ヘアのお悩み
2025.3.23

くせ毛さんに合うショートヘアスタイルをお届け!くせを活かせるスタイルって?

気になる「くせ毛」を上手に活かしたショートヘアの実例をご紹介!『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルから、パーマあり・なし、暗めカラー・明るめカラーなどにわけて掲載。好みのスタイルを見つけてみて♪

「顔型別」くせ毛を活かしたショートヘア【2選】

【1】「卵型」癖をアイロンとオイルで馴染ませたスタイル

Point

癖が気になる人は、ストレートアイロンを軽く通してから、全体にヘアオイルをなじませます。オイルは酸化しやすいので、オーガニックオイルを選ぶのが◎。

【how to“ベース&カラー”】
襟足の長さを口角ラインでカットし、首ラインを見せて女性らしさをプラスしたショートスタイル。サイドの長さはあご上でボブベースにカットし、表面の角を少しだけ落としてレイヤーを入れます。前髪は、眉毛ギリギリに。

【how to“スタイリング”】
毛量の多い耳まわりや襟足にしっかりオイルを塗布し、前髪は内側からかきあげるようになじませ、センター部分を下ろします。最後に、束感をつくってシースルー感を出します。

担当サロン:MINX shibuya smart salon (ミンクスシブヤスマートサロン)  知念弘行さん

【2】「面長/卵型」大人の丸みショート

Point

大人女性がトライするなら断然丸みショートがおすすめ。短くするとボーイッシュや子どもっぽく見られがちですが、長さに余裕をもたせ柔らかい質感にすることで大人っぽヘアを叶えます。また、パーマをかけることで、ふんわりボリュームアップ。クセ毛さんは、パーマなしでくせ毛を活かせます。

【how to“ベース&カラー”】
ベースカットは、骨格や首の長さ、アゴや耳の位置に合わせてグラデーションでカット。表面にすこしだけレイヤーを入れます。フェイスラインをすっきり切ることで、後頭部のボリューム感を出し、えり足はやや長めに。

カラーは9レベルのスモーキーベージュをセレクト。ベージュにグレーのニュアンスを加えることで、程よいくすみ感が生まれ、柔らかい透け感カラーに。

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは全体に太め30mmのロッドで毛先にワンカールかけます。パーマなしの場合、トップと前髪をマジックカーラーで巻いても◯。スタイリングは、ツヤ感の出るヘアバームを全体的なじませるだけ。ショート&パーマの時短ヘアです。

担当サロン:S.HAIR SALON(エス ヘアサロン)  横井七恵さん

「パーマなし」くせ毛を活かしたショートヘア【2選】

【1】猫っ毛さんにおすすめなショートスタイル

Point

うぶ毛やもみ上げに柔らかいカール感をつくることで、大人っぽさの中に可愛さもプラス。くせ毛や猫っ毛を生かせるのも嬉しいポイントです。遊び心があり、品のある女性らしいデザインにぜひチャレンジを。


【how to“カット”】
えり足ギリギリに長さでカットしたマッシュショート。全体に動きが出るようにレイヤーを入れます。しっかりおでこを出したオン眉バングは、ややラウンド状にカットします。


【how to“スタイリング”】
全体をオールバックに乾かし、前髪ともみ上げは細い毛束を取り、ストレートアイロンでゆるめに巻きます。前髪はフルバングで下ろすとキュートな印象になるため、やや上げることで大人らしさを演出。ウェットな質感をつくるならジェルがイチオシ。ジェルといっても、固まるタイプではなく“みずみずしい質感”になるタイプを選んで。根元付近からつけてコームでタイトにしてから、前髪ともみ上げをつまんで引き出し整えたら完成です。

担当サロン:Laf from GARDEN (ラフ フロムガーデン) 津田恵さん

【2】束感を出してクセのある髪質をカバー

Point

丸みのあるマッシュレイヤーショートを作るために、トップはボリュームレイヤー、ベースはグラデーションカットで全体に動きを出すようにカットしています。元々少し癖がある髪質なので、それを活かすために束間を出すようにしています。


【how to“カラー”】
カラーは、根元は7トーン毛先は9トーンのインディゴブラウンで赤みが出にくい優しいブラウン。洋服との相性もいいのでおすすめです。


【how to“スタイリング”】
バームを大豆1粒ほどを手に取り、手のぬくもりでしっかりと温めて手のひら全体に伸ばします。それを、髪にくしゃっと馴染ませて、顔周りの毛先をすっと前に流すようにつけてあげると束間が出て、シルエットのきれいな動きのあるスタイルが出来上がります。

担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー) 斎藤美紀さん

「パーマあり」くせ毛を活かしたショートヘア【2選】

【1】ゆる可愛パーマで顔まわりのクセをカバー

Point

可愛いとキレイめを兼ね備えたこちらのパーマスタイル。ベースは重めのショートボブですが、耳にかければすっきりとした雰囲気も楽しむことができます。スタイリングが楽なうえ、顔まわりのクセが気にならなくなります。

【how to“ベース&カラー”】
サイドの長さを耳下に設定したショートボブ。えり足はグラデーションを、トップにはデザインレイヤーを入れます。前髪は、オン眉でラウンド状にカット。

カラーは、ツヤ感と温かみのあるピンクベージュを。表情を明るく見せ、顔色も映えるカラーリングです。

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、17〜23mmのロッドを使い、ワンカール〜ワンカール強で。トップは根本まで巻き、ボリュームを出しやすくします。パーマ剤は、ゆるめのコスメパーマでダメージレスに。

スタイリングは、ドライな状態にバームミルクを50円玉サイズ、手にムラなく伸ばし、後ろから全体に揉み込みます。大きめにくしゃっと動かすとパーマのニュアンスが可愛く仕上がります。

担当サロン:TORA by grico(トラバイグリコ) バタコさん

【2】くせ毛バングが扱いやすくなるパーマスタイル

Point

クセ毛さんで扱いにくい前髪は、実はパーマをかけることでぐっと扱いやすくなり、かわいくお洒落なカール感を実現します。また、キメすぎないラフ感を演出して、ショートヘアでも柔らかい印象を叶えます。ショートスタイルにチャレンジしたいけど、女性らしさも欲しい人におすすめのデザイン。スタイリング剤をもみ込むだけなので、アイロンが苦手な人にも◯。

【how to“ベース&カラー”】
ベースカットは、ショートボブに。前髪は、眉下のラインで薄めに切り、サイドと繋げて、ナチュラルなマッシュラインになるようにします。

カラーは、8レベルのモカブラウンに。今季人気の暖色系ながら赤みをおさえ、女性らしさと深みをプラスします。

【how to“パーマ&スタイリング”】
20〜32mmのロッドを使い、根本までパーマをかけます。前髪は、上下2段に分けて巻くことで、ラフな動きが出せ、2WAYバングのスタイリングもしやすくなります。

スタイリングは、少しウェットでカール感のある状態に、スタイリング剤をもみ込みます。セット剤は、ややセット力のあるジェルタイプがおすすめ。前髪を下ろすとマッシュっぽい雰囲気を楽しめます。

担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん

「ダークカラー」くせ毛を活かしたショートヘア【2選】

【2】動きのある外はねショート

Point

全体はマッシュウルフのベースで、襟足を外ハネ、全体的に柔らかく動くパーマをかけて雰囲気を出しています。ウエーブパーマ、もしくはくせ毛を活かして髪の動きを出します。

【how to“カラー”】
カラーは明るく抜けたベース(ブリーチなし)に7トーンのグレージュを乗せて、透明感のある地毛風カラー「ダークグレージュ」に!

【how to“スタイリング”】
まず全体的に水分を入れて、パーマを戻します!その時はスプレーがあると◎。全体的に水分を揉み込んでカールを出したら、トラックオイルのno.3とオーバームを1:1でMIXして、それも毛先を揉み込むように全体へつけます。顔まわりや襟足はわざとはねさせるのがポイントです!

担当サロン:THE ORIGIN’S SALON(オリジンサロン) 原菜摘さん

【3】くせ毛を活かしたメリハリカット

Point

カットはくせ毛を活かすために、襟足をウルフ気味に残してサイドとトップにレイヤーを入れたメリハリのあるカットです。毛先の動きを出せるようにしっかり量感を調整しています。根本をきちんと立ち上げることで、全体のフォルムもボリュームもしっかり決まります。


【how to”カラー”】
カラーは明るすぎない7トーンのココアブラウンで、秋冬対応にしています。


【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで襟足を外ハネに、サイドとトップは自然にワンカール内巻きにして、前髪は強めに巻いて動きを出しています。バームを根本から毛先までまんべんなく馴染ませ、毛先にウェットな質感が出るまで様子を見ながら足していくと、つけすぎも回避できて程よい艶が生まれます。

担当サロン:ORIGIN’S IZUMI 佐藤梨花さん

「ハイカラー」くせ毛を活かしたショートヘア【2選】

【1】クシャっと感がコツの無造作ショート

Point

ハネ感やクセも活かすことができるショートヘア。ヘアカラーは、透明感のあるアッシュベージュが好相性です。

【how to“ベース&カラー”】
ベースは、えり足1cm、サイドは耳下、前髪は、目にかかるくらいの長さのショートスタイルにカット。全体にローレイヤーを入れ、毛先の重さは残します。

カラーは、9レベルのアッシュベージュに。クリア剤をMIXすることで、寒色になり過ぎず透明感も高めるレシピとなっています。

【how to“スタイリング”】
髪が濡れている状態で、トリートメント系のオイルを馴染ませます。その後、ドライヤーで乾かす際に、髪を揉み込みながらボリューム感を出します。ボリュームは出過ぎてもコンパクトにできるので、大きめに作っても。柔らかめのワックスをトップのセンターラインをメインに馴染ませ、前髪の表面をクシャっとつくるのがコツ。ハネ感は可愛い動きになるので、キープしつつシルエットを整えたら完成です。

担当サロン:grico(グリコ) 寺尾フミヤさん

【2】クセ毛を上手に活かしたウルフヘア

Point

艶があり滑らかな毛流れを作れるスリークボブ。くせ毛を活かしたウルフヘアに仕上げることできれいヘアが完成します。


【how to“ベース&カラー”】
裾は軽めに長さを残してウルフっぽく。クセを活かした動きをだしやすいようにレイヤーをたっぷりいれています。トップにもしっかりレイヤーを入れ、パーマでふわっと高さも出る様に。パーマは癖の強い方、くせ毛を十分に活かせるためしなくてもOK。顔まわりは輪郭に沿わせて小顔に見えるように。前髪は束感をだして流れやすくなる様に眉の長さでカットして、流し前髪に。カラーは12トーンのフォギーベージュ。表面に細かくハイライトも入れて立体感と透明感が出やすい様にしています。


【how to“スタイリング”】
襟足はタイトに乾かし、トップは少し持ち上げてパーマを活かし動きを出しやすくする。バームでツヤ感と束感が出るようにスタイリング。

担当サロン:Maria by afloat(マリア) 山田祐里さん

「ブリーチあり」くせ毛を活かしたショートヘア

Point

ボーイッシュな印象になりがちなショートヘアですが、柔らかいニュアンスで女性らしさを演出したこちら。えり足ともみ上げの長さを残すことで、抜け感のある動きが生まれ、くせ毛も活かせるスタイルとなっています。

【how to“ベース&カラー”】
えり足ともみ上げがタイトにならないように調整したショート。前髪は、えり足の長さとのバランスで短めにカットします。

カラーは、ブリーチ後ベージュをオンカラー。オレンジっぽさを打ち消し、透明感をUPさせ、肌を白く見せる効果も望めます。

【how to“スタイリング”】
髪のくせを活かすように、クシュっと揉み込みながらドライヤーで乾かします。ウェットな状態に、バームをなじませカール感を整えてから自然乾燥でもOK。直毛さんは、パーマで柔らかい動きを再現することができます。最後に、バームとオイルを同量混ぜたものをなじませたら出来上がり。

担当サロン:S.HAIR SALON(エスヘアサロン) 佐藤陽香さん

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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