2018年は朝活で身体を温める!<ヤセすぎで全身冷え冷えタイプ>
筋肉量が少なく、食が細いため、体を温める十分な熱を作れない「ヤセすぎで全身冷え冷えタイプ」。体内時計が夜型の人が多いので、まずは体内時計を朝方にし、低血圧&低体温を改善することが重要。“冷え”に関してエキスパートの4人に対策法を伺いました!
>>まずはチェック! あなたはどの“冬冷え”タイプ?
https://www.biteki.com/life-style/body-care/226131
身に覚えはありませんか?
□ 低血圧で朝起きられない
低血圧でなかなか朝起きられず、目覚めても、寒さでだるく、時間ギリギリまで寝てしまってはいませんか。そのまま午前中は仕事の効率が悪く、残業して夜寝るのが遅い…ということもしばしば。
□ 筋肉が少ない!
華奢で若い女性に多いタイプ。1日に必要な熱エネルギーの約6割は、筋肉によって生み出されます。ヤセすぎて筋肉量が少なかったり体をあまり動かさないと、体が充分な熱を作れず、体全体が冷え冷えに。
□ 食が細い
食事でとったものが胃腸で消化吸収され、肝臓などで代謝される過程で熱エネルギーが生成されます。胃腸が弱っていたり、ダイエットで食事をきちんととっていないと、材料不足で熱を作ることができないのです。
まずは体内時計を朝型に、低血圧&低体温を改善して
「脂肪がないから寒いでしょ?」と言われがちなヤセ型さん。「実は、脂肪だけではなく筋肉量も少ないために冷えるのです」と教えてくれたのが、冷え外来の第一人者、渡邉賀子先生。「ヤセ型さんは、食が細かったり低血圧で朝が弱く、朝食も抜きがち。そして代謝や体温が低いまま出勤→仕事のエンジンのかかりが遅い→帰宅も遅い→眠るのも遅い→朝が起きられない、という悪循環に。まずは、朝の生活を変えることが重要です」と断言。
ホールフード料理家の一鍬田朋子さんは、「エネルギー源となるたんぱく質や漢方(日本の伝統医学の意)などの食材を入れた料理を積極的にとると、体質改善に」とアドバイス。
ヨガ・エクササイズディレクターの森和世さんは、やや神経質で肩に力が入りやすいヤセ型さんのための胸や背中を伸ばすストレッチを伝授。大きな筋肉を動かすことで、バッと血流がアップするそう。
さあ、朝活に注力して”体全体温め作戦”開始!
【温活】朝、朝日をびて体を目覚めさせる!
1日のうちでいちばん体温が低いのが、目覚める前。体温は体を動かしだすと上がり始めます。
「起きる前にベッドの中で伸びをしたり、カーテンを開けて朝日を浴びることで代謝が急上昇しますよ」(渡邉先生)
【温活】朝、温かい飲み物を飲んで、腸も目覚めさせる!
朝食は絶対に抜かないで!と渡邉先生。
「朝食をとることで体温がポンと上がります。もし、食べられなくても、白湯やはちみつレモネードなど何か温かい飲み物を飲んで。腸を目覚めさせ、体温を上げる近道に」
【温活】お腹周りを温める腹巻も活用!
おなか周りを温めると、全身の代謝がアップ。さらに胃腸を温めることで熱の原料を作り出すことができるので、ぜひ、一日中腹巻きをする習慣を。
(右から)
お尻もおなかも温める、マシュマロのような感触の1分丈ボトム。
アモスタイル バイ トリンプ ホットアイテム腹巻付きボトムボーダー ¥1,690
(問)トリンプ
肌に優しいつけ心地。
ITSUMO 天然綿糸のはらまき ¥1,200
(問)東急ハンズ新宿店
腹巻きに抵抗がある人のための極薄タイプ。
ミッシーリスト シルク腹巻 キャミソール¥3,500
(問)銀座ロフト
\取材にご協力くださったエキスパート/
渡邉賀子先生
日本初「冷え症外来」を開設
「麻布ミューズリニック」名誉院長。漢方専門医。1997年、北里研究所にて日本初の「冷え症外来」を開設。漢方を中心に、冷え症の治療に従事。
石川泰弘さん
入浴法を指南する”お風呂博士”
「バスクリン」広報責任者、温泉入浴指導員、風呂博士として各地で演活動も行う。『お風呂の達人』(草思社)など著書も多数。
一鍬田朋子さん
腸を元気にする料理を提案
N.Y.でべジタリアン料理やマクロビオティックを学び、帰国後WholeFoodスクールの講師に。冷え解消レシピを雑誌やウェブで数多く発信。
森 和世さん
冷え対策ストレッチを考案
「ボディクエスト」ヨガ・エクササイズディレクター。カナダでヨガを学び、半年で10kg減量した経験から、キレイにヤセるメソッドを多数考案。
『美的』1月号掲載
撮影/井出眞諭(ストレッチカット)、中田裕史(静物) 料理制作・撮影/一鍬田朋子 イラスト/いいあいデザイン/GRACE.inc構成/小内衣子(PRIMADONNA)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。