【実例7種類】女子の前髪、どうすべき?おすすめまとめ

ガラッと印象を変える“前髪”。人気スタイル直伝の「似合う前髪」の見つけ方と女性に人気の前髪をピックアップ!『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。
前髪伸ばす?切る?「似合う前髪」の見つけ方
「前髪って、女性の永遠のテーマですよね! その前髪がキャラに合っていればオールOKですが、多くの女性にとってはとても悩み深い部分。いちばん大事なことは、自分のおでこの形はもちろん、生えぐせや髪質、毛量をちゃんと知ることだと思います。例えば、おでこが狭い人が前髪を作ると重くなってしまうのですが、かといって伸ばすと頭が大きく見えてしまうことも。そんなときは全体の長さとのバランスや、前髪の幅を見極めるのがコツです。自分のおでこの形などを知った上で、フレキシブルに対応してくれるように美容師さんに相談するといいかもしれません。“あなたのおでこはこうだから、こんな前髪じゃないとダメ”っていうのは絶対にないですから。わたしたち美容師にとっても、その人の魅力を引き出すための、やりがいのあるパーツなんですよ。また、前髪はパッと見の印象を左右する所でもあります。曲線をつけるとフェミニンになり、隙間を作るとカジュアルに、伸ばすと大人っぽくなれます。全体の長さは変えたくないけれど、ちょっとイメチェンしたいときは、前髪に変化をつけるのがおすすめです」(津村さん)
女子に人気!イチオシの可愛い前髪【7つ】
【1】シースルーバング
Point
シースルー前髪とは。韓国発祥と言われ、日本に来てからも人気でトレンドの前髪。薄めでおでこが透けるような毛流れが特徴。長さや薄さ、スタイリングの仕方で可愛くも綺麗めにもできます。面長タイプでおでこが狭めなので、縦の奥行きを広めにして横幅を狭くして、目にかかるくらいの長さでつくることで全体のバランスをとってます。あげて乾かせばサイドバングに馴染んでかきあげもできます。
担当サロン:kumu (クム) 淺井 裕也さん
【2】斜めバング
Point
斜め前髪はフェミニンさがアップする女子におすすめバング。前髪はサイドに流れるように斜めラインでカットし透け感を調整。流しバングは根元を立ち上げることで、トップのふんわりとしたボリュームを引き立てる効果あり。担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 清水 豊さん
【3】ぱっつん前髪
Point
ぱっつん前髪は、前髪を一直線に水平に切った前髪のことです。横のラインが出来る事で、面長さんも骨格補正もしつつ可愛い印象に。乾かして下ろすだけが多いのでスタイリングが苦手な人にもおすすめです!担当サロン:kumu (クム) 田口 翔さん
【4】かきあげバング
Point
かきあげバングとは、手でかきあげたような前髪です。大人っぽい雰囲気やこなれた印象にしたい方におすすめです。
【5】厚めバング
Point
厚めバングは、前髪を厚めに作った前髪です。担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 畑中 正敏さん
【6】韓国風バング
Point
韓国風バングは、韓国っぽい雰囲気が出せる前髪です。長め前髪の流れでくびれをつくることで大人女性の色気を演出できます。担当サロン:Violet 表参道店(バイオレット オモテサンドウテン) 原田 大希さん
【7】前髪なし(センターパート)
Point
センターパートは、前髪を真ん中で分けた髪型です。担当サロン:TORA by grico(トラ バイ グリコ) バタコさん
前髪の「セット方法」タイプ別【7つ】
【1】透け感が魅力の「薄シースルー前髪」の作り方
Point
定番のひとつとなったシースルー前髪の鮮度をアップする方法は、全体の毛量を減らし、ごく薄く下ろすこと。顔の印象も明るくなり、透明感ある春色のメイクやファッションとの相性もぴったり!【how to “スタイリング”】
STEP1:表面の前髪をサイドに流して毛量を減らす
ヘアオイルを指全体になじませておき、表面の前髪を取って両サイドに流す。
STEP2:一筋一筋、丁寧にアイロンを滑らせる
残した前髪を指先でつまんで束感を出したら、ストレートアイロンでツヤを出しつつ繊細な毛流れを作る。
【2】アンニュイな雰囲気の「シースルー前髪」の作り方
【how to “スタイリング”】
- アンニュイなシースルー前髪を作るコツは、繊細な束感とツヤにあり。ストレートアイロンを根元~毛先に滑らせ、毛先をゆるっと内巻きに。
- オイルをなじませた指で毛束をつまみながら整えて。
担当サロン:Belle 銀座5丁目店 原口陽介さん
【3】ストレートアイロンでの「流し前髪」の作り方
STEP1:ミニストレートアイロンで内巻きに
前髪を5つくらいの小束に分け、ミニストレートアイロンで毛先だけ内巻きにする。
STEP2:毛束をずらす
毛先をずらしながら横に流し、ワックスを指に少量つけてつまみながら束感を出す。
担当サロン:Violet(バイオレット) スタイリスト 若井 友紀さん
【4】ストレートアイロンでの「真っ直ぐな前髪」の作り方


ヘアサロンtricca銀座店 スタイリスト
野口 眞莉奈さん
STEP1:根元を濡らして生えグセと反対側から乾かす
「まず、生えグセ部分を中心に、髪の根元からしっかりと濡らします。次に、ドライヤーでクセを伸ばしていきます。この時、生えグセと反対方向に前髪を引っ張りながら風を当てるのがポイント。これで、生えグセの向きが下に流れるようになります」(野口さん/以下「」内同)
STEP2:横からオーバー目に取って乾かす
「生えグセの横から前髪を取り、ドライヤーの風を当てていきます。これで、クセによって髪が浮くのを防げます」
STEP3:前髪を少しずつ分けてストレートアイロンを通す
「おでこの幅をカバーするために前髪を厚めに取っているので、髪を1/3ずつ分けてから、ストレートアイロンをかけていきます。少しずつアイロンを当てると、髪がしっかりと伸びます」
STEP4:仕上げに軽めのヘアオイルとコーミングを
「毛が細くてフワフワと浮きやすいので、軽めのヘアオイルをつけます。そのあと、コームで前髪全体に馴染ませれば完了。コームは、少し隙間が空いたものを使うと、髪が引っ掛かったりせず、ダメージになりにくいです」
生えグセを感じさせない美しいストレートの完成
ストレートアイロンとヘアオイルのおかげで、キレイなツヤのある前髪に。
【使用アイテム】
ビューティーエクスペリエンス mmオイル
価格 | 容量 |
---|---|
¥4,180 | 80ml |
「軽めのオイルでサラサラ感をキープしながらまとまりの良い髪に。ヘアフレグランス並みの香りの高さもお気に入り」
【5】ストレートアイロンでの「かき上げ」の作り方
Point
“なんだかイイ女”を演出できるかき上げ前髪だけど、おでこを全開にすると、強さが前面に出やすく。こめかみ辺りにちょろっと毛束を残すことで、抜け感と柔らかな色っぽさをプラスして。STEP1:ウエット感のあるかき上げが今っぽい!
ヘアオイルをなじませた手のひらを生え際に当て、後方へなでつけるように流す。
STEP2:ストレートアイロンで毛先にニュアンスづけを
こめかみから少量の毛束を引き出し、内側に“く”の字に曲げるようにくせづけて。
【6】コテでの「かき上げ前髪」の作り方
【BEFORE】
【AFTER】
front
side
STEP1:寝ぐせとうねりを伸ばす
STEP2:簡単ブロッキングする
後ろでふたつに分けて
3つにブロッキング
STEP3:毛先全体を外ハネに巻く
中間から巻いて
毛先にすべらせ、5秒おく!
STEP4:前髪にカールをつける
親指と人さし指の幅で
上に持ち上げて
クルッと巻いて
待たずにパッと離す
STEP5:フェースラインに「ダブル逆S」を作る
フェースラインの中間を挟んで
一回転クルッと巻いて5秒待つ
スルッと抜く
毛先をハネさせる
「ダブル逆S」完成!
Front
Side
ふたつの逆S字ができる
STEP6:根元を巻いてボリュームを出す
分け目の毛を一筋取り
根元を巻いて3秒
反対側によけて
外側にもう一筋取って根元を巻く
両方やると根元がふんわり!
STEP7:ヘアオイルをつけてツヤを出す
オイルはパールひと粒大
毛束を作ってつける
残りを全体に
STEP8:スプレーでカールをキープする
STEP9:分け目をざっくり「くの字」に分ける
小指でジグザグ
こんなふう!
STEP10:取れた前髪を巻き直す
毛先だけ
完成!!
Front
Side
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【7】ストレートアイロンでの「厚みセンター分け前髪」の作り方
Point
ふんわりボリューム感のあるセンター分け前髪は、今、注目のスタイル。おでこを出しつつも、こめかみ周りは覆って重みを出すことで、まろやかな女らしさを加味。毛先を外方向に軽くハネさせて抜け感を。STEP1:前髪全体を毛先からくるんと内巻きにする
ストレートアイロンで、前髪全体を根元から毛先まで巻き込むように挟んだら、前方向に回転させて。
STEP2:毛先を外方向へ曲げるようにスタイリング
ヘアワックスをつけた指でざっくりセンター分けに。根元から毛束をつまみながら毛先をくせづける。
簡単にできる「アレンジ」【6選】
【アレンジ1】ワックスとスプレーで作る流し前髪


ヘア&メイク
サカノ マリエさん
【how to “スタイリング”】
STEP1:ワックスをなじませた指で分け目を変える
「ワックスをなじませた指で前髪をかき分けるように持ち上げて、センター分けしている前髪を横分けにします。前髪を厚めにとってかき上げるようにすると、分け目を変えやすくなりますよ。あと、指にワックスをなじませておくのも、髪を動かしやすくするコツです」(サカノさん・以下「」内同)
STEP2:かき上げた前髪を少量下ろす
「おでこを見せるのが苦手なので、前髪を斜めに流します。前髪の毛量が多いため、全部を斜めにすると重みで落ちやすくなってしまうから、薄めに少量だけ下ろします」
「かき上げた前髪と少量下ろした前髪の境目が割れないように、サイドからチェックを忘れずに」
STEP3:前髪全体をソフトスプレーでキープ
「前髪全体に、ソフトスプレーをつけます。前髪が潰れないように、遠目からふわっとスプレーを」
STEP4:少量下ろした前髪に毛束感を出してカジュアルダウン
「STEP3のソフトスプレーが乾かないうちに、STEP2で少量下ろした前髪をつまんで毛束感を出します。このひと手間で、斜めに流した前髪がカジュアルダウンします」
完成!
前髪の根元がふんわりと立ち上がっているから自然な印象に。薄めに下ろした前髪の毛束感のおかげで、斜め前髪がカジュアルダウン。
【使用アイテム】
ジョバンニ|シャイニーヘアワックス チェリーブロッサム
価格 |
---|
¥2,178 |
「パサつきを抑えながら動きのあるスタイリングが作りやすいワックス。オーガニックだから、おでこについても安心です」
no3|デューサーヴェール 3
価格 | 容量 |
---|---|
¥1,650(編集部調べ) | 170g |
「髪を柔らかく自由に動かして、ナチュラル感のあるアレンジスタイルが作れるソフトスプレー。固まりすぎずに髪をホールドしてくれます」
【アレンジ2】三つ編み前髪
STEP1:トップから前髪を斜めにもってきて適量取る
全体を8:2に分け、8の方で前髪とサイドの毛束を取る。後ろの髪としっかり分けておくと、編み込みしやすい。
STEP2:取った毛束で片編み込みをしていく
まず3つ編みを作り、ひと編みするごとに後ろの毛を少しずつ取って編み込んでいく。くずれないようタイトに。
STEP3:耳上でピン留めして固定する
耳のラインに沿う形で留める。1度で留まりづらかったら、アメピンで固定してから飾りピンをかぶせてみて。
【TOP】
【SIDE】
【アレンジ3】前髪くるりんぱ
【how to “スタイリング”】
STEP1:トップとサイドの髪ごと前髪を取りゴムで結ぶ
トップとサイドの髪も取りつつ前髪を上げて、根元から10cm程上でひとつに結ぶ。細めのシリコンゴムが最適。
STEP2:根元側の毛束を半分に割って毛先側を通す
根元側の毛束を半分に割って穴をあけ、毛先側を上からくるりと通して引っ張る。毛先は耳にかけるかピン留め。
STEP3:ゴム部分を押さえつつ髪を引き出す
ゴムの近くの髪を上に少し引き出し、ボリュームアップを。前髪の生え際部分も自然にふんわり。
【TOP】
【SIDE】
【アレンジ4】ねじり巻き込み前髪のスカーフポニー
【how to “スタイリング”】
STEP1:センターで分けねじってサイドの髪とつなげる
半分に分けた前髪を、片方ずつ毛先までねじる。そのままサイドの髪と合流し、巻き込むようにねじり続ける。
STEP2:耳裏までねじり毛束をつまんで立体感を出す
耳裏までねじったら、もう片方の手で毛束から耳前の髪を少し引き出すと、正面から見たときニュアンスが出て◎。
STEP3:ピン留めしてねじりを固定しひとつに結ぶ
ピンは3本程使い左右から挿してねじりをしっかり固定。全体をひとつにまとめ、結び目にスカーフを巻いて完成!
【FRONT】
【BACK】
【アレンジ5】斜め前髪のタイトなポニー


ヘアサロンchobbi スタイリスト
wacoさん
【how to “スタイリング”】
STEP1:髪全体にバームとオイルを混ぜてなじませる
「髪をまとめやすくするために、バームとオイルを1:1で混ぜたスタイリング剤を全体になじませます。オイルだけだとバーコードのように髪が割れてしまいやすいので、ワックスを混ぜて、ツヤと毛束感を出します」(wacoさん・以下「」内同)
STEP2:毛先をコテで軽く内巻きに
「ポニーテールにしたときに、毛先がツンツンしていると毛量の多さが目立つので、コテで軽く巻いてまとめます。手首を返すくらいの軽いカールがバランス◎」
STEP3:前髪ジグザグに取って斜めに持っていく
「前髪を斜めにするときは、トップから指先をギザギザと動かして分けます。これなら分け目がきっちりつかず、生えグセも目立たなくなります」
STEP4:耳下の高さでひとつに結ぶ
「低めの位置でまとめるとぐっと大人っぽい印象に。耳下の高さの、襟足近くでヘアゴムを使って結びます」
STEP5:前髪をアメピンで留める
「前髪の毛先をヘアピンで留めて、斜め前髪をキープ。ヘアピンは下から入れこむと留まりが良く、動いてもズレてきません」
STEP6:両サイドの耳に毛束をかける
「サイドの毛束を少し引き出し、耳にかけます。タイトなスタイルでもきっちりしすぎず、しゃれ感がUP」
STEP7:トップの髪をふわっと引き出す
「全体のバランスを見ながら、トップの髪を引き出してふわっとさせます。タイトな前髪とテンションを揃えるため、少しずつ毛束を引き出すのではなく、トップの毛をひと握りして、ぐっと持ち上げるようにふんわりさせるのがコツ」
斜めの前髪と低めのポニーテールで大人っぽいタイトなスタイルが完成。でも、耳にかけた毛束やトップのふんわり感のおかげで、こなれた印象に。
【使用アイテム】
右:リレイ|トリートメントバーム
価格 | 容量 |
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¥2,750 | 40g |
「トリートメント効果が高く、ベタつかずまとまりの良い髪に」
左:Dr.Jr.イフイング|TOKIO IE OUTOKARAMI PLATINUM OIL. TREATMENT
価格 | 容量 |
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¥3,520 | 100ml |
「キレイなツヤを与えてくれるオイル」
【アレンジ6】手ぐしでできるオールバック


ヘアサロンchobbi スタイリスト
wacoさん
Point
「かっちり固めたオールバックは色気不足になるので、トップはふんわりとさせながら後ろに流すようにしています。直毛すぎて動きが出にくい髪質ですが、スタイリング剤とドライヤーがあれば、オールバックは可能!」(wacoさん/以下「」内同)STEP1:髪全体にバームとオイルを混ぜてなじませる
「髪に動きをつけやすくするために、バームとオイルを1:1で混ぜたスタイリング剤を全体になじませます。オイルだけだとバーコードのように髪が割れてしまいやすいので、ワックスを混ぜて、ツヤと毛束感を出します」
STEP2:毛先を内巻きにして女らしさを出す
「オールバックは襟足部分がくびれていて毛先が外ハネになるのが一般的ですが、女らしさを出すために、私は毛先を軽く内巻きに。コテで手首を返すくらい、軽く巻いて、柔らかな印象にします」
STEP3:ドライヤーでしっかりとオールバックに
「手ぐしで前髪とサイドの髪を後ろにとかしながら、ドライヤーを当ててオールバックのスタイルに。仕上げに冷風を当てると、しっかり後ろに流れます」
STEP4:もみあげを出して色っぽさのエッセンスに
「サイドの髪を全部後ろに流すとすっきりとしますが、髪が少し耳にかかるだけで色気も出る気が。少しだけ毛束を耳前に持ってきます」
STEP5:トップのふわふわとした毛を抑える
「トップからふわふわと飛び出す毛は抑えた方がすっきりと見えるので、マスカラ型のジェルでピンポイントに抑えていきます」
完成!
ふんわりとしたトップと内巻きの毛先で、柔らかなオールバックスタイルに。バームとオイルで出したツヤ感と動きのあるスタイルが、女性らしさをバックアップ。
【使用アイテム】
右/リレイ|トリートメントバーム
価格 | 容量 |
---|---|
¥2,750 | 40g |
「トリートメント効果が高く、ベタつかずまとまりの良い髪に」
左/Dr.Jr.イフイング|TOKIO IE OUTOKARAMI PLATINUM OIL. TREATMENT
価格 | 容量 |
---|---|
¥3,520 | 100ml |
「キレイなツヤを与えてくれるオイル」
ミルボン|エルジューダ ポイントケアスティック
価格 | 容量 |
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¥1,650 | 15ml |
「固まらないのに髪の浮きを抑えられるマスカラ型のヘアジェル。ピンポイントに髪を抑えるのにとっても便利です」
※一部サロン専売品が含まれます。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。