健康・ヘルスケア
2022.11.18
「不安症」診断|動悸がする、冷や汗が出る…あなたは大丈夫?
電車の中で気分が悪くなったら、人前に出て恥をかいたら、将来うまくいかなかったら――起きてもいない「未来」のことがなぜかずっと頭を離れない…。何もかも不透明な時代、実はみんなが抱えている 「不安」。知ることで、少し楽になる出口、探してみましょう。
不安症のタイプは大きく分けて4つ。診断テストで確認してみませんか?
わかっているけど考えすぎちゃう…。「不安な気持ち」とのつきあい方について、精神科専門医の松島幸恵先生に聞いてみました。
苦痛を伴う過度な不安感情は、膨れ上がる前にコントロールを!
「不安とは、人間に備わった警報装置のようなもの。危険な状況を回避するために必要不可欠な感情です。つまり、日々生活していく上で何かと不安な気持ちになるのは当然で、誰にでもあること。ただし、その感情が強くなりすぎて苦痛が続くようなら、何かしら手を打つべきでしょう」と、精神科専門医の松島幸恵先生は話します。
「不安は放っておくと、パン種に入れたイースト菌のように、ムクムクと膨れ上がっていきます。深刻になる前にまずセルフケアの実践をおすすめします。日常生活に支障を来す程の不安症状は医師にご相談ください」
本記事では、いくつかの質問に答えることで、不安症のタイプを診断します。あなたに当てはまるタイプのほかに、不安症にならないための基本の考え方やセルフケア方法などについても解説しますので、最後までチェックしてみてくださいね。
診断を始める ▷
『美的』2022年12月号掲載
イラスト/Yumika 構成/つつみゆかり WEB再編集/多喜景子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
まつしまさちえ/聖マリアンナ医科大学卒。都内の病院勤務を経て現職。精神科専門医。産業医。精神保健指定医。