すぐできる束感ヘアの作り方とヘアスタイル【14選】
まとまりよく見える束感ヘア。誰でもできるスタイリング方法や髪型を掲載。長さ別に『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。
- 束感ヘアスタイルの作り方
- 「ショート」の束感スタイル【4選】
・【1】束感の毛流れスタイル
・【2】ぷつっとバングの丸みスタイル
・【3】前髪の束感が女性らしいスタイル
・【4】小顔見せハンサムスタイル
- 「ボブ」の束感スタイル【3選】
・【1】ワンレンの動きあるスタイル
・【2】ワイドバングの骨格カバースタイル
・【3】あごラインの平行スタイル
- 「ミディアム」の束感スタイル【4選】
・【1】ミックスカールのお洒落スタイル
・【2】オン眉のカールで無造作スタイル
・【3】切りっぱなしの重めスタイル
・【4】ピンクカラーが可愛いスタイル
- 「セミロング~ロング」の束感スタイル【3選】
・【1】前上がりのふんわりスタイル
・【2】ワンカールの骨格補正スタイル
・【3】抜け感のゆるウェーブスタイル
束感ヘアスタイルの作り方
STEP1:ワックスを手に馴染ませる
ひとすくいして指の間にまでしっかり!
STEP2:下からワックスをもみ込む
下から手を入れ、毛先をくしゃっと握るようにしてもみ込む。表面より内側につくように。
STEP3:毛束をつまみ束感を出す
バランスを見ながら、ボリュームが欲しい部分の表面の毛束をつまみ、束感を出しつつ整形。
「ショート」の束感スタイル【4選】
【1】束感の毛流れスタイル
Point
えり足ギリギリの長さにカットしたショートヘア。サイドの髪は、耳たぶが出るくらいの長さに設定します。長めの前髪は、骨格に合わせて長さを決め、例えば丸顔さんなら、少し長めにカットすると骨格をカバーできます。また、ニュアンスとなる“隠し前髪”を短めに内側につくるのもポイントです。
【how to“カラー”】
カラーは無しで、地毛を活かします。
【how to“スタイリング”】
髪を乾かしたら、軽めのソフトワックスやバームワックスをクシャっと揉み込むだけの簡単スタイリング。スタイリング剤は、ツヤ感と束感が出るタイプがおすすめです。
担当サロン:grico(グリコ) 吉塚さとりさん
【2】ぷつっとバングの丸みスタイル
Point
カットベースは、低めのグラデーションにすることで丸みを出しつつ、ライン感を緩和。前髪は目の下3cmで真っ直ぐにカットし、角を落とすことで柔らかさがありクールに寄り過ぎない仕上がりに。
【how to“カラー”】
カラーは、8レベルのアッシュブラウンをチョイス。定番カラーとして人気で、髪の透明感を引き出してくれます。髪色を美しく見せ、赤みをおさえてくれるのも◯。
【how to“スタイリング”】
160℃のストレートアイロンを、全体的に軽く通します。バックは、やや内巻き、前髪は、骨格に沿わせるイメージでできるとグッド。毛先からスタイリングオイルをパラパラと髪が動くように軽くなじませます。最後に、毛束を裂くか、コーミングすると束感がつくりやすくなります。
担当サロン:Laf from GARDEN(ラフフロムガーデン) 山中さくらさん
【3】前髪の束感が女性らしいスタイル
Point
カットは、サイドを耳たぶの長さに設定し、前髪ともみあげを繋いだマッシュベース。えり足は短めにすっきりさせ、丸みシルエットになるようグラデーションで切っていきます。
【how to“カラー”】
カラーは、6レベルのオリーブグレーで地毛風カラーに。寒色系をセレクトすることで、地毛では味わえない軽さと透け感をプラス。透明感のある仕上がりを叶えます。
【how to“スタイリング”】
基本的にはドライヤーで乾かすだけでOK。乾かす時、えり足が浮かないようドライヤーの風を上から当て、後頭部は根元をふんわりさせるとグッド。また、前髪はゆるいカール感があると手をかけている印象を与えるので、マジックカーラーを巻くと◯。スタイリング剤は、軽めのスタイリングオイルをチョイスして、ナチュラルに仕上げます。毛先2〜3cmになじませ、空気感がでるようバランスを整えたら完成です。
担当サロン:GARDEN ginza(ガーデンギンザ) 今野佑哉さん
【4】小顔見せハンサムスタイル
Point
前髪をほおの高い位置の長さでカットし、サイドにつなげて毛流れをつけます。サイドはギリギリ耳にかかる長さで。バックにかけては緩くラウンドさせて丸くつなげます。トップのウェイトラインは、やや低めにするのが女っぽく仕上げるポイント。
【how to“カラー”】
カラーは10レベルのオリーブベージュをセレクト。トレンドのベージュの中でも甘さがなく、格好良さと柔らかい透明感のあるカラーリングです。
【how to“スタイリング”】
全体をストレートアイロンで後ろに流すイメージでワンカール。軽めのオイルを手に取り、オールバックをするようになじませます。手ぐしで根元を立ち上げ、振り落としてバランスを整えたら完成です。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA(ガーデンヨコハマ) 井上珠実さん
「ボブ」の束感スタイル【3選】
【1】ワンレンの動きあるスタイル
Point
カットベースは、あごラインのワンレングスボブ。アンダーは低めに、中間からトップにかけては高めでグラデーションを入れ、柔らかな動きを出しやすくします。
【how to“カラー”】
カラーは、人気のアッシュベージュを10レベルで。明るめですが、寒色系にすることで赤みを打ち消し、透明感のある仕上がりを叶えます。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、毛先と顔まわりに少しカールをつくように仕上げます。バーっと髪を左右に揺らしながら、オイルをしっかりなじませ、束感をメイク。ラフに耳にかけてから、落ちてきた毛束やもみあげの髪をポイントで引き出し整えたら完成です。
担当サロン:MINX青山店(ミンクス アオヤマテン) 和田流星さん
【2】ワイドバングの骨格カバースタイル
Point
カットベースは、あご下3センチのワンレングスボブ。タイトにまとまりやすくするためにインナーはグラデーションでカットします。前髪は、眉が隠れる長さのワイドバングに。
【how to“カラー”】
カラーは、8レベルのオレンジブラウンをセレクト。明るさのあるブラウンで、イエベ、ブルベ問わず、日本人の肌によく似合うカラーリングです。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、丸みをつけずにまっすぐ下に落とすようにアイロンを通します。頭のハチやえり足は、浮きやすいので、乾かす時からボリュームをおさえるとグッド。スタイリング用のオイルを中間〜毛先に揉み込み、全体になじませます。最後に残ったもので、前髪の束感を整えたら完成。オイルの塗布量は、髪質に合わせ、軟毛さん・細毛さんは少なめ、硬毛さん・太毛さんは多めに調整してください。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA(ガーデンヨコハマ) 井上珠実さん
【3】あごラインの平行スタイル
Point
カットベースは、あごラインの平行ボブ。えり足のラインをしっかり出すことで、きちんと感を演出。前髪は、鼻先の長さでカットし、流れやすいように調整します。また、動きを出しやすくするために、量感を整えながら、膨らまないように。
【how to“カラー”】
カラーは、6レベルのダークグレージュをチョイス。くすみ感があり、トーンを落として大人っぽいイメージに。寒色でもツヤ感がり、赤みをおさえます。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、全体を外ハネに。顔まわりをリバースに巻いてS字カールをつくると、ラフな動きでこなれ感のある仕上がりに。前髪は、ドライヤーで根本を立ち上げてから、毛束を持ち上げてアイロンでワンカールさせると後ろに流れやすくなりますふわっとした質感になるオイルを手に馴染ませてから、もみ上げ、えり足、表面の順に指を通すように内側から塗布します。前髪は、髪を持ち上げてから毛先のみにつけると、束感がつくれ、ふわっと感がキープできます。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA(ガーデンヨコハマ) 東千夏さん
「ミディアム」の束感スタイル【4選】
【1】ミックスカールのお洒落スタイル
Point
カットは、鎖骨レングスのワンレングスに。顔まわりとトップにレイヤーを入れて、毛先に動きを出しやすくします。前髪は、束感がつくりやすい薄めに。目の高さでラインでカットしたサイドバングは、おくれ毛と繋げることで小顔効果も。
【how to“カラー”】
カラーは、トレンドの兆しがある暖色系をいち早く取り入れ、9レベルのウォームブラウンに。落ち着いた印象で、ツヤ感と透明感が欲しい人におすすめのカラーリングです。
【how to“スタイリング”】
32mmのコテで、毛先を外ハネにワンカール、表面と顔周り、おくれ毛は、毛束を上に持ち上げて内巻きにするのがポイントです。前髪は、マジックカーラーでナチュラルに。シアバターor軽めのオイルをなじませますが、スタイリング剤も巻いた位置でつけるとふんわり仕上がります。慣れれば5分でできる簡単ヘアです。
担当サロン:THE GARDEN TOKYO(ザガーデントウキョウ) 田中麻由さん
【2】オン眉のカールで無造作スタイル
Point
鎖骨下でカット。表面はほんのりレイヤーをいれつつ、すそはあつみが出るように重めにカット。前髪は眉上1センチでカットして少し束感が出るようにしました。パーマはリップラインから無造作に1.5回転のパーマをかけています。デジタルパーマでかけるのでダメージレスにご自宅でのお手入れも簡単。
【how to”カラー&スタイリング”】
12トーンのピンクベージュ。毛先はハイライトでナチュラルなグラデーションになるようにしています。
パーマをかけているので、スタイリング剤はバームとオイルを1:1でまぜてもみこむだけ。
担当サロン:Maria by afloat(マリア) 山田祐里さん
【3】切りっぱなしの重めスタイル
Point
カットは、鎖骨ラインで切りっぱなしに。中間〜毛先は毛量調整し、重さは残しつつ動きをプラス。前髪は、眉と目の間でぱつっとカットし、サイドバングは輪郭に沿わせて切ることで小顔効果が望めます。
【how to“カラー”】
カラーは、7レベルのラベンダーベージュに。ツヤ感&柔らかい質感をもたらし、ダメージを受け黄色くなった髪色でもキレイに仕上げることができます。
【how to“スタイリング”】
32mmのコテで全体を外ハネにして、顔まわりをリバースに巻くだけ。重めカットでまとまりがよく、簡単なスタイリングでもキマるので、アイロンが苦手な人にイチオシです。セット剤は、束感とツヤ感を出すバームを、中間から毛先になじませたら完成です。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA(ガーデン ヨコハマ) 豊田楓さん
【4】ピンクカラーが可愛いスタイル
Point
ベースカットは胸上の長さで前上がりにカット。トップにはローレイヤーを入れて巻いた時に動きが出やすくなるようにしています。切りっぱなしのように、毛先を重く残しすぎないカットに。薄めに束感のある前髪を作ることで額に隙間が作られて明るい印象に。
【how to“カラー”】
カラーは10トーンのピンクブラウンカラー。ブラウンを少なめの配合にすることでピンクの発色を濃くしてくれます。
【how to“スタイリング”】
全体を外ハネベースに巻き、頭のハチより上の部分を内巻きワンカールに。サイドのアンダー部分のみ、S字の波カールを作っておくことでお顔、首元を引き締めて見せます。サイドバングは外巻きにして、横に流れるような毛流れを。前髪は強く内巻きにせずナチュラルに。最後はスタイリングオイルで髪に艶とまとまりを出しました。バングの束感が作りづらい時は、オイルをつけてからコームでとかすのもおすすめです◎。
担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ) 相楽 千尋さん
「セミロング~ロング」の束感スタイル【3選】
【1】前上がりのふんわりスタイル
Point
ベースカットは、前上がりのワンレングス。顔まわりからレイヤーを入れ軽さを出します。前髪は、シースルーバングに。骨格にあわせたおくれ毛は、結んだ時のニュアンスにも。
【how to“カラー”】
カラーは、顔まわりとトップに細めのハイライトを入れ、ベージュをオンカラー。ベージュはファッションを選ばない万能カラーで、柔らかい印象を与えます。また、夏の強い日差しに当たっても、綺麗な色が持続します。
【how to“スタイリング”】
32mmのカールアイロンで、全体を内巻きに。カールは強めがグッド。耳より前の髪は、フォワードに巻くと華やかなカール感がでます。おくれ毛もワンカール内巻きにしたら、キープ力のあるバームを毛先中心に塗布します。前髪は、手に残っているものを毛先半分につけてから、指でつまんで束感を整えます。
担当サロン:MINX銀座店(ミンクス ギンザテン) 川上春香さん
【2】ワンカールの骨格補正スタイル
Point
カットはレイヤーをいれて、顔まわりとトップに動きを出します。前髪は長めのシースルーでおでこをカバーして小顔効果を。
【how to“カラー”】
カラーはダブルからーで、ブリーチ2回の12トーンのミルクティーベージュに。透明感を出してやわらかな印象にします。
【how to“スタイリング”】
32ミリのコテで毛先と前髪を外ハネにし、表面の毛を内巻きにします。毛先は表面と下で2段で巻きます。顎下あたりにワンカール来るようにして、顎のとんがりをカバーします。スタイリング剤はオイルで艶と束感を出しスタイリングします。
担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 小笠原剛さん
【3】抜け感のゆるウェーブスタイル
Point
胸下10cmのグラデーションロング。動きを出しつつ、重めのベースをつくります。前髪は、眉下のシースルーでややラウンドにカット。顔まわりに流れがでることで小顔効果にも。おくれ毛はあご下2cmにカットします。
【how to“カラー”】
カラーは、10レベルのオリーブグレージュに。グレージュの透明感を活かしながら、オリーブ系をMIXすることで落ち着いた大人っぽい印象となります。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、32〜40mmの太めのロッドで、波ウェーブになるよう中間〜毛先を平巻きで巻きます。カールの重さがアウトラインにたまるとガーリーになるので、中間からゆるっとさせるのがポイントです。前髪は、左右が“ハの字”になるようリバースに巻きます。
スタイリングは、全体を8割ほどドライしてから(乾いている状態なら、カールが復活する程度に濡らします)、重めのオイルを中間から毛先にかけてなじませ、濡れ感っぽく仕上げます。手に残っているオイルを、前髪とおくれ毛につけて束感を整えたら完成です。
担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。