健康・ヘルスケア
2022.7.17
痛いこと、パートナーに伝えてる?性交痛を和らげる体位3選|性交痛のお悩み相談
痛みからセックス自体が嫌いになったり、パートナーとのコミュニケーションがうまくいかなくなっている人、結構いるんです。我慢していた「性交痛」のお悩みに、婦人科ドクターが答えます。
Q. 痛いけれど、パートナーには気まずくて言えません。伝えた方がいいのでしょうか?(コールセンター・39歳)
A. 痛いことはもちろん、だからどうしてほしいかも正直に伝えましょう。痛くない体位など、ふたりで改善策を見つけていって
「相手が良かれと思っている方法が、あなたにとってはつらいことも。『痛いからやめて!』ではなく、痛いからどうしてほしいかをきちんと伝えれば、きっと相手も協力してくれるはずです。実際、セックスの体位によって、ぺニスの当たる位置が変わり、痛かったり痛くなかったりするので、痛くない体位をふたりで探してみてはいかがでしょう」(婦人科医 丹羽咲江先生)
性交痛を和らげる体位3選
女性が上になる「騎乗位」
あお向けに寝た男性の上に女性が脚を開いてしゃがみ、挿入。女性が体を上下前後に動かし、男性は女性の腰をもってサポート。女性がリードするため痛みをコントロールしやすい。
お互い前を向いて座る「背面座位」
座った男性の上に、同じ方向を向いた女性が腰をかけて挿入。男性は女性を抱えて座ったままで、下からの動き以外が制限されるため、女性主導でぺニスが当たる位置を調整できる。
お互いに抱き合う「対面座位」
座った男性に女性がまたがるように腰を下ろして挿入。女性は男性の体を支えにして大きく体を動かせる。向き合っているので愛撫も可能で、背面座位より動きの自由度が高い。
『美的』2022年4月号掲載
撮影/河野 望(人形) 人形制作&スタイリスト/石井くみ子 イラスト/きくちりえ(Softdesign LLP) 構成/つつみゆかり、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
にわさきえ/婦人科医。名古屋市立大学医学部卒。病院勤務を経て2002年開院。性交痛治療で訪れる患者は全国から!