健康・ヘルスケア
2021.12.27

【体のSOS】難聴の放置は厳禁!耳の症状から分かる病気のサインを見逃さないで!

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耳のトラブルはそれぞれ対処法が違います。少しの変化だから、と侮らずにしっかりと病院を受診しましょう。

「体のSOSサイン」、読み取り行動実践ガイド【難聴】

難聴は耳の中のどこかで障害が生じているサイン

「難聴は、耳内のどこにトラブルがあるかで出やすい症状が違います。音の入り口(外耳)~鼓膜付近(中耳)のトラブルは『伝音難聴』、その奥(内耳)のトラブルは『感音難聴』と呼ばれ、そのどちらか、あるいは両方かの判断は聴力検査をしないとわかりません。対処法も違うので、聞こえづらいと思ったら、まず受診してください」(石戸谷先生)

 

こんな症状はSOS!

Check
  • 過激なダイエット後、自分の声が大きく聞こえる
  • こんな病気のサインかも
    耳管開放症
    過激なダイエットで鼻と中耳をつなぐ耳管周辺の脂肪が減り、自分の声が大きく聞こえたり、耳閉感を伴う伝音難聴の一種。

     

  • 大音量の音楽などを聴き続けるうち、聞こえづらくなった
  • こんな病気のサインかも
    音響外傷・スマホ難聴
    ライブやイヤホンなどで大音量の音楽を聴き続けることで内耳が傷ついて起こる。聴きながら興奮するとなりやすい。

     

  • 耳鳴りやめまい、耳が圧迫される感じがする
  • こんな病気のサインかも
    メニエール病
    原因不明の感音難聴。内耳のリンパ液の量が増えすぎて、感覚細胞を圧迫して起きるとも。めまいを伴うこともある。

     

  • 母音など低音域の音が聞こえづらい
  • こんな病気のサインかも
    急性低音障害型感音難聴
    高音は入ってくるので、聞こえないというよりも耳閉感が強い。ゴー、ブーといった低音の耳鳴りもする。

     

  • 急に片方の耳が聞こえなくなった
  • こんな病気のサインかも
    急突発性難聴
    原因不明で突然ボワ~ンと聞こえが悪くなる。内耳の循環不全や血行障害、ウイルス感染、ストレスなども要因。

 

どこを受診する?

耳鼻科
難聴の放置は厳禁。特に突発性難聴や急性低音障害感音難聴は、発症の翌日までに受診を。治療は、ステロイドの点滴や経口薬が一般的。

 

すぐにできるセルフケア

イヤホンのボリュームを下げる

大音量の音楽を聴きすぎると、聞こえづらさはエスカレートする一方。イヤホンをしていても周囲の音が聞こえる程度の音量に抑えて。

 

睡眠をとり、脳と耳を休める

過労や睡眠不足などによる自律神経の乱れは、難聴の遠因。多忙な毎日を見直して生活習慣の改善を。

 

耳掃除をしすぎない

耳掃除は月1回程度で充分。痛く感じる少し手前までが耳かきを入れていい範囲。

 

石戸谷耳鼻咽喉科 院長

石戸谷淳一先生

いしとやじゅんいち/医学博士。横浜市立大学医学部客員教授。鼻副鼻腔内視鏡手術、鼓膜形成術のエキスパート。

 

『美的』2021年12月号掲載
イラスト/macco 構成/つつみゆかり、有田智子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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