健康・ヘルスケア
2020.10.14

体が冷えるとむくみやすいってホント?真相を医師に直撃!美容の常識ウソ?ホント?】

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日々の生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は“冷え性”について。体が冷えるとむくみやすいって…ホント?  西洋・東洋医学の両観点から冷え性を診察する、御苑アンジェリカクリニックの神藤慧玲先生にお話を伺いました。

Q:体が冷えるとむくみやすいってホント?

働く女性に多い悩みのひとつと言えば顔や手足のむくみ。寝起きや仕事終わりにむくみを感じることが多いけれど、実は冷えも深く関係しているのだそう。実際のところどうなのでしょうか? さっそく、この疑問を神藤先生にぶつけてみました。果たしてその答えは?

A:ホント

「むくみとは体内の循環・排泄機能が低下し、体内の水分が溜まった箇所が膨れたような状態になること。医学用語では浮腫(ふしゅ)と言います。循環・排泄しきれなかった水分が体内に溜まると、身体の末端が冷えて毛細血管やリンパの働きまで鈍くなります。これによりさらにむくみを招くのです。

むくむから冷えるし、冷えるからむくむ。どちらが発端なのかは生活習慣や体質によっても違いますが、冷えとむくみは相互関係にあります」(神藤先生・以下「」内同)

むくみにくくするにはどうすればいい?

「冷え性の人がむくみやすいのは、血液の循環が滞って代謝機能も落ちているから。そうでない人でもこれからの季節は気温が低くなると、体が冷えてむくみやすくなったと感じることが増えると思います。対策としては、同じ姿勢で長時間過ごさないようにしたり、適度に体を動かして血液循環を促すと良いでしょう。

水を飲むとむくみが気になるという意見もありますが、水分不足を感じた体は水分を溜め込んでしまうので逆効果です。意識的に水を飲み、尿や汗で水分を排出させるというサイクルはむくみケアの基本となります。また、呼吸時の息にも水分が含まれているため、軽い運動で呼吸を上げたり、深呼吸をすることも効果的ですよ」

筋肉トレーニングで冷え性やむくみは改善できる?

「よく”筋肉が衰えているとポンプ機能が弱まってむくみやすい”という話を聞いたことはありませんか? あながち間違ってはいないのですが、注意したいのは筋肉がついている=循環が正常であるとは限らないこと!

例えば最近はウェイトトレーニングでパーツごとに筋肉をつけるなど、ボディメイキングを目的として体を動かす女性も増えていますよね。しかし、ここで鍛えられるのは主に目でしっかり確認できるような表層部の筋肉。

冷え性に対しては体幹を支えるインナーマッスルを鍛えることが何より有効なのです。当院で診察している女性の中でも、冷え性ではない人はランニングやスイミング、ヨガなどでまんべんなく筋肉をつけたりインナーマッスルを鍛えていることが多いように思えます。部分的な筋肉トレーニングを行うならば、ウォーキングでもいいので全身運動を取り入れることをおすすめします」

御苑アンジェリカクリニック院長

神藤慧玲(しんとう えり)先生

千葉大学医学部を卒後後、千葉県内・東京都内の大学病院をはじめ北里研究所病院東洋医学研修や慶愛クリニックにて臨床経験を積み、2017年新宿御苑前に「御苑アンジェリカクリニック」を開院。西洋医学と東洋医学の知見を生かして婦人科系、冷え、妊活外来、鍼灸治療など、あらゆる角度から最適な治療を提案。
■御苑アンジェリカクリニック

文/井上ハナエ

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