健康・ヘルスケア
2024.6.17

【君島十和子さん流・心のケア】「必要なのは “根性” じゃなく、少し視点を変えること」〜疲労や更年期による不安感と向き合う方法〜

歳を重ねても美しく、いつもまぶしく輝いている君島十和子さん。実は、50代ごろから疲労との葛藤、さらに更年期による症状で不安感に襲われたことも…。今回は君島さん流・心と体を支える「疲労ケア」を教えてくれました。ケア方法からアイテムまで要チェックです!

シャツ・パンツ・ピアス/スタイリスト私物

「睡眠」と「体を温めること」が十和子流・疲労ケアの基本

「私にとっての疲労ケアは明日元気に過ごすための準備なんです」

「これ!」と決めたら粘り強くやり遂げるのが十和子さん。疲労に関しても、探究心旺盛に、実にさまざまな対処法に挑戦し続けている。その結果、たどり着いたのが 「睡眠」と「体を温める」 という2本柱なのだそう。

睡眠は質を上げることを重視 しています。寝姿勢や温度が快適になるよう、 こだわっているのがパジャマ。いろいろ試して、伸縮性の良いモダールという生地を好んで選んでいます。 肌に触れるとひんやり気持ちが良くて、吸湿性も高くて本当に快適! 着るものだけで睡眠の質がグッと変わりました。もうひとつ大切にしているのが、 体を温める ということ。体が冷えると血流が滞り、疲労物質も流れないままになってしまうので。 朝はウォーキングをして、夜は発汗効果のある入浴剤を投入して入浴します。 40℃程度の湯に肩までつかって、20〜40分入るのが大好き。あえて “癒される〜♡“ と口に出して、脳に伝えるようにしています。入浴後は体がポカポカで、ストレスも煮出された感覚になって、心はかなりスッキリ。睡眠の質もグッと上がります」

仕事や家事、疲労ケアなど、タスクがあふれないよう実施しているのが「断捨離」

「物も頭の中もどちらも断捨離。体力や頭の中にも許容量があるので、不要なものを書き出してクリアにして、少し空きスペースを作るようにしています。でも、タスクや時間など、いくら効率化を徹底しても、ボーッとしてうっかりと時を過ごしてしまうことってありますよね。それは無駄と思わず、体が欲している証拠と捉えて受け入れます。そういう時間って絶対に自分に必要なんですよね。休まず自分を否定していたら、きっと大きな病気になっちゃうので。適度に休みつつ、自分が心地よく過ごせるケアをこれからもしていきたいです!」

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君島十和子さんの心と体を支える5つのこと

1.首を温める枕で睡眠モードに


枕は体調に合わせて使い分け。
「通常時はバスタオルをくるくる巻いたものを、首下に入れて枕として使用しています。神経が高ぶっていたり疲れている日は、首元だけを温められる枕『首と肩がホッとする枕』(写真参照)を投入。心も体もホッとしてよく眠れます」

2.ウォーキングで血流アップ


ウォーキングは、サングラス、帽子、マスクとUVカットものをフル装備。
「朝日を浴びると夜の睡眠スイッチが押されるし、何よりも気持ちがいい! 筋肉量アップで、冷えにくい体を目指します」

3.水素マシーンで疲れを緩和


友人が愛用していたことから購入したという、水素を発生させる吸入器「リタエアー」。
「疲労の回復力が魅力で、疲労にも睡眠にも良い体感が! 使用感は人それぞれなので、気になる人はレンタルをしてみても良いと思います」

4.ギアとエプソムソルトでコリはしっかりほぐす


体のコリは、状況や疲れ具合に合わせてケア。
「エプソムソルトは多めに入れて濃度を高めて入浴すると、マッサージ同様のリラックス感が得られるので、自宅に何袋も常備。入浴後は、ボディオイルを全身に塗って、リファカラットやハイパーボルト ゴー、デンキバリブラシ2.0+BODYなどのギアを使用してコリをほぐします。特に肩はコリやすいので、胸鎖乳突筋〜鎖骨、肩周りは入念にマッサージを。足のコリは大小のボール、ピーナッツ形のものは背中のコリ取りに活躍。アイテムをそろえておくことで、ケアも効率も上がりますよ」

5.メンタル&健康管理をサポートするのはサプリ


サプリや青汁がメンタルケアに。
「気休め程度でも、“私はこれを飲んでケアしている” という自覚が、メンタルケアになっているんですよね。エリクシノールのCBD ナノパウダーとオイルカプセルは、緊張して眠れない日に飲むようにしています。GABA配合の青汁(君島家の生搾り朝汁)やNMN(FTC NMN ULTIMATE15000)もストレスがかかる予定の前に飲むことで良いスイッチに。その他、健康管理として、高血圧だと血液がドロドロになると疲れも取れにくくなってしまうので、食べ物では脂質と糖質を控えめにしています」

更年期の症状による「不安感」は自律神経を整える

十和子さんが本格的な更年期症状を感じたのは閉経後のこと。

「朝起きるとドキドキして、心配事なんかないのに不安感に襲われるようになったんです。すごくつらかったのですが、これが更年期だとは思っていなくて。病気じゃないかと調べてみたら、更年期の症状だとわかってホッとしました」

良質な睡眠と腸活で自律神経を整え元気に

「寝落ちするまでスマホを見ていたのをやめ、パジャマにもこだわりました。それまではスエットを着て寝ていましたが、吸水性、吸湿性が良く、伸縮性があるモダールという素材のパジャマに替えました。

腸活は更年期になって、便秘がちになったことがきっかけ。水溶性食物繊維とヨーグルトを摂取するのに加え、週2~3回のウォーキングなどの運動も行うようにしました。脳腸相関といって脳と腸はつながっているので、腸が整うと自律神経も整います。おかげで更年期症状も和らぎました。

更年期の悩みは、誰かに聞いてもらったり、医師に相談することも大事だと感じました。更年期症状にもいろいろな治療法があるので、これから更年期を迎える人は相談しやすい先生を探しておくと心強いと思います」

十和子さんの不調の整え方

  • 腸活で自律神経を整える

「いろいろな種類の乳酸菌を摂取することが大事なので、毎日違うヨーグルトを食べ、水溶性食物繊維やきのこ類、きな粉、オリゴ糖も積極的に摂取しています」

  • 睡眠の質を改善

「就寝前には、電気を消した部屋の中で無音のラジオ体操とストレッチを行います。私にはちょうどいい運動量で、全身の血流が促されるので、ぐっすり眠れます。自分の体調の変化にも向き合える時間です」

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PROFILE
きみじまとわこ/1966年生まれ。 FTCクリエイティブディレクター、美容家。ライフスタイルを綴つづった著書『アラ還十和子』(講談社)も大ヒット。YouTube「君島十和子チャンネル」で見せる、常に前向きな姿に心をつかまれると話題。

『美的GRAND』2024春号掲載
撮影/KAZUYUKI EBISAWA(makiura office)  ヘア&メイク/黒田啓蔵(iris) スタイリスト/青木宏予 構成/むらなかさちこ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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