靴のサイズは利き足に合わせたらいいってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「靴」について。靴のサイズは利き足に合わせたらいいってホント? 1000人以上のフィッティング経験を持つ、ワコール サクセスウォークの上級シューフィッター、大塚幸子さんにお話を伺いました。
Q:靴のサイズは利き足に合わせたらいいってホント?
手と同じように器用に動くほうの足を利き足と言います。左右でサイズの差があると言われる足ですが、靴のサイズは利き足に合わせたほうが良いというウワサが…。本当なのでしょうか。さっそく、この疑問を大塚さんに聞いてみました。
A:ウソ
「利き足ではなく、大きいほうの足に合わせて靴を選びましょう」(大塚幸子さん・以下「」内同)
小さいほうの足はどうする?
「左右で大きいほうの足に合わせて選んでいただくと、小さいほうの足は靴が緩くなってしまうことがあります。そういった場合は、中敷きを入れるなど調整してください。靴は足のサイズに合わせるというのが基本になるので、両足ぴったりの状態にして履きましょう」
ブーツのサイズは大きめがいい?
「ブーツは大きめを選ぶ人が多いですが、大きすぎると中で足が前滑りして、疲れの原因になることもあります。そのため、基本的にはパンプスのサイズと同じものを選ぶと良いと思います。
靴下や厚手のタイツでブーツを履くという場合は、サイズアップをしたほうが良いこともあるので、試着の際に、実際に履くものを着用してお試しいただくことをおすすめします。パンプス同様、ブーツも試着の際は歩いて確認するというのがポイントです」
大半の人が自分の正しい足のサイズを知らない!?
「ワコールが調べたアンケートによると、約9割の人が“自分の正しい足のサイズを知らない”と回答しました。そして、約7割の人が“足のサイズを測ったことがない”ということもわかっています。
靴を履いてみて、なんとなくサイズを確かめている人も多く、自分の足のサイズを計測したことがない人も多いようです。足長サイズは知っていても、足囲サイズを知らないという人も多く、一度お店で自分のサイズを計測してみることをおすすめします。自分の正しい足のサイズを知れば、これからの靴選びにきっと役立ちますよ」
自分の足のサイズ+かかとタイプがわかる足型測定
「自分で計測したものの“本当にあっているのか?”、“もっと詳しく知りたい”という人におすすめなのが、ワコールオリジナル足型自動計測機『REALFOOT special customized for WACOAL』です。最近ではシューフィッターによる計測だけでなく、機械を使って簡単に足型の計測をすることができます。ワコール独自のこのサービスは靴のフィッティングに重要な、かかとのカーブも計測して判定することができるのが特長です。計測後、二次元コードを読み取ることで、計測データを自分のスマートフォンで見ることができるのも便利です」
文/土屋美緒
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
2005年にワコール入社。百貨店ビューティーアドバイザー(販売員)を経て、2010年より販売員の教育に携わる。現職では、ワコールの販売員であるパンプスコンシェルジュ®の教育に取り組む。2012年に上級シューフィッターの資格を取得。
■REAL FOOT special customized for WACOAL