くせ毛を活かす、ミディアムヘア【実例14】

ロングだと髪が落ち着くけど、ミディアムだとくせが出そう…。そんな方におすすめの髪型を『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。パーマや髪質改善トリートメントを活用してくせ毛でもミディアムを楽しみましょう。
「40代・50代向け」くせ毛さんにおすすめのミディアム
Point
白髪ぼかしハイライトとDELA髪質改善で奇跡のアラフィフ世代髪。エイジングケアを叶えるDELA髪質改善で癖を残しつつツヤを出していき、華やかさを作る毛流れがポイント。DELA髪質改善とは、美容室DELA by afloatの髪質改善トリートメントのこと。
【how to“ベース&カラー”】
- セミグラデーションカットで痛みを取る程度にしながらも、顎下リップラインで一度シルエットを取って、その下部分との段差を作っている。そうすることで、上の段(顎下)でくびれができるので、メリハリスタイルが生まれる。
- 流れるかき上げ前髪も出来て、大人の華やかさも作れる。DELAの髪質改善トリートメントを繰り返したことで、髪に艶が蘇りまとまり感の悪かった癖毛もしっかりなじむように。
- カラーは9トーンのカカオブラウン。中明度なハイライトを月1で繰り返して、白髪を生かして仕込んであるハイライト部分に白髪染めでは出せない透明感を作る。直毛の方は毛先にワンカールパーマをするとスタイリングが長持ちする。
【how to“スタイリング”】
- 乾かす際に、必ず毛穴を起こすように乾かし、毛流れを浮き立たせる。
- 分け目は大人の雰囲気抜群、7:3に分けて顔まりに髪がかかるように毛流れを持ってく。
- デザインの縁取り(毛先、顔まわり、トップの毛先)トリートメントバームをつければ、毛流れも強調できオシャレ感をつくれる。
担当サロン:DELA by afloat(デラ バイ アフロート) 青木拓也さん
「前髪あり」くせ毛さんにおすすめのミディアム【3選】
【1】クセ毛でも扱いやすいワンレンボブディ(ミディアムとボブの中間くらい)
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨の長さでワンレングスにカット。緩やかな前下がりにしているので、外ハネがキレイにまとまる。適度な重さを残して量感調整することで、ツヤ感のある洗練された印象に。
- 前髪は、ややワイドのシースルーにする。
- カラーリングは、ほんのり赤味をプラスしたニュートラルカラーのカカオブラウンに。ツヤ感と柔らかさを感じさせる色味で、肌映りがよく顔が明るく見える効果も。
【how to“スタイリング”】
- 26mmのコテで毛先をワンカール外ハネにする。
- 軽めのオーガニックオイルを指と指の間にしっかり馴染ませ、もみあげ→えり足→毛先→中間→根元付近→前髪の順に塗布。指の間に髪を通すようにすると、立体感のある仕上がりを叶えられる。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 清水豊さん
【2】クセ毛を活かせるストレスフリーなデザイン
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨下3cmの長さでカットし、顔まわりと表面にレイヤーを入れる。レイヤーの長さを変えることで、ちょっぴり個性的に。
- 前髪は黒目幅くらいのシースルーにカット。動きの欲しいところの質感を調整して抜け感メイク。
- カラーは8レベルのピンクブラウンに。赤みを足すことで、季節感とツヤ感をプラス。顔色をアップさせる効果もある。
【how to“スタイリング”】
- ストレートアイロンで、毛先を外ハネに、それ以外は内巻きにワンカール。
- レイヤーを入れているので、髪が自然にランダムに動いてくれる。
- 柔らかさとツヤ感を出すワックスとオイルを1:1で混ぜて毛先から塗布。手に残っているものを顔まわりと前髪につけて動きを調整したら完成。
担当サロン:PEEK-A-BOO銀座中央通り(ピーク・ア・ブー ギンザチュウオウドオリ) 木下美咲さん
【3】バサッと無造作でOK!セミディヘア
【how to“ベース&カラー”】
- 全体を胸上の長さで、前上がりラインにカット。切りっぱなしでパツっとカットするのがポイント。ローレイヤーを入れて動きと軽さを出す。
- 前髪もラインを残しますが、シースルーに整えることで色っぽくおしゃれに。また、ぱっつん前髪は、朝のスタイリングも楽々。
- カラーリングは、10レベルのミルクティーベージュに。日本人の肌色にマッチする万能カラーで、柔らかさと透明感を演出。
【how to“スタイリング”】
- ドライ後、32mmのアイロンで毛先をワンカール→中間を軽めのリバースに巻く。その後、巻いたカールを思い切って崩すのがコツ。
- スタイリング剤は、セミウェトな質感に仕上げるヘアオイルをチョイス。少量を毛先から塗布したら、中間、根元と全体に馴染ませる。最後に前髪の毛先につけて整えたら完成。
担当サロン:Violet 栄店(バイオレットサカエテン) 曽我拓摩さん
「前髪なし」くせ毛さんにおすすめのミディアム【2選】
【1】ハネても気にならない大人の外ハネミディ
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨レングスのボブレイヤースタイル。トレンドのフレーミングカラーにして、顔周りにアクセントをつけている。
- カラーは、9トーンのナチュラルブラウンに、14トーンのベージュのハイライト。
- アウトラインは、外ハネにして、表面のみリバースに巻く。そうする事で、ボブでもくびれができて、メリハリが出る。小顔効果も抜群。
【how to“スタイリング”】
- 26.5ミリのカールアイロンで、外ハネに巻き、表面のみリバースに巻きに。
- オイルをなじませたら、完成。大人の外ハネは、やりすぎないのがナチュラルに作ることができるのでおすすめ。
担当サロン:SINCERELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん
【2】MIX巻きで作る無造作ヘア
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨くらいの長さで切りっぱなしのボブにカット。トップにレイヤーを入れて軽い動きを出す。
- 前髪はリップラインの長め設定に。流した時に抜け感が出るようシースルーに調整することで、扱いやすさ抜群。
- カラーは、ブリーチ剤を使い全体にハイライトを入れますが、トップに連れて細めにするため、美しいグラデーションに。オンカラーは柔らかい印象のアッシュベージュで。
【how to“スタイリング”】
- スタイリングは、26mmのアイロンでフォワード&リバースのMIX巻きにする。
- 顔まわりのおくれ毛は、細めに髪を取り、左右3~4パネルずつワンカールの内巻きと外巻きにするのが小顔見せのコツ。
- ワックス:オイル=2:1で混ぜたものを、おくれ毛、毛先、トップのレイヤー部分の順に塗布します。ワックスだけでなく、乾燥を防ぎツヤ感をアップさせるので、オイルをMIXするのがベター。
担当サロン:Violet 栄店(バイオレットサカエテン) 伊藤ひかりさん
「パーマ」くせ毛さんにおすすめのミディアム【5選】
【1】くせ毛風ラフな動きのウルフミディ
【how to“ベース&カラー”】
- 全体を鎖骨下の長さでカットし、顔まわりにたっぷりレイヤーを入れてあごラインを包み込むようにする。ウルフの軽さを出しつつ、ベースの重さを残るのが今どきポイント。
- 前髪は目上ギリギリ、サイドをほお骨ラインでカットすることで目元の印象をアップ。
- カラーはアッシュブラウンを7レベルで。落ち着いた色味ですが、透け感を感じられるトレンド色。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは、えり足を細めのロッドで外ハネに、通常のロッドと円すいロッドをランダムなMIX巻きにします。異なるウェーブの表情が、くせ毛のようなラフな動きをつくる。
- 前髪もやや強めに巻きます。やさしいパーマ剤でじっくりかけることも柔らかい質感の鍵に。
- スタイリングは、固まらないタイプのソフトジェルを。パーマヘアなので、保湿力の高いものがおすすめです。毛先から揉み込んで全体になじませてから、手ぐしでほぐすようにスタイリング。前髪は表面のみ、クシャと揉み込んで。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 本木ヨシヒサさん
【2】ボリューム感が出てもOK!無造作パーマミディ
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨の長さでボブベースにカット。フロントにしっかりレイヤーを入れて、顔まわりに動きと抜け感のあるウルフっぽい表情に。
- 前髪は目にかかるくらいの長さに切る。
- カラーリングは冬らしさを演出する6レベルのアッシュベージュに。やや暗めですが日本人特有のオレンジ色を打ち消し、色気があり柔らかい雰囲気を与えてくれる色味。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは20~15mmのロッドで根元までパーマをかける。前髪はゆるめにランダムなピンパーマを。
- スタイリングは、毛先のみを濡らしてトリートメントムースを揉み込んでから軽くドライヤーで乾かす。乾燥する季節なので、ムースは多めにしっかり塗布して、水分を閉じ込めて。
- アイロンで巻く場合、26mmのカールアイロンでリバース&フォワードのMIX巻きに。パーマでも、アイロンでも前髪は無造作に仕上げるのがコツ。
- ストレートタッチにするなら、手ぐしで伸ばしながら乾かす。指を使って外ハネにしつつ、表面に動きを出すと洗練された表情に。ナチュラルにヘアオイルをさらっとつけたら完成です。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 田中美有里さん
【3】くせ毛風ウェーブのおしゃれ上級者ヘア
【how to“ベース&カラー”】
- 肩に触れる長さでやや前上がりにベースを切り、肩に当たるハネを活かす。表面は顔まわりからレイヤーを入れ、ベースの重さは残す。
- 前髪はシースルーにカットし抜け感を演出。前髪ありでも長めにすることで子供っぽく見えません。
- カラーは赤みを抑えた10レベルのアッシュベージュに。透明感があり柔らかい仕上がりにする。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは15~17mmのロッドを使い毛先が外ハネになるように巻く。表面は細かめに毛束を取り、17~23mmのロッドでスパイラルに巻きランダムなウェーブに。
- スタイリングは中間~毛先を少しウェットな状態にしてからトリートメントムースを塗布。最後に毛先を中心にオイルを揉み込むとより柔らかい質感に。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 本木ヨシヒサさん
【4】アイロン苦手な人にもおすすめ!かきあげバングミディ
【how to“ベース&カラー”】
- ベースを鎖骨下の長さでやや前上がりにカットし、顔まわりとトップにレイヤーを入れて軽さを表現。
- 前髪は目にかかるギリギリの長さで薄めにとり、スタイリングによってはかきあげでも、下ろしてもOKな長さにする。
- カラーリングは、7レベルのラベンダーベージュに。日本人特有の髪の赤みを抑えつつ、透明感と柔らかさを演出する色味で、肌写りをキレイに見せる効果も。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは20~22mmのロッドで毛先を一回転半巻く。表面は毛先巻きでなく中間巻きにして柔らかいニュアンスに。
- スタイリングは、髪が乾いている場合はスプレーなどでセミウェットな状態にしてから、シアバターやオイルクリームを毛先から根元まで塗布。キレイに仕上げるコツは、スタイリング剤を手に取ったら、手の平だけでなく指先や指の間までまんべんなく伸ばし、髪にしっかり揉み込みながらつけること。
- 前髪は軽く濡らしたら根元が立ち上がるようにドライヤーの風を当て、ふんわり仕上げる。パーマスタイルなので、スタイリング剤は必須であることをお忘れなく!
担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 田中麻由さん
【5】前髪あり柔らか巻き髪のモテヘア
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨下3cm、水平にカットし丸みが出るよう毛先はグラデーションカット。裾は重たさを残しつつ、表面にレイヤーを入れ動きを出しやすくする。さらに全体にスライドカットを入れふんわり感をプラス。
- 前髪は目の上で自然に流れるようスライドカットを。
- カラーは9トーンのチョコレートアッシュ。赤みも黄みも出さず透明感があり、好感度の高いカラー。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは髪質に合わせ、硬毛の人はクセがつきやすいデジタルパーマ、軟毛の人はダメージの出にくいエアーパーマがオススメ。
- 表面は23mmのロングロッドでスパイラル巻き、それ以外は20mmのロッドで平巻きメインのパーマをかける。
- 前髪は25mmのロッドで内巻きに。
- スタイリングは濡れた根元を乾かしてから、毛先は手のひらに乗せ、持ち上げて軽く握るように乾かすとカールが復活します。ムースをもみ込み、片側だけ軽く耳にかければ完成。
担当サロン:MINX 原宿店(ミンクス ハラジュクテン) 藤田昂補さん
「ウルフ」くせ毛さんにおすすめのミディアム【3選】
【1】広がりやすい人・ハネやすい人でも大丈夫!外ハネウルフ
【how to“ベース&カラー”】
- ミディアム外ハネスタイル。くびれをしっかりつくる事で、メリハリのあるスタイルに。
- 質感が軽くなるので、髪の量が多く広がりやすい方におすすめのスタイル。ボブっぽさもあるので、ウルフよりややフェミニン。大人が取り入れやすい。
- カラーは8トーンのナチュラルブランで艶を出している。
【how to“スタイリング”】
- 32ミリのカールアイロンで、すそを外に巻く。
- 表面の髪をやや多めに量をとり、毛先をワンカール内に巻いたら、ワックスで揉みこんで毛束を散らしたら完成。
担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん
【2】くせ毛を活かすおしゃれカールウルフ
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨くらいの長さで外ハネにカットし、顔まわりにウルフ風の軽さを出す。結べる長さをキープしているのも◎。前髪は抜け感を出すものの、シースルーほどすき間を作らずライン感を残している。
- カラーは7レベルのベージュアッシュ。どんな肌色にも似合うブラウンで、ダークカラーでも柔らかさを演出。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマの場合:全体のバランスを見ながら17~23mm のロッドで細かくMIXに巻く。毛先は17mm、前髪はピンカールでランダムな動きが出るように。髪を乾かす前に洗い流さないトリートメントミルクをつけ、やや水分が残っている状態に毛先から全体的にオイルを塗布。顔まわりの動きや毛束を調整したらフェニッシュ。
- ノンパーマの場合:26mmのアイロンでベースを外ハネに、全体をフォワード&リバースのMIX巻きにしてパーマと同様に仕上げる。くせ毛を活かしたい人は、洗い流さないトリートメントミルクを塗布し、軽く乾かしてからオイルを揉み込むようにつければOK。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 田中美有里さん
【3】デザインカラーと無造作カールのウルフ風ミディ
【how to“ベース&カラー”】
- ベースを鎖骨下の長さに設定し、前上がりにカット。サイドとバックをあえて繋がないようにレイヤーをたっぷり入れることで、ラフな動きの今っぽウルフに仕上がりに。
- 前髪は眉下の長さで毛流れがでるようにカットして、女性らしさを演出。
- カラーは、根元から中間は9レベルアッシュ、毛先は12レベルのアッシュベージュをチョイス。表面に数パネル、ハイライトを入れてさらなるメリハリをプラス。
【how to“スタイリング”】
- ドライ時、髪全体を前方向に持ってくるように乾かし動きを出しやすくする。
- 乾いたら、32mmのアイロンで、バックは外ハネにし、それ以外を内巻きにワンカール巻く。顔まわりはリバース巻くとベター。
- ヘアオイルを2プッシュほど全体的にしっかり塗布して、束間をメイクしたら完成。
担当サロン:drive for garden(ドライブフォーガーデン) 中川崇広さん
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。