健康・ヘルスケア
2021.2.17

ホワイトニングしても歯は真っ白にならないってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「歯」について。ホワイトニングしても歯は真っ白にならないってホント? 歯科医師で、口もと美容スペシャリストでもある石井さとこ先生にお答えいただきます。

Q:ホワイトニングしても歯は真っ白にならないってホント?

ホワイトニングに通っても、たいして白くならなかったという人もいれば、真っ白になった! という声も聞きます。一体、どちらが真実なのでしょうか? さっそく、この疑問をさとこ先生に聞いてみました!

A:ウソ

「とは言え、これは本当に個人差が大きいです。真っ白になる人もいるし、ならない人もいます。実際に真っ白になる人もいるので、今回はウソと答えました」(石井さとこ先生・以下「」内同)

ホワイトニングの結果は十人十色

「ホワイトニングは驚くほど真っ白になる人もいるし、白くなりそうなのにならない人もいて、100人いたら100通りの結果があります。肌にイエロー系、ブルー系があるように、歯にもアイボリー系、グレー系やオレンジ系など、人によってそれぞれの色があって、同じホワイトニングをしても個人差が出てきます。“〇〇クリニックで真っ白になった”というような個人的な意見は半分半分で聞いておいたほうが良いかもしれませんね」

ホワイトニングは本人の努力も必要

「ホワイトニングというのは、その後、本人が維持する努力も必要になってきます。ひとつが、ホワイトニングの直後に着色しやすい紅茶や赤ワインは飲まないようにするなどといった、飲食に気をつけてもらうこと。こまめな歯磨きと、良質な歯磨き剤選びも大事になってきます。

飲み物でもお茶しか飲まない人や、コーヒーや紅茶、赤ワインをたまに飲むという程度であれば、研磨粒子入りの歯磨き剤はあまり必要ないと思います。長く使っていることで歯の表面を傷つけてしまうという話もよく聞きますので、あまりザラザラしたようなものは使わないほうがいいですね。歯医者さんでもホワイトニングに使っている先生もいる、ポリリン酸入りのものは、負担なくするっと汚れを落としてくれるのでおすすめです」

Point

・ホワイトニング直後は着色しやすい飲食はしない
・良質な歯磨剤をつかってこまめに歯を磨く

喫煙はホワイトニングの敵

「そもそもホワイトニングしたいのに、喫煙をするというのは最悪です。飲食の汚れは、わりと歯磨き剤などでていねいに落とせば落ちたりしますが、タバコのタール色素は歯に貼りついて取れないんです。以前、私のところに来たホワイトニング希望の若い男の子の患者さんがいたのですが、喫煙していると言っていたので“禁煙してからおいで”とも言ったことがあるくらい、喫煙はホワイトニングを無駄にしてしまいます。

タバコを吸っている人は汚れの付着度が強いので、いくら歯磨きしてもヤニは落ちません。歯周病も悪化しますし、喫煙は口内環境に良いことはないですね」

Point

喫煙とホワイトニングは両立しない

本気でホワイトニングしたいならクリニックで

「ホワイトニングは歯科医選びによっても大きな差が出ると思います。現在、医療機関以外でもホワイトニングが行われていますが、ちょっと注意していただきたいです。以前、しっかりとした技術者がいないサロンでホワイトニングをしたけど、まったく白くならなかったというケースもありましたし。本当にホワイトニングをしたいのであれば、医療機関を選ぶことが基本です。歯科医であれば、使っている薬剤のレベルも違うので、ある程度の白さは期待できると思います」

おすすめの歯磨き剤

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30mL ¥3,000[コスメキッチン限定発売]

歯科医師、口もと美容スペシャリスト

石井さとこ先生

文/土屋美緒

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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