「膀胱は心の鏡」と言われる理由は？膀胱炎の原因と対処法を専門医が解説

「膀胱は心の鏡」と言われるくらい、心身のストレスがたまると影響を受けやすいそう。今回は膀胱炎について、女性泌尿器科専門医の関口由紀先生にお話を伺いました。

疲れやストレスがたまると、膀胱炎になりがちです。どうしてですか？

A．膀胱は心の鏡。心身のストレスで自律神経が乱れると、抵抗力が落ち、膀胱に菌が繁殖。炎症が起こりやすくなります。

＼体を温めて、リラックスを！／

「ストレスが続いて自律神経が乱れると、ホルモンバランスも乱れ、さまざまな臓器に不調が現れやすくなります。膀胱炎も然り。特に“膀胱は心の鏡”とも言われる程、精神的なストレスの影響を受けやすいパーツです。また、疲れなどで抵抗力が下がっていると、大腸菌などの菌が膀胱に入り込んだまま排出されにくくなるので、それも膀胱炎を起こす環境に。

解消法は、ストレス源をひとつでも減らすこと。冷えもまた自律神経を乱すので、体を温めることが大切です。食事は、筋肉の材料となるたんぱく質をしっかりとって、カフェインやアルコール、塩分の多い食品、スパイスなどの刺激物は控えめに。膀胱炎は再発率が高いので、痛みや違和感があったら、早めの受診や薬の服用を」（関口先生）

＼教えてくれたのは／

女性泌尿器科専門医

関口由紀先生

せきぐちゆき／医学博士。女性医療クリニックLUNAグループ理事長。骨盤底の血管・骨・筋肉の総合的な維持とヘルスアップを提唱。

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