健康・ヘルスケア
2020.5.16

出産した女性の約7人に1人が“産後うつ”になっているってホント?真相を婦人科医に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容&女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、妊娠中及び産後のトラブルについて。出産した女性の約7人に1人が産後うつになるって…ウソ? ホント? アヴェニューウィメンズクリニック院長の福山千代子医師にお答えいただきます。Q:出産した女性の約7人に1人が産後うつになるってホント?

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待ちに待ったベビーの誕生! けれども、気持ちが落ち込む、涙が止まらないなんて声も。これって産後うつなの?さっそく、この疑問を福山医師にぶつけてみました。果たして先生の答えは…?

A:本当

「およそ10~15%の女性が産後うつになるといわれています。主な症状は、眠れなくなる、疲れやすくなる、気持ちが落ち込む、意味もない不安感を感じる、イライラするなど。個人差はありますが、1か月検診後あたりがピークといわれています。

原因はさまざまですが、妊娠中に多く分泌されていたエストロゲンが出産後には急激に減少するといった、ホルモンバランスの影響が考えられます。

また、家庭環境も大きく、妊娠自体が望まないものだった、自分は望んでいてもパートナーが望んでいなかった…という不安な気持ちや、周りにサポートを頼めないワンオペ育児なども引き金となります。もともとベースにうつ病がある人の場合もリスクが高いですね」(福山医師・以下「」内同)

マタニティーブルーズとはどう違う?

「一般的に使用されているのはマタニティーブルーですが、医学用語ではマタニティーブルーズといいます。マタニティーブルーズは、急激な環境の変化やホルモンバランスの変化が原因で、情緒不安定などを引き起こしてしまうもの。産後3日~10日の間に約30%の割合で起こりますが、2週間程度で自然に改善していきます」

産後うつかも…と思ったら、ためらわずに受診を

「産後うつチェックで有名なのが、“エジンバラ”(産後うつ病質問票)です。ただし、これはセルフチェックするものではなく、あくまでも医師の診断に使うもの。

産院で配られる産後うつの冊子には、気分がひどく落ち込む、眠れない、集中力や判断力がなくなる、子どもに愛情を感じられないなど、いくつかの症状が記載されています。妊娠中も産後も、ホルモンや環境の大きな変化によりうつ状態になる可能性があるため、症状が当てはまる、2週間以上続く場合には、ためらわずに受診を。まずは妊婦検診を受けていたクリニックや産院を窓口にして相談してみてくださいね」

 profile
福山 千代子
アヴェニューウィメンズクリニック 院長

日本産科産婦人科学会専門医。金沢医科大学卒業。クリニックは、医師をはじめ全て女性スタッフで構成されており、更年期障害をはじめ、月経痛や月経前症候群(PMS) などの治療も積極的に行っている。女性ホルモンに影響され様々な不調や悩みを抱える女性の生き生きとした生活を応援しています。

アヴェニューウィメンズクリニック

文/木土さや

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