ヘアスタイル・髪型
2023.6.27

黒髪・暗髪系ミディアムは、パーマで柔らかく!【実例まとめ】

暗めの髪色でも柔らかい抜け感になれるパーマミディ。キレイめだったりこなれ感が出る髪型を掲載。前髪あり・なしなどを『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介いたします。

「どんな顔型でも似合う」黒髪パーマ×ミディアムスタイルはこれ

Point

パーマは髪質に合わせ、硬毛の人はクセがつきやすいデジタルパーマ、軟毛の人はダメージの出にくいエアーパーマがオススメ。表面は23mmのロングロッドでスパイラル巻き、それ以外は20mmのロッドで平巻きメインのパーマをかけます。前髪は25mmのロッドで内巻きに。


【how to“ベース&カラー”】
鎖骨下3cm、水平にカットし丸みが出るよう毛先はグラデーションカット。裾は重たさを残しつつ、表面にレイヤーを入れ動きを出しやすくします。さらに全体にスライドカットを入れふんわり感をプラス。前髪は目の上で自然に流れるようスライドカットを。カラーは9トーンのチョコレートアッシュ。赤みも黄みも出さず透明感があり、好感度の高いカラーです。


【how to“スタイリング”】
スタイリングは濡れた根元を乾かしてから、毛先は手のひらに乗せ、持ち上げて軽く握るように乾かすとカールが復活します。ムースをもみ込み、片側だけ軽く耳にかければ完成です。片側だけ耳かけするとスッキリ見えるしこなれた印象にも。パーマをかけているのでスタイリングが簡単。朝が忙しい人にも嬉しいスタイルです!

担当サロン:MINX 原宿店(ミンクス ハラジュクテン)  藤田昂補さん

 

「前髪あり」ミディアム×黒髪パーマスタイル【4選】

【1】ウルフ風カットとパーマのカジュアルスタイル

Point

カラーは7レベルのベージュアッシュ。どんな肌色にも似合うブラウンで、ダークカラーでも柔らかさを演出します。


【how to“ベース”】
鎖骨くらいの長さで外ハネにカットし、顔まわりにウルフ風の軽さを出します。結べる長さをキープしているのも◎。前髪は抜け感を出すものの、シースルーほどすき間を作らずライン感を残しています。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマの場合:全体のバランスを見ながら17〜23mm のロッドで細かくMIXに巻きます。毛先は17mm、前髪はピンカールでランダムな動きが出るように。髪を乾かす前に洗い流さないトリートメントミルクをつけ、やや水分が残っている状態に毛先から全体的にオイルを塗布します。顔まわりの動きや毛束を調整したらフェニッシュ。

ノンパーマの場合:26mmのアイロンでベースを外ハネに、全体をフォワード&リバースのMIX巻きにしてパーマと同様に仕上げます。くせ毛を活かしたい人は、洗い流さないトリートメントミルクを塗布し、軽く乾かしてからオイルを揉み込むようにつければOK。

担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン)  田中美有里さん

 

【2】無造作パーマが大人お洒落スタイル

Point

カラーリングは6レベルのアッシュベージュに。やや暗めですが日本人特有のオレンジ色を打ち消し、色気があり柔らかい雰囲気を与えてくれる色味です。


【how to“ベース”】
鎖骨の長さでボブベースにカット。フロントにしっかりレイヤーを入れて、顔まわりに動きと抜け感のあるウルフっぽい表情にします。前髪は目にかかるくらいの長さに切ります。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは20〜15mmのロッドで根元までパーマをかけます。前髪はゆるめにランダムなピンパーマを。スタイリングは、毛先のみを濡らしてトリートメントムースを揉み込んでから軽くドライヤーで乾かします。乾燥する季節なので、ムースは多めにしっかり塗布して、水分を閉じ込めて。アイロンで巻く場合、26mmのカールアイロンでリバース&フォワードのMIX巻きに。パーマでも、アイロンでも前髪は無造作に仕上げるのがコツ。

ストレートタッチにするなら、手ぐしで伸ばしながら乾かします。指を使って外ハネにしつつ、表面に動きを出すと洗練された表情に。ナチュラルにヘアオイルをさらっとつけたら完成です。

担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン)  田中美有里さん

 

【3】外国人風カールで小顔見せ効果スタイル

Point

カラーはアッシュブラウンを7レベルで。落ち着いた色味ですが、透け感を感じられるトレンド色。


【how to“ベース”】
全体を鎖骨下の長さでカットし、顔まわりにたっぷりレイヤーを入れてあごラインを包み込むようにします。ウルフの軽さを出しつつ、ベースの重さを残るのが今どきポイント。前髪は目上ギリギリ、サイドをほお骨ラインでカットすることで目元の印象をアップします。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、えり足を細めのロッドで外ハネに、通常のロッドと円すいロッドをランダムなMIX巻きにします。異なるウェーブの表情が、くせ毛のようなラフな動きをつくります。前髪もやや強めに巻きます。やさしいパーマ剤でじっくりかけることも柔らかい質感の鍵に。

スタイリングは、固まらないタイプのソフトジェルを。パーマヘアなので、保湿力の高いものがおすすめです。毛先から揉み込んで全体になじませてから、手ぐしでほぐすようにスタイリングします。前髪は表面のみ、クシャと揉み込んで。

担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン)  本木ヨシヒサさん

 

【4】時短と小顔を叶える外ハネスタイル

Point

カラーは、5レベルのバイオレットアッシュに。地毛風カラーで、髪を柔らかく見せ、透明感を与える色味。肌馴染みもいい美人カラーです。


【how to“ベース”】
カットベースは、顎下3〜4cmのボブ。表面にレイヤーを入れ、ふわっとした動きとくびれをプラス。さらに、毛先が動くようにスライドカットを施します。前髪は、おでこの肌が見えるように間引くようにカット。


【how to“パーマ&スタイリング”】
円錐型のロッド(20mm前後)でSカールをつくるようにパーマデザインします。アウトラインは、外ハネにするのがポイント。スタイリングは、半乾きの状態でソフトタイプのジェルを全体に揉み込み、自然乾燥するだけ。ウェットならモードっぽく、ドライな質感ならフェミニンに仕上がります。最後に、毛先をつまむように束感を出すとグッド。

担当サロン:MINX青山店(ミンクス アオヤマテン)  歳嶋建国さん

 

「前髪なし」ミディアム×黒髪パーマスタイル【4選】

【1】多毛を柔らか見せするミディー

Point

パーマは、26〜38mmのロッドを使い、毛先から2回転の平巻きに。トップのみ、根元まで巻き込むことでふんわりとした柔らかいカールを叶えます。


【how to“ベース&カラー”】
カットは、鎖骨ラインでグラデーションスタイルに。トップにのみレイヤーを入れ、さらにスライドカットで浮遊感をプラスします。前髪は、リップラインを基本に、丸顔さんは長め、面長さんなら短めと骨格に合わせてカットします。

カラーは、8レベルのココナッツベージュに。ベージュの柔らかさに加えて、しっとりとした質感で深みがある色味です。赤みをおさえたニュートラル色なので、アッシュからのカラーチェンジにもぴったり。


【how to“スタイリング”】
スタイリングは、ソフトワックスにオイルを少し混ぜ、中間から毛先に揉み込みます。オイルをMIXすることで、ツヤ感とゆるっとしたニュアンスが出しやすくなります。

担当サロン:grico(グリコ)  原田直美さん

 

【2】骨格カバーもできるボリュームアップスタイル

Point

柔らかな質感のパーマをかけてボリュームを出し骨格をカバー。


【how to“ スタイリング”】
髪の暗さもボリュームが出ているように見えるので、暗く設定。顔周りに沿う髪で、さらに骨格をカバーできる。

担当サロン:ciel(シエル)  橋本和佳奈さん

 

【3】かき上げバングとゆるパーマが可愛いスタイル

Point

カラーは柔らかさとツヤ感のあるアッシュベージュに。


【how to“ベース”】
鎖骨下くらいのレングスでカットし、顔まわりにレイヤーを入れます。前髪はアゴ下の長めに設定して、サイドに繋げて流れるようにカットすることで、髪をアップにした時、大人っぽく下ろしても一緒にまとめることもできます。


【how to“パーマ&スタイリング”】
硬毛やアイロンカールがとれやすい人は、太めロッドでデジタルパーマをかけます。ドライ後、32mmのアイロンを使い、全体を外ハネに巻いてから、中間をフォワード&リバースのミックス巻きにします。顔まわりと前髪はリバースに巻いてふんわり華やかさをプラス。

ややキープ力がありセミウェットな質感のバームを中間〜毛先に塗布。手に残っているスタイリング剤を前髪の中間〜毛先につけたら完成です。

担当サロン:MINX 銀座店(ミンクス ギンザテン)  田中柚衣さん

 

【4】ゆれるカールがナチュラルな愛されスタイル

Point

カラーリングは、7レベルのラベンダーベージュに。日本人特有の髪の赤みを抑えつつ、透明感と柔らかさを演出する色味で、肌写りをキレイに見せる効果も。


【how to“ベース”】
ベースを鎖骨下の長さでやや前上がりにカットし、顔まわりとトップにレイヤーを入れて軽さを表現します。前髪は目にかかるギリギリの長さで薄めにとり、スタイリングによってはかきあげでも、下ろしてもOKな長さにします。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは20〜22mmのロッドで毛先を一回転半巻きます。表面は毛先巻きでなく中間巻きにして柔らかいニュアンスに。

スタイリングは、髪が乾いている場合はスプレーなどでセミウェットな状態にしてから、シアバターやオイルクリームを毛先から根元まで塗布します。キレイに仕上げるコツは、スタイリング剤を手に取ったら、手の平だけでなく指先や指の間までまんべんなく伸ばし、髪にしっかり揉み込みながらつけること。前髪は軽く濡らしたら根元が立ち上がるようにドライヤーの風を当て、ふんわり仕上げます。

担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ)  田中麻由さん

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事