ヘアのお悩み
2015.5.13

自己流ケアがダメージを招く!「キレイな髪」の作り方 

何となく洗髪して、何となくブローして…そんな自己流ケアが傷むモト!大人の美髪を育む正しいプロセスを、ちゃんと理解していますか? 毎日のケアと今どきスタリングのコツまでしっかり伝授します!

 

目指すのは、そこはかとない色気漂う、毛先まで手入れの行き届いた豊かなツヤ髪

イメージ画像

 

Step1「洗う」
基本のヘアケアを見直せば、誰でも美しい髪を育める!

毎日のことなのに、ちゃんと習ったことがないのがヘアケア。自己流でできているようで、実はなんとなくのケアが髪の悩みやダメージを招いている場合も。「髪の毛の成分はケラチンなどのたんぱく質と脂質。角化して死んだ細胞であるため、1度損傷すると再生しません。だから、洗う段階から日常の髪を触る仕草まで、髪にとって摩擦は大敵。洗うときにごしごしこすったり、日中髪を触る際の、摩擦の積み重ねでダメージを進行させてしまうんです。例えば、指を通す時にきしんだり引っかかったり、というのはキューティクルが傷んでいるサイン。すると手触りが悪いだけでなく、髪の流れが整いにくく、パサつきがちに。さらに髪内部の傷みも進みやすくなります。なめらかに保つことでこうした傷みを和らげることが大切です」(花王 杉野さん)自己流の洗髪法では、勘違いも多いと指摘するのはラ・カスタの細川さん。「髪を洗う、と言葉では言いますが、髪の汚れは実際、洗い流すだけでほぼ落ちます。洗髪とは、地肌を洗うものと思ってください。地肌は、顔の肌と同じ構造ながら皮脂量が約2倍で、汗をかく量も多い。毛髪があって洗いにくいので汚れもたまりやすく、毛穴に皮脂も詰まりがち。毎日、地肌をケアするつもりで洗うと、血行も高まり、美しい髪が育めるようになります

 

教えてくれたのは…
KD_花王杉野久実(130122)
花王 ヘアケア研究所
杉野久実さん
長年、美容情報や消費者の生活行動を分析。毛髪科学研究からお手入れ法まで最新髪事情に詳しい。

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ラ・カスタ
オフィシャル ヘッドセラピスト
細川ひろ子さん
くせ毛で悩んだ経験から研究を重ね、ラ・カスタの製品に行き着く。美髪は頭皮から、を提唱。

 

 

次からは美髪を育てるパーフェクトな洗い方のプロセスをご紹介します!

 

 

2015年6月号P124、125掲載

撮影/齋藤裕也(t-cube/人物)、松本拓也(静物) ヘア&メーク/朝日光輝(timeless) スタイリスト/伊藤ゆみ モデル/ATSUKO イラスト/片塩広子 デザイン/GRACE.inc 構成/中尾のぞみ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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