「キレイな髪」の作り方全プロセス 【シャンプー編】
シャンプーからトリートメント、アフターバスケアまで美髪を育てるパーフェクトな洗い方の全プロセスをわかりやすくご紹介します!
汚れを浮かせる!ブラッシング
1 毛先~髪の中間をとかす
ブラッシングって大切なんです!
ブラッシングは洗髪の最重要プロセス。大きな汚れを落とし、絡まりを解いて摩擦を防止。まずは毛先、次に中間~、次に頭皮~と順に通して。マッサージもすると頭皮の汚れが浮きやすくなります。
血流が上がると毛穴が開き、奥の汚れが浮いてくる。クッション性の高いブラシが◎。右から/アヴェダ パドル ブラシ ¥2,700 左/アルペンローゼ ラ・カスタ ヘッドスパブラシ ¥3,000
3 まず髪をよくぬらして予洗い
シャンプーとは地肌を洗うこと
予洗いで髪自体の汚れはほとんど落ちるといわれています。だから、シャンプー=地肌を洗うことと考えて。シャンプーをよく泡立てるためには、髪と地肌がしっかり濡れていることが必要です。
地肌をよく洗うシャンプー
4 シャンプーを4か所につける
分散させて全体に行き渡らせる
シャンプーを1か所にしかつけないで全体がうまく洗えるわけがありません。まず、手のひらに広げてから、頭頂部、両サイド、後頭部の4か所の、なるべく地肌に近い所に広げながらつけるのがコツです。
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いきなりこすると摩擦が!
泡はシャンプーを地肌に行き渡らせる役割。泡立てずにこするのは髪を傷つけるもと。頭の上でうまく泡立てられない人は、泡立てネットを使用して。
直立洗い
下向きで洗うと頭頂部、直立して洗うと襟足と後頭部を洗い残すことが多い。洗い残しは毛穴が詰まった頭皮のもとに。
7 残った泡で髪をもみ洗いする
こすらないことが美髪の絶対ルール
地肌同様に髪の毛もこすって洗う人が多いけれど、ぬれてキューティクルは柔らかく傷つきやすいので摩擦は禁物。髪についた汚れは泡に吸着されてすぐ落ちるので、優しく指を通すだけでOK。
8 地肌から毛先までよくすすぐ
すすぎ残しは地肌や髪の乾燥のもと
泡で洗う時間を1とすると、すすぎは2倍の時間をかけて。地肌に触れ、髪に指を通しながらシャンプーをよくすすぎます。地肌のシャンプー剤の付着は髪の乾燥を招き、ツヤの減少や、かゆみ・フケの原因に。
2015年6月号P126、127掲載
撮影/齋藤裕也(t-cube/人物)、松本拓也(静物) ヘア&メーク/朝日光輝(timeless) スタイリスト/伊藤ゆみ モデル/ATSUKO イラスト/片塩広子 デザイン/GRACE.inc 構成/中尾のぞみ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。