お悩み別ケア
2022.6.27

まるっと解説!エイジングケアとは?【お手入れ方法6選】

エイジングケアをはじめたいけど、一体なにから手をつければいいか分からないもの…。そもそもエイジングケアっていつからはじめるべき?エイジングケア向け成分から美容のプロに教わるお手入れ方法をご紹介します。エイジングケアをはじめようと考えている人はぜひ参考にしてみて下さい!

「エイジングケア」とは?こんな人におすすめ

美容エディター・ライター

もりた じゅんこさん


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エディター

大塚 真里さん


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  • ひと晩寝ても肌の疲れが取れにくい
  • 以前よりハリツヤがなくなってきたと感じる
  • シミの面積が増えてきた(ケアしても消えにくい)

エイジングケアをスタートするべき「タイミング」

日本化粧品検定協会代表理事

小西 さやかさん


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Q:アンチエイジングケアは早すぎると意味がないってホント?
A:ウソ
「そんなことはありません。アンチエイジングケアは、早ければ早いほどよいですね。というのも、化粧品は基本的にはシワやシミなど“予防”に使用するもの。シワやシミができてしまったあとでは、効きにくくなってしまいます。エイジングサインが出始める前から使用し、防ぐことが大切ですよ。

また、乾燥小じわも放っておくと、やがて大きく深いシワになってしまいます。ぜひ若いうちから、エイジングケアは取り入れましょう」(小西さん)

 

エイジングケアにおすすめの「成分」

株式会社Nuzzle 代表取締役

近藤和裕さん

カラーズ株式会社 研究開発部 部長

岡野利彦さん

  • 年齢を重ねると肌は弾力を失い、シワやたるみが増えます。
  • その原因は、紫外線や外的影響、ストレスなどによって肌の奥の真皮がダメージを受け、さらに代謝の低下によって新しい肌が作られにくくなるから。
  • 加齢によって不足するものを補い、肌本来の生き生き感をサポートするのがエイジングケア系の美容成分です。
  • ビタミンA・B3・Cにも同様の働きが。

「新しい細胞の産生をサポートする成長因子などの成分をひとつ取り入れるといいでしょう」(近藤さん)

「毛細血管の血行を促して、肌に栄養を行き渡らせることもエイジングケアにつながります」(岡野さん)

【グロースファクター】新しい肌細胞をどんどん作り出す“細胞成長因子”

  • 略して“GF”。元々肌に存在し、細胞の増殖をサポートするもの。
  • 肌のための美容成分としては、表皮の代謝を整えるEGFと、真皮の線維芽細胞を増やしてハリ・弾力をサポートするFGFの2種が多く使われます。

\近藤さんおすすめ/

【おすすめアイテム】
Nuzzle フーミー|モイストエイジングケアローション

価格容量
¥2,530 200ml

グロースファクター含め30種以上の美容成分を配合。

【幹細胞培養液】成長因子やビタミン、アミノ酸を含む、肌活性の切り札

  • 幹細胞を培養した後の上澄み液。
  • サイトカイン(細胞を活性化する物質)やグロースファクターが豊富。
  • [成分表示名:ヒト脂肪細胞順化培養液、リンゴ果実培養細胞エキスなど]

【おすすめアイテム】
グランセル|コスメアカデミア ローション

価格容量
¥13,200 120ml

ヒト幹細胞培養液を、洗顔後の肌にたっぷり浸透させる化粧水。

【ポリアミン】細胞の増殖に欠かせない物質。さまざまな作用で肌の若さを保つ

  • ポリアミンとは動植物がもつ細胞増殖のスイッチをオンにする因子で、健康長寿のカギ。
  • ダイズの発芽種子からポリアミンを抽出したエキス。
  • [成分表示名:ダイズ芽エキス]

\近藤さんおすすめ/

【おすすめアイテム】
日本ゼトック セルエフ|インテンシブ コンセントレート

価格容量
¥8,800 30g

肌に浸透ルートを作ってポリアミンなどの美容成分を届ける。

【フラーレン】高い抗酸化作用でシワやシミを防ぐ!

  • 60個の炭素原子が規則的に並んだ集合体。
  • ビタミンCの約170倍もの抗酸化力をもち、持続力も高く、エイジングケアに高い効果を発揮します。
  • [成分表示名:フラーレン]

【おすすめアイテム】
トゥヴェール|水溶性フラーレン

価格容量
¥2,310 10ml

パウダー状のフラーレンを基剤に10%溶け込ませた美容液。くすみやたるみをケア。

【ウンシュウミカン果皮エキス】毛細血管の血行を促すヘスペリジンたっぷり

  • 血行促進効果のあるヘスペリジンを含有。
  • 毛細血管の血流量を高め、肌細胞のエネルギー産生を向上させるなどの効果があります。
  • [成分表示名:ウンシュウミカン果皮エキス]

\岡野さんおすすめ/

【おすすめアイテム】
マツモトキヨシ アルジェラン|モイストクリア ローション

価格容量
¥1,650 180ml

データを取得した良質なウンシュウミカン果皮エキスたっぷり。

 

【お手入れ方法1】毎日コツコツ「続けること」が大切

日本化粧品検定協会代表理事

小西 さやかさん


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「若いうちから高級コスメや栄養たっぷりの基礎化粧品を使用すると、肌を甘やかすことになるので逆効果……なんて話もありますが、これもウソ。美容液は使えるのであれば、若いうちからでも使ってOKです。とはいえ、スキンケアは毎日コツコツと肌を育みながら続けるもの。高価だから続けられないのではなく、無理なく、きちんと続けられる価格帯の商品を選ぶこともポイントです

ただし、お肌の油分に関しては10代~20代が高く、40代が一気に下がりますので、10代、20代は油分の与えすぎには注意しましょう」(小西さん)

 

【お手入れ方法2】口角を上げておく「トレーニング」

美容家

神崎 恵さん


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  • マスクの下で口角を上げておくトレーニング!

「意識するだけでも全然違うと思います。法令線は口周りの筋肉もすごく関係してくるので。寝転がって頭を少し浮かせ、左右に顔を振る首トレーニングも試してみて」(神崎さん)


【お手入れ方法3】「肌アイロン」で​​法令線撃退

美容家

石井 美保さん


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  • 法令線には私が提唱している、“肌アイロン”が効果絶大。
  • 肌なじみが良く、即、効果を感じられるクリームをたっぷり肌に塗ってから、老廃物やむくみを流すイメージで。

【How to】

  1. 片手でこめかみを斜め上に引っ張りながら、もう片方の手の薬指と小指全体を鼻からあごのラインに当てて、そこからこめかみまで優しく滑らせます。
  2. 左右10回くらい行なってみて。

【おすすめアイテム】
イプサ|クリーム アルティメイト [医薬部外品]

価格容量
¥22,000 30g

表情筋の衰えに着目。独自開発した成分“アミノA5GL-MUS”が肌を潤わせ、生命力のあるハリをプラス。

【お手入れ方法4】「シワケアコスメ」を奥まで塗り込む

美容ライター/美容家

内田芙美さん

  • 額は、眉毛の上から生え際に向かってシワを押し上げてからシワケアコスメをたっぷりと。

【How to】

  • 目尻は、シワを指で広げてしっかり塗り込み、仕上げにこめかみをキュッと引き上げ形状記憶させます。レチノール入りのものが◎。


【おすすめアイテム】
ヘレナ ルビンスタイン|リプラスティ パワ A+H.A. デュオ

価格容量
¥66,000 (エモリエント セラム 30ml+スムージング クリーム 29.4g)

分子量の異なる3種のヒアルロン酸のセラムと、ピュア レチノールを配合したクリームがセットになった、夜の集中ケア。

【お手入れ方法5】帰宅後の「2ステップ」で目の周りの小ジワを予防

美容家

岡本静香さん


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  • 目元の小ジワ悩みは、帰宅後、メイクを落とさず長時間過ごす人に多い傾向が。
  • 乾燥や色素沈着しやすいので、まず落とし、オールインワンで保湿を徹底。
  • スキンケアはお風呂上がりにゆっくりでもOK。

【おすすめアイテム】
SHISEIDO|コンプリート クレンジング マイクロフォーム

価格容量
¥4,950 180ml

潤いを保ちながらすっきり洗い上げる。

「メイクも落とせる泡状の洗顔料は、“洗いたい欲”がわいてくる」(岡本さん)

 

【お手入れ方法6】アンチエイジング最強「食材」

管理栄養士

釜野 菜帆さん

野菜

  • パプリカ
  • ブロッコリー
  • 青菜類
  • トマト

「野菜の中でも緑黄色野菜には、コラーゲンの生成を促す・抗酸化作用・メラニン色素の生成を防ぐなどの効果があるビタミンCが含まれています。種類で言うと、パプリカ・ブロッコリー・青菜類・トマトなど。中でもパプリカは、カロテノイドと呼ばれる色素が多く含まれており、抗酸化力が期待できます。

カロテノイドは、カロテンとキサントフィルの2つのグループに分けることができ、老化を遅らせるには、キサントフィルのほうがより有効だと言われています。赤パプリカには、そのキサントフィルがたくさん含まれています。(ニンジンの約50倍、トマトの約100倍)また、ビタミンC量は野菜の中でも断トツで、ビタミンA(β-カロテン)やビタミンEも豊富に含まれる美肌食材です。(β-カロテンは体内でビタミンAに変わる栄養素)

また、トマトのリコピンは、優れた抗酸化作用をもつカロテノイド色素です。紫外線を浴びるとシミやそばかすができやすくなりますが、トマトに含まれるリコピンには、メラニン色素の生成を促進する活性酸素を抑える働きがあるといわれています。リコピンのほかにもビタミンA(β-カロテン)とビタミンCもしっかり含まれているのが特徴です。

そのほかにも、緑黄色野菜のアボカドに含まれるビタミンEには、肌荒れの改善や細胞の新陳代謝を促す効果があるため、若々しい肌を維持し、肌に潤いをもたらします。またビタミンEは、ビタミンAやCと一緒にとることで、その作用がさらに高まるというのも特徴です。また、上記に紹介しているビタミンCも含まれているため、さらにエイジングケア効果が高い食材といえます。ビタミンCには疲労回復や美白効果もあるので、美容にぴったりです」(釜野さん・以下「」内同)

フルーツ

  • キウイ
  • イチゴ
  • 柑橘類
  • リンゴ
  • プルーン
  • ブドウ
  • レモン

「フルーツの中でも、抗酸化作用のある栄養素を多く含む、柿・キウイ・イチゴ・柑橘類・リンゴ・プルーン・ブドウ・レモンなどがおすすめです。例えば、レモンに多く含まれるビタミンCの抗酸化作用は、老化予防に役立ちます。また、ビタミンCにはコラーゲンの合成を助ける働きもあるため、シワやたるみを防ぐ効果が期待でき、さらにメラニン色素の沈着を防ぐ働きもあるので、シミ予防にも効果的です。また、プルーン・リンゴ・ブドウには老化の原因となる活性酸素を抑えてくれるポリフェノールも含まれています」

肉・卵・大豆製品

「肉・卵・大豆製品などには、たんぱく質が豊富。たんぱく質にはコラーゲンの材料となるアミノ酸が含まれるので、こちらもアンチエイジングにおすすめの食材です」

海藻類・魚介類

「海藻類や魚介類には、抗酸化作用のあるミネラルが豊富です。魚にはタンパク質も多く含まれています」

おすすめの「調理方法」

「食材によっては、加熱でビタミンが少なくなってしまうものがあります。ビタミンA・D・K・Eが含まれる食材は比較的熱に強いのですが、ビタミンCに関しては熱に弱いです。また、油も酸化してしまうので、加熱はおすすめしません

紹介したビタミンCを含む食材としては、パプリカ・柿・レモン・キウイなどがあり、油の場合は、魚油・アマニ油・えごま油などがあります。基本的にはフルーツを食べる、または、生野菜サラダなどで、普段の食事で取り入れるのがおすすめです。肉・魚・卵などは、どのように調理しても大丈夫です」

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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