アートメイクの施術時間・痛み・ダウンタイムはどれくらい?【教えてドクター#12】
アートメイクをしてみたいけれど、痛そうだし周りの目も気になる……と悩んではいませんか? そこで今回は、アートメイクの施術時間、痛み、ダウンタイムについて、美容外科医のジョン・ソクフン先生に教えていただきました。
アートメイクの施術時間はどれくらい?
アートメイクの施術時間はどれくらいかかりますか??
「アイブロウは2時間くらい、アイラインは上下ともに1時間ずつくらい、リップが平均3〜4時間くらいです。例えばアイブロウの場合、施術時間のうち1時間は眉のデザインにあてるので、実際の施術は1時間ほどで終わります」(ジョン先生)
ヘアラインはどれくらいの時間でできますか?
「ヘアラインは4時間くらいかかりますが、ほぼ麻酔の時間になります。結構痛みが強く、ほかの部位より多めに麻酔の時間を置くため、実際の施術時間は1〜2時間ほどになります」(ジョン先生)
アートメイクは痛い?痛みはどれくらい?
タトゥーに比べてインクを入れるところが浅いとはいえ、肌に針を刺してインクを入れるということは、やっぱり痛いですよね?
「施術の前に麻酔をしますので、それほど痛くはないと思います。特にに眉毛のアートメイクの場合、最初の何本かは、『今やっていますか?』くらいの感覚で、気づいたら半数以上の方は寝落ちしています(笑)」(ジョン先生)
アートメイクではデザイン後、痛みを最小限に抑えるためにクリーム麻酔を塗布してから施術を行います。施術が進むにつれて、擦り傷を負ったときのようなヒリヒリ感が出てきますが、痛みを感じやすい方には、麻酔クリームを施術中に追加することも可能です。
でも、アイラインの施術なんて瞼の際で痛そうだし、針が見えて怖そう!
「目を閉じた状態で瞼を持ち上げて施術するので、針は完全には見えません。針先を若干感じるかな? というくらいなので意外と痛くないですよ」(ジョン先生)
ジョン先生によると、一番痛みを感じるのは、リップのアートメイク。唇は感覚が繊細なうえ、手術時間も4時間と長いため、しんどくなってくる人もいるそう。ただし、なかには寝てしまう人もいるとのことで、やはり痛みの感じ方は人それぞれのようです。
「痛くてアートメイクができなかったという方は、ほぼいらっしゃいませんから、耐えられないほどの痛みではないと思います」(ジョン先生)
アートメイクのダウンタイムは何日?腫れや赤みはどれくらい?
痛みはあまりないとのことですが、腫れはどれくらい続きますか?
「擦り傷程度ですので、当日は少し腫れているかなというくらい。人に見せられないほど腫れたという方はほとんど見たことないですね」(ジョン先生)
赤みはどうですか?
「眉毛など赤みが出やすい方はちょっと出ますが、ほぼ当日中に治まりますので、昼に施術して夜に人と会う約束をしても問題ないかなと思います」(ジョン先生)
腫れや赤みよりも気にするべきは、色味が濃く出る期間。ジョン先生によると、例えば眉の場合、施術から2〜3日後に色味が浮き上がって一番濃くなり、そこから徐々に落ち着いてくるそう。
「腫れや赤みはほぼないとはいえ、傷は傷ですから、皮膚の下では炎症の物質や水などが集まるため、色味も多少変化します。施術後1週間以内に大事な予定を入れるのは、控えた方がいいでしょう」(ジョン先生)
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文/清瀧流美 ※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
2018年、韓国美容皮膚科・美容外科にて勤務。2020年、日本で医師免許取得。2023年6月、表参道メディカルクリニック銀座院院長就任。