食・レシピ
2012.2.14

体の中から「アンチエイジング」最新ワード【食】

過ぎたる食事は老化を招く。体型維持のためだけでなく若さのために食の節制を…

<カロ・リス(カロリーリストリクション)>

-食べすぎは老化のもと。若くいたいなら「腹7分」を心掛けよ

好きなだけ餌を与えて育てたサルよりも、食事制限をした方が生活習慣病にかかる率が低く、寿命も長くなるという研究報告がある。加齢と共に食べたものを代謝する力が落ちてくるので、食べすぎると消化やホルモン分泌を担う各器官が疲弊しやすくなってしまう、というのがその理由。昔と比べて太りやすさを自覚するようになったら老化の第1歩。毎日の体重やサイズ測定を習慣にし、控え目な食事量を心掛けたい。

<沖縄シンドローム>

-欧米化した食と運動不足が老化を促進させた!抗老化食のキーワードはたんぱく質・野菜・海藻

長年、平均寿命全国No・1を誇っていた沖縄県が、1995年頃から低下傾向を示し(男性では全国平均を下回る)、今では肥満、高脂血症率の高さが問題となっている。原因は、ファストフードに代表される欧米化された食事と、車社会による運動不足。「肉、魚、大豆などのたんぱく質食材が豊富で、野菜、海藻類をバランス良くとっていた、長寿時代の伝統食を見直したいものです」(青木先生)

<チンパンジーフード>

-果物、野菜、種子などを生のまま、なるべく加工せず食べる、今話題の「ローフード」の真偽

ここ数年、話題となっている「ローフード」。野菜や果物、ナッツ類を生のままたっぷり摂取することで、加熱調理で失われがちなビタミン類、一部の抗酸化成分などを丸ごと取り入れられるメリットがある。カロリーに対して、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素が豊富にとれることから、抗老化&ダイエット効果の高い食事方法だといえる。ちなみに「生のままの野菜や果物を食べると酵素がとれる」とよくいわれるが、ほとんどの酵素は胃の中で変成してしまうため、現実にはアミノ酸として吸収される。「例外的に、大根に含まれる酵素・ジアスターゼは、胃酸に強く、消化を助ける働きがあります」(青木先生)

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