健康・ヘルスケア
2021.5.22

実は増えている「イヤホン難聴」聴力を守る6か条で予防&対策を!

新しい生活様式の中で自覚しないまま進行するイヤホン難聴。テレワークなどで仕事でも、プライベートでもイヤホンをつける機会の増えた今、きちんとケアしましょう。

イヤホン難聴にならないためには予防&対策が大切!
耳の聴力を守る6か条

(1) イヤホン、ヘッドホンをつけたまま周囲の音、話が聞こえる音量にする

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「耳を守るにはイヤホンをつけたまま会話できる程度に音量を下げることです」(日本音響研究所代表 鈴木 創さん)
「短時間でも耳が痛くなるような大音量なら急性音響外傷による難聴になる可能性があります」(日本橋大河原クリニック院長 大河原大次先生)

(2) 周囲の騒音を低減するノイズキャンセリング機能を使う

「ノイズキャンセリング搭載イヤホンなら電車の走行音などの雑音を低減するので快適です」(鈴木さん)
「耳の形にフィットするイヤホンなら音量の上げすぎを防げます」(大河原先生)
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周囲の気になる騒音を低減して快適なリスニングを。
パナソニック ワイヤレスステレオインサイドホン RZ-S50W ¥15,500(編集部調べ)

(3) イヤホン、ヘッドホンは1時間使ったら外して、耳を5分休ませる

202104gp233-4「連続1時間30分以上使用すると耳が障害を受けやすくなります。イヤホン、ヘッドホンは1時間使ったら外して、5分程度休憩をとることが大切。耳の調子が悪いときは使用を控えましょう」(大河原先生)

(4) 電車などの騒音の中では、音量は上げずに映像を見て楽しむ

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「駅や電車などでは、ベースなどの低音は聴こえにくく、音量を上げがちです。だから知っている音楽を聴いたり、映像を一緒に見るなどして聴こえにくい部分を補うと、音量を抑えられます」(鈴木さん)

(5) 自宅で使うなら、耳を塞がない骨伝導ヘッドホンをセレクトする

「骨伝導ヘッドホンは耳を塞がず、鼓膜を通さずに骨を振動させることによって音を伝えるものです。音量の上げすぎを防げ、耳への刺激を抑えられます」(大河原先生)
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首の後ろから耳に引っかける骨伝導ワイヤレスヘッドホン。音漏れを50%カット。
AfterShokz AEROPEX ¥18,172(e☆イヤホン)

(6) オンライン会議はマイクつきヘッドホンで、聞く&話すを鮮明に!

「Web会議ツールは聞こえにくい音域もあります。そのため、耳を覆うヘッドホンで騒音の侵入を防ぎ、マイクで音を拾うことで少しでも快適に行いましょう」(鈴木さん)
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はっきりした声を伝え、小さな音もキレイに再現。
Logicool G431 7.1サラウンド ゲーミングヘッドセット ¥6,693(e☆イヤホン)

日本橋大河原クリニック 院長

大河原大次先生

日本音響研究所代表

鈴木 創さん

『美的』2021年4月号掲載
撮影/深山徳幸 イラスト/松元まり子 構成/金子由佳、むらなかさちこ、有田智子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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