美的GRAND
健康・ヘルスケア
2021.11.14

不安や生きづらさに負けない!心に平穏を取り戻す5つのキーワード|美的GRAND

モヤモヤと気持ちが晴れない毎日、これってコロナのせい?環境のせい? そんな不安や生きづらさを抱える人へ、メンタルの安定&強化に効果抜群の“日々の心掛け”をご紹介。今日からさっそく実践を!

「不安」「モヤモヤ」「生きづらさ」に負けない!
心に平穏を取り戻す5つのキーワード

1.運動する

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運動することで“脳の栄養”が3倍も増える!

心療内科医が“メンタルの安定に絶大な効果がある”と太鼓判をおすのが、適度な運動。

「運動をすると、脳由来神経栄養因子(BDNF)が増加します。BDNFは、脳の記憶や思考、感情などに関わる部位で活発に働いていて、いわば脳の栄養。運動するだけで、脳のBDNFが約3倍増えるという報告もあります。手軽でおすすめなのが歩くこと。できれば毎日同じべ―スで週に5万歩を目標に」(川村則行先生)

2.眠る

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理想は毎日7~8時間。寝る時間と起きる時間を一定にするのが大切

リモートワークなどで生活リズムが夜型になっている、仕事に家事に忙しく常に睡眠不足、という人は要注意。

「睡眠環境が悪いとサーカディアンリズムが乱れ、自律神経失調症になりやすくなります。睡眠は毎日規則正しく、起床時間と就寝時間を一定にして、1日7~8時間寝るのがベスト。とはいえ日々忙しく睡眠時間がとれない、夜なかなか寝つけないという人は昼間に25分程仮眠をとってリカバリーしましょう」(川村先生)

3.日光を浴びる

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幸せホルモン「セロトニン」が増えて1日元気に過ごせる

朝起きたら、まず日光を浴びることで不安やモヤモヤをリセット!

「日光を浴びると体内時計や自律神経系が整って、やる気スイッチがオンに。さらに、幸せホルモンであるセロトニンの分泌が促されるので、ストレスそのものを解消する効果も。朝日を浴びるのは5分程度でOK。紫外線ダメージが気にならない程度の外気浴を心掛けて。日中も日光が入る明るい部屋で過ごすのが理想的です」(小野陽子先生)

4.かかりつけ医をもつ

気軽に頼れるドクターを見つけることは自分を守る褒められるべき行為

心療内科、婦人科はハードルが高いと思いがちですが、現場の医師によれば少しでもおかしいと思ったら気軽に受診してほしいとのこと。

「たとえ日常生活に支障がない程度でも、早めに受診した方がつらい症状は早く治まります。心と体はリンクしているので、“私は疲れるとメンタルが弱ってくる”など、自分のイエローカードを知っておくことも大切。グラン世代は“体に気をつけて、心に気をつけて”が基本です」(小野先生)

\CHECK!/
悩みを気軽に相談できる窓口を紹介

□まもろうよ こころ
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
厚生労働省の特設サイト。電話やLINE、オンラインチャットなどの相談窓口も。

自分にぴったりのキャリアカウンセラーとマッチング

□キャリコンサーチ
https://careerconsultant.mhlw.go.jp/search/Matching/CareerSearchPage
居住地や得意分野、相談方法などから希望のカウンセラーを検索できる。

仏教の教えを通じて心を軽くしてくれる

□村妙慶のロココスタイル
http://myoukei.life.coocan.jp/
僧侶で人生指南の達人・川村妙慶さんのHP。心に染みる法話を随時更新。

5.話す

“話す=離す=手放す”に。話すことで自分を客観的に見られる

心がゆらいだときには、信頼できる人やプロのカウンセラーに話を聞いてもらうのも効果的。

「話すというのは、心にあるものを可視化する行為。不安やモヤモヤを第三者に聞いてもらうことで、初めて自分の状況を客観的に見られたり、本当の気持ちに気づくことも多いんです。カウンセリングの現場でも選択肢を並べて、選ぶのはあなたですよというスタンス。自分で納得できると後悔が少なくなります」(鵜飼柔美さん)

小野陽子 先生

川村則行先生

鵜飼柔美さん

 

『美的GRAND』2021年秋号掲載
撮影/Kevin Chan(静物) スタイリスト/石井くみ子 構成/野村サチコ、有田智子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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