くせ毛のミディアムヘアが綺麗に見える4つのコツとおすすめスタイル【10の実例】

ミディアムレングスのくせ毛さん向け髪型を『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからお届けします。さまざまな方法でくせを活かしたり扱いやすくして、ミディアムスタイルを叶えます。
くせ毛×ミディアムをキレイに見せる【コツ4つ】
【コツ1】多毛のくせ毛向け!ほんのりレイヤーで柔らかい動きを出す
ふわっと軽い動きが欲しいなら、レイヤーが正解。しっかり入れるのではなく、ほんのり入れるだけで柔らかい動きを実現し、くせ毛さんや多毛さんにもおすすめです。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA (ガーデンヨコハマ) 金井悠華さん
【コツ2】猫っ毛さんでもできるソフトウルフがおすすめ
猫っ毛、毛量が少ない、髪が細い…けど、ウルフヘアにしたい人におすすめ。生え癖などをレイヤーカットで活かした優しいソフトウルフヘアのご紹介。頬にかかる、レイヤーが小顔効果を生み出してくれるので、コンプレックスが全て解消される可愛いスタイルです。
担当サロン:ciel(シエル) 藤間帆乃夏さん
【コツ3】広がりやすい人向け!ノンレイヤーで重さを出す
ノンレイヤーで重さを残しているので、クセ毛さんでも広がりにくい。
“弱酸性縮毛矯正”です。通常のストレートパーマより髪にやさしく、ブリーチ毛にも対応が可能。ダメージレスな上、柔らかい動きを叶えます。
担当サロン:MINX青山店(ミンクス アオヤマテン) 和田 流星さん
【コツ4】サロントリートメントを活用して艶とまとまりを取り戻す
年齢関係なく髪のエンジングケアで艶を取り戻すことが可能な最近の美容室でのトリートメント。艶が出ることで、自分の髪の癖も適度にまとまり、きれいな流れが生まれます。
担当サロン:DELA by afloat(デラ バイ アフロート) 青木拓也さん
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「レイヤー」でくせを活かすミディアム【2選】
【1】個性的な印象のミディアムレイヤー
Point
顔まわり透け感が魅力のミディアムレイヤー。クセ毛を活かせるストレスフリーなデザインとなっています。【how to“ベース&カラー”】
鎖骨下3cmの長さでカットし、顔まわりと表面にレイヤーを入れます。レイヤーの長さを変えることで、ちょっぴり個性的に。前髪は黒目幅くらいのシースルーにカット。動きの欲しいところの質感を調整して抜け感メイク。
カラーは8レベルのピンクブラウンに。赤みを足すことで、季節感とツヤ感をプラス。顔色をアップさせる効果もあります。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、毛先を外ハネに、それ以外は内巻きにワンカール。レイヤーを入れているので、髪が自然にランダムに動いてくれます。柔らかさとツヤ感を出すワックスとオイルを1:1で混ぜて毛先から塗布します。手に残っているものを顔まわりと前髪につけて動きを調整したら完成です。
担当サロン:PEEK-A-BOO銀座中央通り(ピーク・ア・ブー ギンザチュウオウドオリ) 木下美咲さん
【2】ちょっぴりレイヤーのくびれミディ
Point
ちょっぴりレイヤーでくせ毛にも◯!長めのサイドバングにすることで、さらに動きがプラスされ、小顔効果も望めます。【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、肩くらいの長さのワンレングスに。表面に軽くレイヤーを入れ、ふわっとした動きを出しやすくします。前髪は、厚くならないよう軽めに。サイドバングは、チークラインでカットし動きをプラス。
カラーは、8レベルのショコラブラウンに。派手にはなりたくないけど、赤みは削りたいという人におすすめの髪色で、1年を通して人気色です。
【how to“スタイリング”】
全体をストレートアイロンで外ハネにして、首に沿わせたくびれヘアに。表面は内巻きに、サイドバングは、内巻きにしつつ、外に抜くように毛流れをつけるのがポイント。くせ毛&多毛さんは、バーム、細毛&軟毛さんは、オイルを。セットが長持ちするしっとり系がおすすめです。スタイリング剤を指の間までしっかりつけ、内側から揉み込むようになじませたら完成です。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA (ガーデンヨコハマ) 金井悠華さん
「レイヤーとパーマ」でくせを活かすミディアム
Point
顔まわりレイヤーをプラスして、トレンド感もあるパーマスタイル。前髪をつくることで、若々しい清楚さを演出します。また、くせ毛を活かすこともできるので気になる人はぜひトライを!【how to“ベース&カラー”】
ベースを鎖骨下でカットし、トップに少しだけレイヤーを入れて軽さを出します。顔まわりには今どきのフェイスレイヤーを入れ、華やかな印象に。前髪は眉下でカットします。
カラーは7レベルのチョコレートブラウンに。今季、暖色系にするなら深みのあるブラウン系が断然おすすめ。地毛よりほんのり明るい明度で、ツヤ感も抜群です。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは22mmのロッドをメインに使い、耳より下は平巻き、耳より上は中間巻きでパーマをかけます。
スタイリングは7割ほど乾いた状態で(乾いた状態なら濡らして)、カール感が残っている状態にオイルとクリームタイプのワックスをMIXしたものをなじませ艶やかな質感に。また、髪を乾かす前に洗い流さないタイプのトリートメントをつけてケアするとパーマのぱさつきをおさえることができます。
担当サロン:Laf from GARDEN (ラフ フロムガーデン) 山中さくらさん
「ウルフ」でくせを活かすミディアム【3選】
【1】パープル系カラーのスタイリングも楽なウルフミディ
Point
このモデルさんは面長なので、顔を包み込むような毛流れを作るためにたっぷりとレイヤーを入れました。そのため、ふんわり感の中にきちんと動きもあるウルフスタイルに。くせ毛を活かせるウルフスタイルはスタイリングも楽で大人気です。【how to“ベース&カラー”】
毛量がしっかりとあるので、癖に合わせて全体的にレイヤーをしっかりと入れて軽さを出し、顔まわりにもレイヤーを入れてエッジのきいたウルフ感スタイルにしました。面長さんなので、顔を包み込むように内巻きウルフにして面長をカバーしています。前髪も横に流して、縦ラインを払拭しています。
カラーは11トーンのモーヴグレージュで柔らかく透明感のあるカラーに。パープル系のカラーは、透明感が出るので最近人気のお色です。
【how to“スタイリング”】
全体的には32ミリのコテでレイヤーのカットラインに合わせて内巻きのワンカールでクセを活かし形を作っています。丸く入れすぎない感じでCカールを描く感じでコテを入れてウルフ感を出しています。
最後に軽く、オイルをなじませると艶感アップで◎。
担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート) 鎌倉 彩さん
【2】猫っ毛さんでも決まるレイヤーウルフミディ
Point
毛量が少なかったり、猫っ毛さんでも決まるウルフヘア。生え癖などを活かして、レイヤーを入れすぎないように注意すればスカスカにならずにきれいに決まります。【how to“ベース&カラー”】
髪が細く毛量も少ないので、顔まわりに入れたレイヤーはあまりスカスカになりすぎないようしています。量感は取らず高めからレイヤーを入れて動きを出します。また、全体にも表面にレイヤーをいれ、くびれミディのスタイルになっています。生え癖やくせ毛が少しあるため、レイヤーをうまく入れることで、くせを活かした優しいウルフヘアになります。頬にかかった髪が、顔の面積を削り小顔見せも叶います。
カラーは10トーンのアッシュベージュで柔らかく透明感のある色味にしました。
【how to“スタイリング”】
猫っ毛の人は、くせを活かしたウルフカットでも、動きが固定されにくいので、全体は32ミリのコテで外ハネ、内巻きのワンカールで形を作っています。顔まわりと前髪はストレートアイロンで自然に内にいれてクセを活かしたウルフ感のあるスタイルの完成です。スタイルがホールドされにくいので、オイルにワックスを少し混ぜて、全体になじませると崩れにくいです。
担当サロン:ciel(シエル) 藤間帆乃夏さん
【3】多毛くせ毛さんにおすすめのメリハリウルフ
Point
癖をいかしたくびれレイヤースタイルでウルフヘアに。顔まわりは頬骨にかかる位が小顔効果抜群でおすすめです。顔まわりの癖が強い方は少し長めにすると、髪があばれにくいです。【how to“ベース&カラー”】
レングスの設定はお好みでが、鎖骨位が綺麗にハネやすく◎。肩まわりの長さははねやすくなるので、それを生かしてスタイリングをしますが、肩ちょうどだとまとまりにくいので、少し長めが扱いやすいかなと思います。顔まわりの長さから綺麗なひし形に、肩上でくびれるようレイヤーをつなげていきます。よくあるのが後ろに重たさが残ってしまうパターンなので、気をつけましょう。毛量の多い方や、くびれにくい方は、メリハリのついたレイヤーをいれると扱いやすくなります。くせ毛を活かしたウルフヘアは毛量の調節もとっても大事です。多すぎてもくびれの形がつくりにくく、軽すぎても癖毛の方は広がりやすくなりがちなので、その辺りも担当のスタイリストさんに上手く調節してもらいましょう。
カラーはオレンジブラウンで8トーンに仕上げています。
【how to“スタイリング”】
スタイリングはとっても簡単。癖を活かして少し手櫛を通したり、ねじりながら乾かし、まとまるスタイリングをつけて完成です。
担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 緒方創惟(おがたそうい)さん
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「重さ」でくせを扱いやすくするミディアム
Point
色っぽさと可愛さを両立させ、伸ばしかけでもスタイルが決まります。シンプルなスタイルでありながら、こなれ感もプラス。また、程よい重さのあるワンレンなので、クセ毛でも扱いやすいスタイルです。【how to“ベース&カラー”】
鎖骨の長さでワンレングスにカット。緩やかな前下がりにしているので、外ハネがキレイにまとまります。適度な重さを残して量感調整することで、ツヤ感のある洗練された印象に。前髪は、ややワイドのシースルーにします。
カラーリングは、ほんのり赤味をプラスしたニュートラルカラーのカカオブラウンに。ツヤ感と柔らかさを感じさせる色味で、肌映りがよく顔が明るく見える効果も。
【how to“スタイリング”】
26mmのコテで毛先をワンカール外ハネにします。軽めのオーガニックオイルを指と指の間にしっかり馴染ませ、もみあげ→えり足→毛先→中間→根元付近→前髪の順に塗布します。指の間に髪を通すようにすると、立体感のある仕上がりを叶えられます。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 清水豊さん
「縮毛矯正やサロントリートメント」でくせを扱いやすくするミディアム【2選】
【1】弱酸性縮毛矯正でお手入れが楽になるミディ
Point
クセが気になる人は弱酸性の縮毛矯正をかけることで、毎日のお手入れがぐっと楽になります。柔らかい質感で癖を伸ばし、コテで巻くことも。【how to“ベース&カラー”】
全体を鎖骨下3cmのワンレングスでカット。重さを残し、毛先をぷつっと揃えるように切ります。前髪もライン感を出したシースルーに。
カラーは、10レベルのアッシュベージュに。赤みをおさえ、ツヤ感と透明感をプラスします。重めのスタイルなので、明るめカラーで軽さを演出するのが◯。
【how to“スタイリング”】
スタイリングは、毛先を揃えるイメージでストレートアイロンを通します。重すぎない方がトレンド傾向なので、軽めタイプのオイルを選び、全体になじませます。ぷつっとした毛先の質感を揃えるとより可愛く仕上げられます。
担当サロン:MINX aoyama(ミンクス アオヤマ) 和田流星さん
【2】髪質改善トリートメントで叶う大人のミディ
Point
白髪ぼかしハイライトとDELA髪質改善で奇跡のアラフィフ世代髪。エイジングケアを叶えるDELA髪質改善で癖を残しつつツヤを出していき、華やかさを作る毛流れがポイント。【how to“ベース&カラー”】
セミグラデーションカットで痛みを取る程度にしながらも、顎下リップラインで一度シルエットを取って、その下部分との段差を作っています。そうすることで、上の段(顎下)でくびれができるので、メリハリスタイルが生まれます。DELAのオリジナルの髪質改善トリートメントを繰り返したことで、髪に艶が蘇りまとまり感の悪かった癖毛もしっかりなじむようになりました。
カラーは9トーンのカカオブラウン。中明度なハイライトを月1で繰り返して、白髪を生かして仕込んであるハイライト部分に白髪染めでは出せない透明感を作ります。直毛の方は毛先にワンカールパーマをするとスタイリングが長持ちします。
【how to“スタイリング”】
乾かす際に、必ず毛穴を起こすように乾かし、毛流れを浮き立たせます。分け目は大人の雰囲気抜群、7:3に分けて顔まりに髪がかかるように毛流れを持ってきます。デザインの縁取り(毛先、顔まわり、トップの毛先)トリートメントバームをつければ、毛流れも強調できオシャレ感をつくれます。
担当サロン:DELA by afloat(デラ バイ アフロート) 青木拓也さん
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「スタイリング」でくせが気にならないミディアム
Point
基本的には、ハンドブローでざっと乾かすだけでOK。広がりやくせが気になる人、くびれシルエットにしたい人は、ストレートアイロンで、ナチュラルな外ハネに。【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、鎖骨の長さのワンレングス。レイヤーを入れずに、毛量調整で軽さを表現しているので、これから髪を伸ばしたい人にもぴったり。短めにリップラインのおくれ毛をつくり、おくれ毛によって丸さを出すことで骨格補整にも。
カラーは、耳まわりに細めのインナーカラーを入れ、全体をウォームベージュにカラーリング。ナチュラルなブラウンとなり、色持ち抜群で、メイクやファッションを問わず、合わせやすい優秀カラーになります。
【how to“スタイリング”】
おくれ毛は自然な内巻きにワンカールさせます。最後に、ナチュラルに仕上がるへアバームを全体になじませたら完成です。
担当サロン:GARDEN ginza(ガーデンギンザ) 今野佑哉さん
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。