健康・ヘルスケア
2019.1.3

日本女性の11人にひとりが罹患する可能性のある「乳がん」…定期的なメディカルチェック、受けていますか?

若い有名女性が乳がんに見舞われるニュースも多く聞く昨今。気になる「乳がん最新事情」を取材! 乳腺外科・乳腺放射線診断科医師の島田菜穂子先生にお話を伺いました。

生活習慣を意識すると同時に検診の習慣を

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乳がんの患者数は年々増加傾向にあり、今や日本女性の11人にひとりが罹患する時代。「どうすれば乳がんを予防できますか」と聞かれますが、現在でも乳がん発症の原因は不明で、誰にとっても確実に防ぐことはできないのです。ただ、現在の研究では週に1時間程度のランニングはリスクを下げる、逆に喫煙者や夜勤勤務者はリスクが上がることがわかっています。「適度な運動と規則正しい生活」、加えて「検診を受ける」ことも大切です。

乳がん罹患数は30代後半から増え始め、40代後半でピークに。しかも早期発見なら95%は治ります。美的世代から検診を受ければ、その後の大きなリスクヘッジに。最近は痛みも少なく、判定精度も高い3Dマンモグラフィーなど、検査技術もさらに進化してきています。

乳がん検診は主に3種類!

確実な診断をするには、この3つの検査や診断を組み合わせて行うケースがほとんど。それぞれの特徴を理解しておきましょう!

マンモグラフィー

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拡大
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乳房専用のレントゲン検査。圧迫板で乳房を挟み、薄く引き伸ばして撮影します。

メリット
乳房全体を把握しやすく、微細な石灰化の段階の腫瘍を発見できる。

デメリット
乳腺が発達しているとしこりの検出が難しい。圧迫による痛みがある場合も。X線を用いた検査で微量ながら放射線被曝がある。

 

超音波検査

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乳房に超音波を当て、その反射波を利用して画像化。乳房内部を映し出します。

メリット
乳腺と乳がんのしこりの判別が容易で、リアルタイムで結果がわかる。放射線の被曝がなく妊娠中の人も受けられる。短期間の経過観察も可能。

デメリット
石灰化が見つけにくく、脂肪が多い乳房ではしこりが分かりにくいことも

 

視触診検査

乳房に変形がないか、乳頭に湿しっ疹しんや分泌物がないかなどを観察。乳房に引きつれやしこりがないか、わきの下まで丁寧に調べます。

メリット
機械が必要なく自分でも手軽にできる。異常のない普段の状態を把握しておくことが大切。

デメリット
自己検診だけでがんを早期発見するのは難しく画像検査との併用が必要。
教えてくれたのは…
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乳腺外科・乳腺放射線診断科医師 島田菜穂子先生
『ピンクリボンブレストケアクリニック表参道』院長。患者ひとりひとりの心に優しく寄り添いながら、乳がんに関する啓蒙を行う。

『美的』12月号掲載
撮影/向山裕信(vale.) イラスト/村澤綾香 構成/野村サチコ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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