の調子に影響!/
胃・肝臓の機能を低下させる こんな悪習慣は要注意を!

Check
  • おなかいっぱいでも食べる

  • 食べすぎると、食物が分解されてできたブドウ糖や脂肪酸が大量に運ばれて、肝臓はキャパオーバー。代謝できず脂肪肝に。
Check
  • アルコールをたくさん飲む

  • 肝臓に入ったアルコールは、アルコール脱水酵素の働きで分解されるが、その処理能力を上回る量の摂取は肝臓を疲弊させる。
Check
  • 脂質や刺激物をとりすぎる

  • 脂質は胃での消化に時間がかかる上、肝臓に脂肪をため込む要因に。また香辛料などの刺激物の大量摂取は食道や胃の粘膜を傷つける。
Check
  • 偏った食事で、たんぱく質やビタミンが不足

  • 胃・肝臓での消化活動には、消化酵素の材料となるたんぱく質や粘膜を守るビタミン類が不可欠。栄養バランスの偏った食事はNG。
Check
  • ストレス過多でリラックスできない

  • ストレスや緊張で交感神経が優位になり、副交感神経が抑制されると、胃腸の働きが低下。消化・吸収・分解にもブレーキがかかる。
Check
  • 睡眠時間が短く、睡眠の質も悪い

  • 睡眠不足や質の悪い睡眠も自律神経の乱れを招き、胃腸の消化活動は低迷。夜でも交感神経が優位に働くような生活は見直しを。

 

飲みすぎ、食べすぎ、脂っこい食事、濃いお酒、ストレスは、胃・肝臓のNG要素!

「基本的に、 食べる量、飲む量が過剰 だと消化や分解に時間がかかり、胃や肝臓への負担は大きくなります。ただし量だけでなく、質にも注意してください。胃の滞留時間が長い 脂質 のほか、 刺激物、アルコール度数の高いお酒 のとりすぎは胃にも肝臓にもマイナスです」と堀江先生。「また、胃腸の消化活動は副交感神経が優位なときに活発になります。交感神経を高ぶらせる ストレスや睡眠不足 は胃の機能低下の一因に!」

ケイアイクリニック 院長

堀江義則先生

ほりえよしのり/内科・消化器内科医。慶應義
塾大学医学部卒。日本アルコール・アディクション医学会の理事を務める肝臓のエキスパート。

大正製薬 商品開発部

鈴木祐子さん

すずきゆうこ/2004年の入社以来、セルフメディケーション研究開発本部に所属し、OTC医薬品の胃腸薬・便秘薬開発に従事。

 

『美的』2023年1月号掲載
イラスト/伊藤美樹 構成/つつみゆかり、有田智子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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