まずはチェック! あなたはどの“冬冷え”タイプ?
体の中が冷えたままでは、真の温かさは生まれません! この冬こそ、自分の”冷え方”に合った正しい改善策を知って、全身ポカポカを目指しましょう!まずは、自分の冷えタイプを知ることが重要。あなたはどのタイプに当てはまる?
あなたはどのタイプ?
<ヤセすぎで全身冷え冷えタイプ>
□ 筋肉が少ない
華奢で若い女性に多いタイプ。1日に必要な熱エネルギーの約6割は、筋肉によって生み出されます。ヤセすぎて筋肉量が少なかったり体をあまり動かさないと、体が充分な熱を作れず、体全体が冷え冷えに。
□ 食が細い
食事でとったものが胃腸で消化吸収され、肝臓などで代謝される過程で熱エネルギーが生成されます。胃腸が弱っていたり、ダイエットで食事をきちんととっていないと、材料不足で熱を作ることができないのです。
□ 低血圧、低体温気味
低血圧でなかなか朝起きられず、目覚めても、寒さでだるく、時間ギリギリまで寝てしまってはいませんか。そのまま午前中は仕事の効率が悪く、残業して夜寝るのが遅い…ということもしばしば。
【原因】
筋肉量が少なく、食が細いため、体を温める十分な熱を作れない。体内時計が夜型。
<運動嫌いで血流が悪いタイプ>
□ 汗をあまりかかない
歩くのが面倒でちょっとした距離でも、また急いでいなくてもタクシーや車に乗ってしまいがち。車メインの生活をしている地方在住の女性たちは、さらにこの傾向が強いかも。
□ 運動が好きじゃない
駅のエスカレーターに列ができていても、待ってでも乗る。部屋は2Fだけれどエレベーターに乗っちゃう…と階段を毛ギライしている人は要注意! 階段は最強の“トレーニングマシーン”です。
□ 休日はダラダラしがち
リラックスも大切だけれど、仕事から帰ってソファに座ったきり動かない…なんて日が多い人は危険。休日、一日中TVやスマホを見て、動いたのはキッチンとトイレにだけ、というのもダメです。
【原因】
体を動かすのが苦手で、熱量を作り出す筋肉が少ない。血流も悪いため、冷えたりむくみやすい。
<手足など末端冷え性タイプ>
□ 細かいことを気にしがち
仕事や人間関係などのストレスで、帰宅後も気が休まらないでいると、血流をコントロールする自律神経のバランスが乱れてしまいます。
□ 眠る寸前までスマホを見る
スマホやパソコンが発するブルーライトは、交感神経を刺激して緊張感を高めてしまい、その結果、末端まで血液が巡らなくなることも!
□ 熟睡ができない
スマホなどの影響もあるかもしれませんが、寝つきが悪いというのは、自律神経が乱れている証拠です。今、心にゆとりはありますか?
【原因】
気になることがあり、常にストレスを抱えている人。交感神経が高ぶったままで血行が悪い。
<お腹とお尻が冷たいぽっちゃり体型タイプ>
□ デスクワークが多い
オフィスではデスクワークがメイン。座っている時間が長く、夕方にはふくらはぎがパンパン。長時間座り仕事だと、猫背になるし、おなかが出てお尻も大きくなったと感じている人も多いはず。
□ 濃い味の料理が好き
甘いお菓子よりおせんべいが好き。しょうゆをかけすぎてしまうなど、濃い味が好きな人は水分代謝が悪く、むくみやすいのが特徴です。薄味を心掛けて、こまめに水分をとるのが大事!
□ 冷た飲み物が好き
一年中、冷たい飲み物を好んで飲んでいませんか? 冷たい飲み物は体をダイレクトに冷やします。冷えやむくみ、頭痛などを感じることがあるのなら、そこに不要な水が滞っている証拠。
【原因】
運動不足で代謝も結構も低下。脂肪の多いおなかやお尻は、冷えやすい!
\取材にご協力くださった4人のエキスパート/
渡邉賀子先生
日本初「冷え症外来」を開設
「麻布ミューズリニック」名誉院長。漢方専門医。1997年、北里研究所にて日本初の「冷え症外来」を開設。漢方を中心に、冷え症の治療に従事。
石川泰弘さん
入浴法を指南する”お風呂博士”
「バスクリン」広報責任者、温泉入浴指導員、風呂博士として各地で演活動も行う。『お風呂の達人』(草思社)など著書も多数。
一鍬田朋子さん
腸を元気にする料理を提案
N.Y.でべジタリアン料理やマクロビオティックを学び、帰国後WholeFoodスクールの講師に。冷え解消レシピを雑誌やウェブで数多く発信。
森 和世さん
冷え対策ストレッチを考案
「ボディクエスト」ヨガ・エクササイズディレクター。カナダでヨガを学び、半年で10kg減量した経験から、キレイにヤセるメソッドを多数考案。
『美的』1月号掲載
撮影/井出眞諭(ストレッチカット)、中田裕史(静物) 料理制作・撮影/一鍬田朋子 イラスト/いいあいデザイン/GRACE.inc構成/小内衣子(PRIMADONNA)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。