【更年期体験談】美容賢者・君島十和子さん「閉経後、理由なくドキドキ、不安感に襲われることがあります」
更年期の症状は1人1人違うもの。実際に体験した更年期の症状&整え方を美容賢者の君島十和子さんに伺いました。
美容賢者も経験!私の更年期リアルストーリー
遅くから不調が現れたケース「閉経後、理由なくドキドキ、不安感に襲われることがあります」
50歳頃から動悸がしたり、肌や髪の乾燥を激しく感じるようになったという君島十和子さん。
「54歳のときに不正出血があって婦人科を受診したところ、低用量ピルを1か月分処方され、一度、生理を止めることにしたんですが、結局、そのまま閉経しました」
十和子さんが本格的な更年期症状を感じたのは閉経後のこと。
「朝起きるとドキドキして、心配事なんかないのに不安感に襲われるようになったんです。すごくつらかったのですが、これが更年期だとは思っていなくて。病気じゃないかと調べてみたら、更年期の症状だとわかってホッとしました」
良質な睡眠と腸活で自律神経を整え元気に
症状を改善するために十和子さんが行ったのは、睡眠の質の見直しと腸活です。
「寝落ちするまでスマホを見ていたのをやめ、パジャマにもこだわりました。それまではスエットを着て寝ていましたが、吸水性、吸湿性が良く、伸縮性があるモダールという素材のパジャマに替えました。
腸活は更年期になって、便秘がちになったことがきっかけ。水溶性食物繊維とヨーグルトを摂取するのに加え、週2~3回のウォーキングなどの運動も行うようにしました。脳腸相関といって脳と腸はつながっているので、腸が整うと自律神経も整います。おかげで更年期症状も和らぎました。
更年期の悩みは、誰かに聞いてもらったり、医師に相談することも大事だと感じました。更年期症状にもいろいろな治療法があるので、これから更年期を迎える人は相談しやすい先生を探しておくと心強いと思います」
更年期年表|動悸や乾燥が主な症状
40代後半 月経痛で鎮痛剤を服用
50歳 動悸や肌の乾燥を感じる
53歳 生理不順になる
54歳 不正出血で低用量ピルを服用。そのまま閉経。起床時に不安感に襲われるようになる。睡眠改善や腸活のケアをスタート
十和子さんの不調の整え方
- 腸活で自律神経を整える
「いろいろな種類の乳酸菌を摂取することが大事なので、毎日違うヨーグルトを食べ、水溶性食物繊維やきのこ類、きな粉、オリゴ糖も積極的に摂取しています」
- 睡眠の質を改善
「就寝前には、電気を消した部屋の中で無音のラジオ体操とストレッチを行います。私にはちょうどいい運動量で、全身の血流が促されるので、ぐっすり眠れます。自分の体調の変化にも向き合える時間です」
『美的』2023年9月号掲載
イラスト/伊藤美樹 構成/青山貴子、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
SNSでの等身大の姿やファンに寄り添った配信が大好評。著書『アラ還十和子』(講談社)も話題に。