かみ合わせや歯並びが悪いとイライラしやすくなるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「歯」と「デンタルケア」について。かみ合わせや歯並びが悪いとイライラしやすくなるってホント? 歯科医師で、口もと美容スペシャリストでもある石井さとこ先生にお答えいただきます。
Q:かみ合わせや歯並びが悪いとイライラしやすくなるってホント?
かみ合わせや歯並びが悪いと頭痛や肩こりになると聞きます。イライラしやすくなる原因にもなるというのは本当なのでしょうか? さっそく、この疑問をさとこ先生に聞いてみました!
A:ホント
「歯並びの悪さからかみ合わせが悪くなってくると、あごの動きが不自然になってきます。そうすると、あごの筋肉に無理な力がかかり、血管を圧迫したりすることで頭痛や肩こり、胃腸障害などといった不調をきたすこともあります。年中頭痛があったり、なんとなくの不調が続くとイライラしたり、気分が沈むという精神面へも影響が及ぶことがあると言われています」(石井さとこ先生・以下「」内同)
Point
かみ合わせの悪さによる片頭痛などの不調がイライラを引き起こす。かみ合わせは全身の健康状態にも影響する
「歯や口もとというのは、脳とすごく近いところにあることから、何が原因かはわからないけど、不具合があるとずーっとイライラしてしまうということもあるようです。漠然とした不快感が常に続くというのはやはりストレスにもなりますよね。私の患者さんでも矯正治療の前と後で性格が変わってしまったと思うくらい明るくなった人もいて、歯並びやかみ合わせが整うというのは、性格にも影響する重要なポイントなのだと実感しました。均等に噛むことで、口もとや首などの血流が良くなると、それは全身にも影響してきます。かみ合わせは、口の中だけでなく、全身の健康にも繋がっているということを頭の片隅にでも置いておいて欲しいですね」
歯並びのコンプレックスは性格にも影響する
「人間、コンプレックスがあるとその部分を隠してしまいがちですよね。私も手で口もとを隠している人がいるとコンプレックスがあるのかな?と思うことがあります。歯並びが悪くて、人前に出にくくなってしまったり、引っ込み思案な性格になったという話も聞こえてきます。
逆に歯並びが良くなったことで嫁姑関係まで良好になったという話もあるんです。おそらく、歯並びが良くなったことで、笑っている時間が増えたのでしょうね。その患者さんはお姑さんと同居しはじめたものの、あまり馴染めずにいたそうです。でも、歯列矯正とホワイトニングも行ったことで、気持ちが前向きになって、自分に自信がついたことで、すごく関係が良くなったそうです。
たかが歯並びと思うかもしれませんが、そのちょっとした悩みやコンプレックスは性格にも影響してきます。口もと、歯の健康が維持されると、体はもちろん、心の健康にも繋がっていきます」
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文/土屋美緒
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ホワイトホワイト デンタルクリニック院長。日本歯科審美学会会員。日本歯科大学卒業。多くの女優やモデル、ミス・ユニバース日本代表を顧客に持つカリスマ歯科医師。歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者で、歯と体を美しく保つための食事や、歯が美しく見える口もとメイクについてのアドバイスなどにも定評がある。オーラルケアブランド「ナチュラルドロップス」の監修も手掛け、著書は『美しい口もと』(ワニブックス)、『マスクしたまま30秒!!マスク老け撃退顔トレ』(集英社)。
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