健康・ヘルスケア
2025.9.17

充血は目薬で解決できるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を医師や専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「充血」について。充血は目薬で解決できるってホント? 目薬ブランド「マイティア」の千寿製薬株式会社 久富千容さんにお話を伺いました。

Q:充血は目薬で解決できるってホント?

自身の目の充血が気になり出したら、どのようなケアすればいいのでしょうか。ドラッグストアで充血用の目薬などが多く売っていることは知っていますが、それですぐに治るの? この疑問について目薬ブランド「マイティア」の千寿製薬株式会社 久富千容さんに聞いてみました。

A:ホント

「はい、今すぐに解決したい充血は、充血除去成分が配合された目薬で対処するのが効果的です」(久富千容さん・以下「」内同

今すぐに解決したい充血には目薬

「目の充血にはさまざまな原因がありますが、傷みがなく、症状が充血のみで、今すぐにその充血を解決したいというのであれば充血除去成分が配合された目薬を使用してみてください。拡張した血管を収縮させ、すばやく目の充血を改善してくれます。

目薬以外での対処法であれば、目を冷やしたり、ビタミンB2が多く含まれるレバーやうなぎ、卵、乳製品、納豆、葉菜類などの食品を摂取するのがおすすめです」

充血除去成分が配合された市販の目薬とは?

「目の充血をとる市販の目薬には充血除去成分として『血管収縮剤』が配合されています。血管収縮剤を点眼することで拡張した血管を収縮させ 、すばやく目の充血を改善します。

ドラッグストアでは『塩酸テトラヒドロゾリン』『ナファゾリン塩酸塩』『ブリモニジン酒石酸塩』といった成分表記されている目薬がそれに当たります。

ただし、血管収縮剤は充血の原因に対する治療効果はなく、症状における対処療法です。成分によっては長い期間使用することで薬が効かなくなったり、リバウンドで充血がひどくなったりすることもあります。どれが自分にあっているかわからない場合は、ドラッグストアの薬剤師や登録販売師の方に相談して選択してくださいね。そして、用法・用量を守って症状があるときだけ、一時的に使用するのがおすすめです」

充血のときは目を温める?冷やす?

「充血が起きてしまっているときは温めるのではなく、冷やすのが◎です。
目が疲れたときは温めることで、その周辺の血管を広げて血行をよくし、筋肉の緊張をゆるめることが効果的です。しかし、白目が充血しているときは温めると血流量が増えることで、充血が一時的に悪化して見えてしまうことも。そのため、充血を治めることを優先するときは拡張している血管を収縮させるために冷やすほうが効果的です。
疲れ目による充血予防には目を温める、充血してしまったら冷やすというようにするとよいでしょう」

 

千寿製薬株式会社
一般薬品事業部 営業プロモーション企画グループ グループマネジャー

久富千容(ひさとみ ちよ)

2007年に入社。千寿製薬のOTC医薬品のブランドであるマイティアの商品企画や、店頭販促やプロモーション関係などに携わり、現在はマイティア全般の店頭及び広告のプロモーションのマネジャーに。健やかな瞳を通じて気持ちの良いコミュニケーションが増えて、世の中が明るく元気になるよう、「ひろがれ、瞳のチカラ。」というマイティアのブランドメッセージと共に活動し、ブランド育成に取り組んでいる。[/btk_sh_profile_sup

 

文/土屋美緒

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

twitter LINE Threads

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事