お悩み別ケア
2023.8.17

石井美保さん実践の「スキンケア・メイクテク」まとめ

みんなが憧れる美肌!白く透き通るようなツヤ肌の持ち主、美容家・石井美保さんの美の秘訣とは?石井美保さんが行っている美肌作りルールから日頃のスキンケアルーティーン&メイクテクをたっぷりとご紹介します。今日からマネできるテクばかりです!

美容家「石井美保」さんのプロフィール

美容家

石井 美保さん


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石井美保肌を作る「美肌ルール」

【1】憧れの石井美保肌になれる!「3つの美肌条件」

堂々たる石井美保さんの美肌。その条件は「ハリ、ツヤ、透明感、この3つが最高の状態でそろうこと。多くの人が、毛穴とかニキビとか、物理的な凹凸にばかり気をとられがちですが、本当に大切なのは“ニュアンス”。ハリ、ツヤ、透明感があれば、多少肌トラブルがあろうとも肌はキレイに見えるんです」

そんな、“石井美保肌”になるには?

「大前提が徹底した保湿。スキンケアからベースメイクまで保湿力がいちばん高いものを使い、一日中乾かない肌でいること。そして気合!脳と肌は直結しているので、いつもTVを見ながらなんとなくお手入れしているようではダメ。肌に本気で向き合い、肌細胞ひとつひとつにスイッチを入れていく。どうせ…なんて思わず、素直に受け入れられる人程、肌も素直に変わります」(石井さん・以下「」内同)

【石井美保肌】

  • 【ハリ】 顔表面の肌細胞すべてに「ハリなさい!」と活を入れ、スイッチをONにする意識が重要!
  • 【ツヤ】 笑ったとき頬にしっかりツヤが出る状態をスキンケアの段階で作れるかがカギ。
  • 【透明感】 しっかりお風呂につかり、潤いで満たされた肌の、あの透明感を常にキープすること。


【2】ツヤ肌のための「美容ルーティン」

  • 体全体を温める、油分をしっかりとる、お水を飲む、こまめな保湿

体が冷えているとツヤが出ないのでできるだけ温かい飲み物を飲んで、特に下半身を温めます。脂質を減らすと肌がパサつくので肉の脂身も食べますし、ナッツオイルも多くとっています。内側から潤すためにお水も飲みます。後は乾きを感じる前の保湿も習慣ですね。


【3】石井美保さんが本気でやってきた「7つの美白ケアルール」

  • 【ルール1】結果の見える角質ケアをルーティンに組み込む
  • 【ルール2】美白ケアは年間を通して。美容液を惜しみなくたっぷり使う
  • 【ルール3】摩擦はくすみの原因に。何があっても、肌をこすらない!
  • 【ルール4】ビタミンCコスメを何か1品取り入れる
  • 【ルール5】甘いものや糖質を食べすぎないよう意識して、糖化による黄ぐすみを防ぐ
  • 【ルール6】とにかく紫外線を浴びないこと。日焼け止めや日傘はもちろん、外出時間も意識
  • 【ルール7】水分をたっぷり入れると、それだけで透明感がアップ

\私のルーティンケア教えます!/

【ルール1】結果の見える角質ケアをルーティンに組み込む
「20代の頃、古い角質を取ってから水分を入れると、くすみが取れることに気づいたんです。透明感への最初の気づきでした。ただ、その後、毎日のようにこすって肌を傷めてしまった時期を経て、今は週に1回程度、マイルドなスクラブやピーリングマスクで取り去るやり方に落ち着いています。角層が整うと光をキレイに反射して、発光したような明るさが出ます」

【ルール2】美白ケアは年間を通して。美容液を惜しみなくたっぷり使う
「朝起きたら真っ先に鏡を見て肌の明るさをチェックする程、私にとってはくすみが大敵。だから、くすみの要因のひとつであるメラニンの生成を抑えるべく、美白美容液は年間を通して使っています。新製品は常にチェックしていますが、気に入ったものも長く使い続ける派」

【ルール3】摩擦はくすみの原因に。何があっても、肌をこすらない!
「私の肌を暗黒期から救ってくれたのが“こすらないケア”。きっかけはクレンジングを泡タイプに替えたことでしたが、その後、顔に何かを塗るときは力を入れず、指や手のひらを使うようにして摩擦レスを徹底したら、肌の調子が格段に上がりました。以前は超乾燥肌だったのがうそのよう。メイクでも“こすらない”を徹底しています」

Point

道具はできるだけ使わず摩擦が起こりにくい手で

「化粧水をコットンでつけると摩擦が起こりやすいので、ごくたまに拭き取りケアをするとき以外は手でつけます。美容液や乳液、クリームもすべて、まずは手のひらに広げてから、顔全体に包み込むようになじませます」

Point

クレンジングは泡で“ポフポフ”押し洗いで汚れを吸着

「メイク落としはもっぱら、自分で作った泡クレンジングを使用。手に泡をとり、顔の上で泡を“ポフポフ”バウンドさせるようにして押し洗いします。泡で落ちないような濃いメイクはしないことも意識」

Point

下地やファンデーションも手の甲の面でなじませる

「よく『ベースメイクには道具を使いますよね?』と聞かれるのですが、ほとんど使いません。下地やファンデーションは手のひらに広げて転写するようにつけ、アイシャドウやチークは指の腹でなじませています」

【ルール4】ビタミンCコスメを何か1品取り入れる
「美白コスメ同様、年間を通して使っているのがビタミンCコスメ。目的は主に毛穴ケアです。ビタミンCを肌に入れ込むと、毛穴が引き締まり、なめらかになってくすみが晴れるんです。ピュアビタミンCや高浸透ビタミンCのAPPSなどが配合されているものを選んでいます。ビタミンCを体内に取り入れることも意識していて、サプリメントも作りました」

【ルール5】甘いものや糖質を食べすぎないよう意識して、糖化による黄ぐすみを防ぐ
「スキンケアによって20代で一度克服したくすみが40歳を目前にして再び現れたとき、効果があったのは食生活の改善。私はケーキやお菓子、あめなど甘いものをとりすぎていて、肌の糖化による黄ぐすみが発生していたんです。今はたんぱく質を積極的にとることを意識し、甘いものや主食は1日の摂取量を考えてとっています」

【ルール6】とにかく紫外線を浴びないこと。日焼け止めや日傘はもちろん、外出時間も意識
「日焼けすると暗くくすみやすいので、20代の頃から気をつけていました。当時はまだ日焼け止めを毎日塗る習慣はなかったのですが、海や山には行かない、夏の休日は夕方から出かけるなど、紫外線を避けて過ごしていました。今は乳液や美容液のように心地よい日焼け止めを年間を通して塗り、晴れた日の外出時は日傘を差しています」

\自分で作った日傘が夏の日の味方/

【ルール7】水分をたっぷり入れると、それだけで透明感がアップ
「私のスキンケアのモットーは、まず何よりも保湿。水分をしっかり入れ込むと、肌の色は変わらなくても透明感が出て明るく見えるんです。乾燥しているときと潤っているときでは合うファンデの色も変わると感じるぐらい。化粧水やシートマスク、美容液で水分をたっぷり入れ、夜はそれだけでお手入れを終えることも。朝は乳液とクリームで仕上げます」

 

【4】「疲れリセット」基本ルール

  • 【ルール1】夜はできるだけ早く寝る
  • 【ルール2】湯船で体を温める
  • 【ルール3】血行ぐすみにアプローチするスキンケアを取り入れる

「日々撮影や取材をこなしながら美容サロンの運営も行っているので、どうしても帰宅が遅くなってしまいます。疲れを取って美肌を保つには、睡眠がいちばん。疲れると巡りが悪くなってくすむので、湯船で体を温めることも大切です。私は、湯船につかりながらタブレットで仕事の残りを片づけるなど、入浴の時間をできるだけ有効利用するようにしています。まずはこのふたつを徹底することが、疲れリセットと美肌のカギです」

「今はいい製品がたくさんあるので、自分が陥りやすい疲れを癒してくれるものを常備しておき、状況に応じて取り入れるのがおすすめです。私の場合、定番は血行不良にアプローチするスキンケアですね」

【ルール1】夜はできるだけ早く寝る
「どんなスキンケアよりも肌を立て直してくれるのが睡眠。夜はシンプルなお手入れでさっさと寝てしまいましょう!眠りを深くする香りアイテムを取り入れるのもおすすめです」

【ルール2】湯船で体を温める
「疲れると血行が悪くなり、くすみやむくみが発生します。それを解消するのが入浴。入浴剤で発汗を促すとさらに効果的。体がすっきりすると、スキンケアの意欲もわきます」

【ルール3】血行ぐすみにアプローチするスキンケアを取り入れる
「常に多忙で血行が悪くなりやすい人は、血流にアプローチするスキンケアをベーシックケアに取り入れるとくすみにくくなります」

 

石井美保肌になるための「4つのスキンケアテク」

【1】「フェースライン」を引き締めるセルフケア

「口角が下がっているのが悩みだったので、マスクを日常的にするようになってから、これはチャンスとばかりに四六時中表情筋を鍛えるように(笑)。マスク着用時は、口を閉じて口角を上げ、舌を上あごにべったりつけておくという以前から習慣づけていたエクササイズがいつでもできますし、頬の筋肉を目の下までグッと笑顔で押し上げたり、歯が見える程口角をつり上げたり…。素顔では怪しまれてしまう表情も人目を気にせずできてまさにトレーニングに最適な環境!結果、口角が上がっただけでなく、平面的だった頬が立体的になったんです。

またマスク生活で肌あれや肌のたるみが悪化してしまったという悩みをよく耳にするのですが、“見えないから”といってメイクを省略しがちなことが原因である場合が多い気がします。朝のスキンケアをしっかりして、クリームでたっぷり保湿。ファンデーションで保護膜を作ることで摩擦を抑え、いいコンディションを保てます。

どうせマスクをするのだからといって諦めたり気を緩めること、それこそがたるみ肌に近づいてしまう危険行為。マスク時代を味方につけて、賢くフェースラインも肌も引き締めていきたいですね」

\たるまない姿勢を意識/

【1】肌アイロンでフェースラインを形状記憶
「リフトアップ系のクリームか美容液を塗るタイミングで肌アイロンをするのが、フェースラインの引き締めに効果的。摩擦が起きないよう指にたっぷりとり、塗る方と逆側の手でこめかみを引っ張りながら、もう一方の手の薬指と小指全体で力を入れずにこめかみまで一方向に10回程なぞります。その際、手のひらでモタつきを包み込むようにして押し上げると効果的。毎日積み重ねることで肌が張力を記憶し、ハリのある輪郭をキープできます」

\滑らせるように/

【2】頭皮マッサージで、 その日のむくみ、その日のうちにケア!
「頭皮とフェースラインはつながっているので、頭のコリやむくみはダイレクトに輪郭にも影響します。疲れをためずに毎日のヘアケアで滞りをリセットしましょう。ukaのケンザンミディアムと、デンキバリブラシはデイリーケアに、コリがひどいと思ったときにはリファのマッサージャーでしっかりめにもみほぐすと、むくみが取れてスッキリした顔に。気になったときに指の腹でハチから頭頂部のゾーンを引き上げるようにマッサージするのでも充分効果的」

\グイグイッ!/

【3】たんぱく質中心の食事+サプリメントでハリを出す!
「肌を作る成分・たんぱく質は、補わなければどんどん減っていってしまう栄養素なので、日常的に食事で取り入れるのがおすすめ。私は毎日お肉を最低でも150g、卵は1個分食べるようにしています。食事で補えないものはサプリメントに頼るのも手。施術中に気づいたのは、40歳を超えてから肌の弾力不足に悩む人は砂糖を毎日摂取しがちだということ。私は、糖化とビタミンC不足をケアできるサプリメントをお守りのようにもち歩いています」

\たるまないための第一歩! 枕選びが実は大切/
「睡眠時の姿勢が原因でシワやフェースラインのたるみを引き起こしてしまうことも。首に負担がかからないように、私は子供用の低い枕に、あお向けで寝ています」

 

【2】「こすらない」ケア法

  • 手を横に“引く”のは基本NG。
  • “なじませる”“押す”動作で汚れを浮かせ、潤いを入れ込む

\基本の動作は“押す”のみです/

【How to】
(1)クレンジングは量がカギ。たっぷりなじませて、メイクを浮かせる
「クレンジング料は、こすらなくてもメイクが浮かび上がるようたっぷりの量を使うことが大切。メイクが濃いならバームやオイル、薄めならクリームやミルクなど、メイクの度合いに合うものを選ぶことも必要です。顔全体に優しく広げ、手のひらでプッシュするようにして汚れとなじませ、ぬるま湯ですすぎます」

\最低でも規定量を。しっかりメイクの日は量を増やして。たっぷりと/

\顔全体になじませた後、手のひらで吸着するように/

(2)洗顔は泡に汚れを吸着させるような気持ちでポフポフ押し洗い
「泡立つ洗顔料の場合、泡の表面に汚れを吸着させるべくしっかり泡立てることがこすらず汚れを落とすカギになります。泡を両手に広げたら、ポフポフと顔の上をバウンドさせて押し洗いを。細かい部分は指の腹でこすらず押し洗いして、冷た過ぎない水ですすぎます。泡立たない洗顔料の場合はクレンジングと同様に」

\たっぷりの泡を作ったら両手に広げます/

\泡でポフポフ押し洗いし汚れを泡に吸着させて/

(3)化粧水・美容液・乳液・クリームはすべて手のひらで押すように浸透させる
「洗顔後、肌につけるものはすべて両手のひらや指の腹に薄く広げ、それを肌に“転写”させるように押してなじませます。手を横に引かず、マッサージもしません。こすらずにすべてのお手入れを終えると、肌にかかる負担が格段に減り、徐々に乾燥しにくくなって、くすみや赤みもない肌へと変わっていきます」

\すべての保湿アイテムはまず、両手に広げます/

\薄く広げたものを肌に転写するようになじませて/
そーっと転写

\細かい部分は指の腹で。手に余ったものを薄く広げます/

\目元や口元の凹凸には、指の腹で薄くふわっと転写/

ネックケア 首のケアはあごを上げてシワを伸ばしてから優しくなで下ろす
「首の肌はシワができやすい部分。お手入れの最後、あごを少し上げてシワを伸ばし、手に余ったものをそーっと優しくなで下ろすようになじませると、シワが目立たなく」


【3】美まつげを育む「アイメイク」の落とし方

まつげの量を大きく左右する日々のクレンジング。まつげに摩擦をかけない洗い方は、石井さんの代名詞「こすらない洗顔」の起源!

【for エクステ】
まつげに泡をのせて押し洗い
泡を指先にとり、目元にふんわりとのせたら、肌に直接触れないよう泡を押し、メイクとなじんだらすすぐ。もちろん、すすぎの際にもこすらないこと!

ぽふぽふ

【for 地まつげ】
リムーバーを使い、肌をこすらずに落とす
せっかくのリムーバーも、目をごしごししては台無し。リムーバーをなじませたコットンをまつげの下に当て、綿棒でマスカラを丁寧にこそぎ落とす。

すっすっ


【4】くすみやむくみ、法令線までケアできる「肌アイロン」

くすみやむくみの原因となる不要な水分や老廃物の排出を狙えるのが、肌アイロン。とはいえ、やりすぎは禁物。1日1回、朝がおすすめ。

【How to】
(1)右手を左側のこめかみに当て法令線を引き上げる
両手のひらに500円玉大の乳液をなじませたら、右手を左側のこめかみに当て、左側の法令線が薄くなるくらいまで引き上げてキープ。

(2)法令線からこめかみまで指をスライドしてすくい上げる
左手の薬指と小指を左の法令線〜あごに当てたら、こめかみまでスライドさせる。最後に引き上げた頬の肉を右手で押さえ直す。これを左右10回ずつ繰り返す。滑りが悪くなったら、途中で乳液を追加。

(3)デコルテにも肌アイロンで若々しさをキープ!
500円玉大の乳液を両手のひらへ再度広げる。あごを上げて首を伸ばしたら左手のひらであご下の肉を包み込み、下へ軽く押し流す。左右3回ずつ行う。

(4)首のシワが薄くなるまで手を滑らせる
両手のひらで首を包み込み、少し圧をかけながら左右の手を交互に上から下へ繰り返し滑らせ、首のシワを伸ばす。右耳から左耳の下まで抜かりなく。

(5)リンパの流れに沿って老廃物を流して完了
耳の下から鎖骨へつながる太い筋肉に沿って指で押し流し、最後に鎖骨のくぼみをプッシュ。反対側も同様に。終わったら、クリームをハンドプレスで重ねる。

\クリームを塗った5分後にティッシュで押さえ、余分な量をオフしてからメイクを/


石井美保さんに近くための「4つのメイクテク」

【1】「ピンクメイク」へのこだわり

【こだわり3か条】

  • 肌に透明感があること
  • 100%ピンクではなく20%ピンクをちりばめる
  • 影にもピンクを潜ませる

まずはピンクが映える透明感のある肌へと、ベースを整えておくこと。いきなりTHE ピンクなコスメを取り入れるのはかなり難易度が高いので、ピンクニュアンスかも?くらいのアイテムを顔にちりばめるのがコツ。またシェードカラーのブラウンにもピンク少しを足して、トータルでのピンクな印象にまとめるようにしています。

【ピンクメイクが似合うようになるコツ】
「このピンクメイク、真似したい!」と思い、同じ色番を塗ってもなんだか違う…それは個々で肌の色が違うから。イメージどおりのピンクをまとうには、自分の肌色との相性を研究すること。すると「私はコーラルだとイメージどおりのピンクに発色する」など傾向が見えてくるので、その過程もぜひ楽しんで!


【2】薄密着感を生み出す「スポンジタップ」で石井美保肌に

  • カギは薄膜密着感!
  • すべてのプロセスの間に「スポンジタップ」を挟みます

「この工程を挟むことで、より薄く均一で美しい仕上がりに。密着感が増して、くずれにくくなります。パフが余分な油分を吸ってくれるので、テカり・皮脂くずれの防止にも」

【How to】
(1)下地
ベースメイクのキモは下地にアリ。全工程の中でも、特に丁寧になじませていきます。薄膜を肌に貼るようなイメージで!

量は2プッシュ
2プッシュの下地を手にとり、手を擦り合わせて両手のひら全体に広げます。手のひらに広がった下地の薄膜を、顔に貼りつけていくようなイメージで塗っていきます。

まずは手のひら全体で
頬や額など広い部分は手のひら全体で包み込むように。

頬の下は手のひらの肉厚な部分を押し当てる。頬の下のくぼみに下からふわっと押し当てます。

細かな部分は指先で
目のキワや鼻・口周りの細かな部分は、小指と薬指の腹で。指を横にスライドするのは禁物。スタンプを押すようにトントンと押し当てます。

(2)ハイライト
目の下のCゾーンにツヤタイプの下地をプラス。まずは手のひらに出して、中指・薬指の2本でよく緩めてから、肌にのせます。

広げて500円玉大

\トントン/

スタンプを押すようにぽんぽんと。こすらずに肌になじませていきます。両目の下に塗った後、手のひらに余ってしまった下地はティッシュで拭います。

(3)ファンデーション
夏場は特に、マスクくずれ(摩擦)に強いフリクションプルーフタイプが便利。みずみずしく薄づきなクッションを使用します。

スポンジ面全体に

スポンジひととりで半顔仕上げる
クッションファンデは、スポンジ面全体に均一に広げてから肌にのせるのがコツ。容器からとったら手の甲で、全体になじませます。半顔ずつ、頬や額など広いところに塗ってから、細かな部分を仕上げていきます。

汗ばむところにお粉をプラス
顔全体にお粉をはたくとマットになってしまいますが、額やこめかみなどに皮脂吸着パウダーを仕込むのはOK。前髪がペタッと張りつくのを防ぎます。

(4)チーク
チークは濃くつけるとくずれるので、薄く重ねるのがコツ。淡い色を広くのせてから、濃い色を中央に重ね、視覚効果で立体感を。

まずは淡チークを寝かせ置き
淡い色のチークを広い範囲に。ブラシを寝かせて、ぽんぽんと軽いタッチでおくように。こうするとベタづきが防げる上、ブラシで肌を摩擦することがありません。

仕上げに濃チークを中心に
次に、同じブラシに濃い色のチークを含ませて、立体感を出したい部分に重ねます。このときはブラシを立てて、狙った部分にトンとひとおきする感じで。

チークの後は境目をクッションファンデのスポンジで押さえる
スポンジに残っているファンデで、チークと肌の境目をなじませます。くずれにくくなる上、チークと肌の質感が一体化して美しい仕上がりに。

(5)ミスト
仕上げに、化粧くずれ防止効果のあるミストをプラス。メイク膜をさらに肌に密着させる効果があります。

顔全体に均一にミストがかかるように、5プッシュ吹きつけます。顔がビシャビシャにならないよう、20cmくらい離して使うのがコツ。

 

【3】肌に優しく、仕上がりもキレイ!「こすらない」メイクテク

\ファンデーションは手のひらづけ/

【べースメイク】
「下地やファンデーションは、スキンケアと同じように手のひら全体に広げてつけます。薄くのばしたものを頬や額に転写させ、細かい部分は指の腹で薄く。フェースパウダーはパフで押さえれば摩擦が起こりません」

\下地もファンデも手のひらに広げます/
薄~く

\まずは頬や額に優しく転写/
そ~っと

\小鼻の周りは指の腹でトントン/
トントン

\瞼にも指の腹でそっと優しく/
トントン

\フェイスパウダーはパフで押さえて/

【ぺンシル系】
「硬いぺンシルアイライナーやアイブロウも、毎日繰り返していると皮膚にダメージを与える原因になります。リキッドや硬すぎないぺンシルなどを選べば、力を入れずに描けます」

\リキッドアイライナーは摩擦レス!/
す~っと

\力を入れず描けるぺンシル選びを/
サッサッ

【チーク・アイシャドウ】
「アイシャドウをチップでゴシゴシ塗り続けて、まぶたがくすんでしまっている人もいると思います。ブラシも固いものを選んだり、力を込めて使えば同様です。アイシャドウやチークは、練りタイプやしっとり粉とびがしにくいパウダータイプを選び、指でつけるのが最も摩擦が少ない方法。こすらず優しくおくようにして」

\指の腹に薄く均一にとる/

\頬はトントン、まぶたは優しくのばす/
トントン

す~っと

【ブラシやチップ】
「ブラシやチップも絶対NGではありません。固いものを使わないことと、サイズ選びが大切。入れたい場所に適したサイズのものを使うことで、最小限の回数でキレイに仕上げることができます」


【4】石井美保さん風「美まつげ」メイク

  • 【POINT】やっぱり目尻きゅるんが石井流
    石井さん風の、目尻が長めできゅるんと上がったまつげに仕上げるべく、目尻から塗り始め、さりげなく強調して。
  • 【POINT】一気に塗らずとにかく小分けに!
    扇形にふぁさっと広がるまつげに仕上げるために、角度を変えながら小分け塗り。一気塗りはムラや隙間の原因に。
  • 【POINT】太さ・長さより、均一&セパレート
    重ね塗りで毛先が重くなるとカールも下がりぼてっとしたまつげに。根元から毛先まで均一に液をつけ、ダマは厳禁。

「今のトレンド的にも、マスカラで仕上げるまつげに太さは不要。それよりも繊細にセパレートして、自然に際立つまつげが美しい。まつげはたった1本でも目元の印象に大きく影響するので、一気・大ざっぱ塗りはNG。ムラやくっつき、ダマができる原因になります。あと、目尻のまつげはこだわりポイントなので、マスカラを塗るなら目尻から。目頭に向かって液が薄くなり自然なグラデーションが作れますよ。また液は必ず根元につけて毛先はすっと細く。これも美しく仕上げるコツです」

\“主張しすぎないのにちょっと華やか”がちょうどいい/

【BEFORE】

【AFTER】

【How to】
(1)コームでまつげの絡まりをとかす
片目ずつメイクしよう
アイメイク後、まずコームでまつげをとかす。向きを整え、まつげについた粉をはらう。

\さっさっ/

(2)目頭方向にビューラーをかけ扇形にまつげを上げる
まつげの根元を挟み、手首を返しながら中央、毛先へスライドして、目頭方向に抜く。

(3)ティッシュオフしてから!下地をさらっとつける
まずはティッシュオフ

目尻から目頭へ
余分な液を落としてから、片目の上まつげの根元に下地をつけ、毛先に向かって伸ばす。

(4)下地が乾く前に、目尻からマスカラをオン
ジグザグにしないで~
余分な液を軽く落とし、ブラシを目尻の根元に当てたら、毛先に向かってすっと抜く。

スーッ

(5)目尻→目頭へ。5分割にして繊細に塗る
目頭がいちばん薄づきになるよう最後に。下地が乾き切る前に塗ることで繊細に仕上がる。

(6)下まぶたを引っ張り微笑み、根元から下地を塗る
下地のブラシを縦にして、下まぶたの根元につけたら、毛先に向かって縦に伸ばし塗り。

ニコッ!くいっ

(7)コームでダマを取り、繊細に整える
コームを下まつげの下に当て、軽くもち上げるようにとかし、下地のダマを取る。

すくい上げるように

(8)ブラシの先端で下まつげにマスカラを塗る
ブラシ先端の余分な液を落としてから根元につけ、毛先に向かってすっと塗る。

目尻から順に


※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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