健康・ヘルスケア
2020.2.26

ゼロカロリーの食品や飲料で、かえって甘いものが欲しくなる!?【女医に訊く#97】

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ダイエット中、心強いのが「カロリーゼロ」「カロリーオフ」「ノンシュガー」とうたわれる食品や飲料。人工甘味料を使用したこれらの商品は、果たして本当に太ることがないのでしょうか? 皮膚科専門医の慶田朋子先生に教えていただきました

ゼロカロリーの炭酸飲料よりも食後に砂糖入りのコーヒーを!

ダイエット目的で「カロリーゼロ」「カロリーオフ」「ノンシュガー」とうたわれる食品や飲料を好んで選んでいませんか? ダイエットを続けていると甘いものを欲しくなりますが、ノンシュガーの甘いドリンクなどを飲むのは控えた方がいいと慶田先生は言います。

「結構、依存性が高いんですよね。私も30歳頃、ゼロカロリーの炭酸飲料を毎日飲みたくて飲みたくて仕方がなくなって、ケースで買っていた経験があるんです。このように人工の甘味料には、依存性がかなり高いものがあると報告されています。また、甘いものに対しての欲求が高まって、甘いもの全般が欲しくなってしまう危険性もあるのです」(慶田先生)

ゼロカロリーの甘いドリンクを飲むくらいなら、食後に砂糖を入れた甘いコーヒーをしっかり一杯楽しむ方が、血糖値もバーッと上がらないのでおすすめ。ゼロカロリーだからと安心して、そればかり飲み続けている人は注意しましょう

照り焼きソースなど、濃い味付けはむくみのもと!

甘辛い味や塩気が強い味のものは、ご飯のお供にもお酒のおつまみにもぴったり。しかし、照り焼きソースなどのタレには、それ自体に多量の砂糖が入っています。そのようなもので味を慣らしてしまうと、どんどん舌にクセがついて、味が濃くないと物足りなくなってしまうと慶田先生は警鐘を鳴らします。

「砂糖や塩を過剰に摂取すると、身体はむくみやすなります。お出汁やポン酢などの旨味と酢を利用して、できるだけ薄味のものに慣らしていきましょう。お出汁で炊いた煮物などで十分に満足するように、ちょっとずつ薄味に慣らしていくと、いろいろな嗜好品に対しての欲も減ってくるのではないかと思います」(慶田先生)

ただし、いろいろ制限し過ぎると、ストレスが溜まってダイエットも上手くいきません。

「口寂しくなったら、ナッツや高カカオのチョコレート、ヨーグルトなどを食べて、ストレスを溜め込まないようにしましょう」(慶田先生

ダイエット目的の喫煙は老化を加速させます

ダイエット中、間食をしないために喫煙をする方がいます。口寂しさを煙草でごまかそうとしているのです。しかし、たばこは健康においてはもちろん美容においても害しかありません。たばこを吸うことで体内に送り込まれたニコチンなどの有害物質を攻撃するために多量の活性酸素が発生。その酸化ストレスでコラーゲンの分解が進むうえ、活性酸素と戦うために美肌の維持に必要なビタミンCが大量消費されてしまうのです。女性ホルモンの量も減少させるので、肌だけでなく妊孕性にも影響します。

「さらに、ニコチンの影響で末梢の毛細血管が収縮し、肌に栄養が届かなくなるため、喫煙者はシワが深くなってシミが多くなります」(慶田先生)

たばこは一度吸い始めるとやめるのは困難。その依存性のリスクは覚せい剤に匹敵すると専門家は言います。ですから、最初から手を出さないことがいちばんです。

「煙草は依存性が高いですから、自分でやめられると思ったら大間違いです。精神的な力では無理。自分が依存症の患者なんだという自覚を持って禁煙外来に行ってください。禁煙成功率はけっこう高いですよ」(慶田先生

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皮膚科専門医
慶田朋子先生
銀座ケイスキンクリニック院長。医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本レーザー医学会認定レーザー専門医。東京女子医科大学医学部医学科卒業後、東京女子医科大学病院、聖母会聖母病院などを経て、2006年、有楽町西武ケイスキンクリニック開設。2011年、西武有楽町店閉店に伴い、銀座ケイスキンクリニックとしてリニューアルオープン。最新マシンと高い注射注入技術で叶える、切らないリバースエイジングに好評を博している。著書に『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)など。■銀座ケイスキンクリニック

文/清瀧流美 撮影/黒石あみ(小学館)

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