かわいい「笑顔の作り方」口角トレーニングやマッサージなど
笑顔がかわいい女性になりたい!そんなあなたに、自然でかわいい「笑顔の作り方」のコツを教えます! 上の歯は8本見えるように、下の歯は見えないように笑うときれいです。口角を自然にあげるエクササイズや、こり固まった筋肉をほぐすマッサージで素敵な笑顔を日常化しよう!
「笑顔」でいることは魅力が増すということ
\教えてくれたのは…中野信子さん/
1975年生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者、東日本国際大学教授。脳や心理学をテーマに研究、執筆、メディア出演と活動。
人はなぜ今「楽しそうな顔」に惹かれるのか
身も蓋もない話ですが、人の容姿に点数をつけたとき、点数の高い人を前にした方が脳の前頭前野がいい反応を示します。ところが低い点数の人でも「笑顔」になると、それを目にした人の脳は活性化することがわかったのです。
「笑顔」=「楽しそうな顔」は脳に好反応を与える。
すなわち、元々の容姿に自信のない人程、笑顔でいることを心掛けると魅力が増すということです。
いらだったり、面倒なときこそ笑顔
「いらだったり、面倒なときこそ笑顔を作り、姿勢を正して上品な女性になり切って行動しています。すべて丁寧に振る舞っていると、いつの間にかイライラも消えてなくなります」(牧野さん)
美しい笑顔を作る「ポイント」
【1】笑顔を作る「笑筋」をほぐす
笑顔を作る「笑筋」。老化して固くなった筋肉や、使いすぎてお疲れの筋肉を揉んだりほぐしたりとケアすれば美容のために良い……というのはなんとなく想像がつきますよね。「ここさえほぐせば、顔全体が効率的に若返る」という「ケアの勘どころ」を30秒押すだけで、顔がみるみる若返っていくのです。
【2】上の歯だけが8本見える
笑顔は、下の歯や歯茎が見えない方が上品に。前歯から左右4本ずつの上の歯がよく見えるように笑って。
理想の笑顔は上の歯が8本見える状態です。鏡の前で笑顔を作ってみてください。
【3】口角を上げる
\教えてくれたのは…インスタグラマー 黒田真友香さん/
笑顔は練習で作れる!口角を上げるクセづけを毎日して
「鏡の前で練習!口角や目元などがどこまで上げると自然かを知ることが大事」(黒田さん)
【4】頬筋(きょうきん)を引き上げる
美容作家・モデル
豊川月乃さん
ビューティスクール・sen-se代表。延べ2万人の女性を、姿勢や歩き方、美容、顔筋などのテクニックで指導。著書に『ビューティ顔筋フィットネス』(主婦と生活社)などがある。
「上の前歯が10~12本見える所まで口角を上げる練習を。頬筋(きょうきん)が引き上げられて、自然と笑顔が増えていきますよ」(豊川さん)
【5】白い歯で笑顔をバージョンアップ!
アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿・院長
小川朗子 先生
歯科医師。抗加齢医学会認定専門医。鶴見大学歯学部卒。歯科医師としての経験・実績を積む中で、歯の健康や見た目が体や心の健康と密接に関わっていることを実感し、2006年に〝アンチエイジングできる歯科医院〟として現医院を開業。一般的な歯科治療だけでなく、インナーケアやデンタルエステなども組み合わせたオリジナルメニューが人気。
オーラルケアをしっかり行っている人とそうでない人とで、マスクを外したときの笑顔の輝きにぐ~んと差がつきます。
美しい笑顔の作り方「エクササイズ」2選
【1】「あおあおういうい」体操
あ、お、う、い、の4つの口の動きを繰り返す体操なのですが、コツは大きく対極の動きをすること。
口先だけ動かすのではなく、顔全体の筋肉を使って大袈裟にやってくださいね。
「あ」
喉の奥が見えるくらいに大きく「あ」。下の歯が見えても良いですよ。しっかり口を開けましょう!
「お」
顔の筋肉を外に開く「あ」に対して、逆に筋肉を中央に集めるように「お」です。
「う」
「お」は縦長を意識しますが、「う」はもっと小さく!。点になるくらい唇を尖らせて「う」です。
「い」
上下の歯が奥まで見えるくらい横に思い切り開きます。歯は食いしばらないようにね。
顔の動きが理解できたら、「あ」と「お」を繰り返してみます。あ・お・あ・お・あ・お、と言葉を切るように声に出すと顔の動きを意識しやすくなります。この時、わおわおとなっていたら口の開きが小さくなっているので気をつけてくださいね。効果を最大限に感じるためにも、しっかりと開く、閉じる、の対局の動きを意識しましょう!
「う」と「い」も同じ。
ういういうい、にならないように、はっきりとう!い!う!い!と発声します。
あおあおを30秒繰り返し、続いてういういを30秒繰り返すだけ。途中疲れてきても頑張って1分続けて。
そのまますぐに鏡で笑顔を作ってみてください。体操前よりも楽に表情が動くので、口角が上がり、上の歯8本が見える理想の笑顔が作りやすくなっているはずです。マスクで表情が減り、たるみがちな今こそ意識的に顔筋を使ってあげることが大切です。
【2】「眉を動かす」顔筋体操
「表情は心の表れ。だからこそ、人は相手の表情を見て、意思疎通がとれているか、今はどんな状況なのかをとっさに判断します。中でも感情を語るのが“眉の動き”。人の顔を絵にした場合、目は同じでも眉の動き次第で違った表情に見えるのがいい例です。動かせる眉作りに本腰を入れて。現段階で眉がよく動く人は、既に表情美人の可能性大です!」(豊川さん)
【Step.1】まず眉間にシワを寄せる(朝晩5セット)
鍛えるのは額部分の前頭筋と、眉間の下辺りの鼻根筋(びこんきん)。眉根を思いっきり寄せて5秒間キープし、ゆっくりと戻していく。
【Step.2】額の横ジワを作る(朝晩5セット)
眉頭の上にある皺眉筋(しゅうびきん)を鍛えて、困り眉グセをブロック。目を見開き、額に横ジワを作って5秒キープし、ゆっくり戻す。
笑顔を作る「マッサージ」4選
【1】笑顔も作りやすくする「口角」マッサージ
美容研究家
Katsuyoさん
2000年に自らのサロンを設立。以後、女性の肌トラブルに向き合いながら東洋と西洋の医学も学び、独自のメソッドを確立。現在は“顔筋コーディネイト(R)”の第一人者として国内外で精力的に活動中。
人差し指の第二関節で触れるとゴリゴリ固いコリが見つかるので、これをターゲットに。片方の唇のキワからスタートし、少しずつ外側に始点をずらしながら、下から上に指を動かす。5ライン×3セットが終わったら、反対側も同様に行って。
コリの塊をつぶすように、少し強めに圧をかけるのがコツ。しっかりほぐれたら口角の位置が左右対称になり、笑顔も作りやすくなる。
\唇のキワからスタート/
\ゴリゴリを断ち切るように/
【2】口角引き上げる「リフトアップ」マッサージ
アンチエイジングデザイナー
村木宏衣さん
小顔、リフトアップ、ボディメイキングまでかなえるゴッドハンドに、多くの女優やモデルが信頼を寄せる。著書に「一生劣化せず今すぐ若返る 整筋顔体大全」(日経BP社)など。
\人さし指の側面で圧をかける/
\指を左右へ小刻みに揺らしてほぐす/
人差し指、第1関節の側面を法令線上にセット。皮膚を押しながらくいっと持ち上げ、その状態から指を左右へ小刻みに揺らす。同様の動きを、位置を少しずつずらしながら、両頬の各16か所に行う。
Point
指を頬に密着させたら、皮膚をくいっと持ち上げる
【3】老化筋の代表格「咬筋(こうきん)」をほぐす
噛むときに使う「咬筋」(こうきん)は、老化筋の代表格と呼べるほど、固くこわばりやすい筋肉です。目の前のことに集中していたり、ストレスを感じて我慢したりするときに、知らず知らずのうちに歯を食いしばりがちです。朝起きたときや、日中気分転換をしたいときに、ぜひ咬筋をほぐしてみてください。
ほぐし方は簡単。握りこぶしを顔に当てて、筋肉を動かすように揺らすだけ。
【4】お疲れ顔を撃退!眉の筋肉をほぐす
眉の筋肉は、額の筋肉・目周りの筋肉の両方につながっているので、ここを押すだけで顔の上半分がケアできます。スーッとお疲れ感が抜けていきますよ。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。