こなれたまとめ髪の作り方|「毛束を引き出してくずれちゃった…」とおさらば! 目指すは緩くまとめたモデル髪♪
まとめ髪をしてもうまく安定せずただの崩れた髪型に…!?そんなお悩みを解決するテクニックをヘア&メイクアップアーティストの佐川里佳さんに教えていただきました。
Q.まとめ髪をしてもこなれられません!
「雑誌のモデルさんのように緩くまとめたくても、ただの髪型乱れた人になりがちです(汗)。」(美的クラブ 小甲由起さん(会社員・38歳))
A.後れ毛はもみあげだけ、後は“引き出し”で頭の形を整えて
「こなれ感を出そうと、まとめ髪を作った後やたらと毛束を引き出そうとするとくずれるもとになり、結果汚くなってしまいます。成功するコツは結ぶ前に予め、後れ毛のもみあげとある程度の毛束を引き出して形を決めてから、結ぶことです」
Point
★1:トップは丸く整えて、頭の形が良く見えるように
★2:耳の上は少しだけ引き出してたるませるとこなれる
★3:後れ毛はもみあげに数本だけが清潔感があって○
最近はタイトなまとめ髪も流行中。どうしてもできない人はピタッとまとめるのも手
横から見たときにポニーテールやお団子の下部分に少したるみを作っておくと、絶壁のカバー力あり。
ヘアアレンジ方法
(1)今回はポニーテールだけれど、それ以外でも髪を結ぶ前段階に毛束を引き出す。結ぶ毛束を押さえながら、耳前の髪を掴む。
(2)耳前のもみあげをごく少量引き出して、後れ毛を作る。毛量は写真くらいで、あまりたくさん出さないこと。
(3)毛束がくずれないようにしっかり押さえながら、後頭部下部の毛を少しずつ引き出してたるみを作る。
(4)写真のように頭がふんわり丸く見えるようになればOK。絶壁をカバーして頭の形を良く見せる効果が。
(5)トップからサイド上の髪の毛をランダムに引き出し、頭の形を整える。ひし形に見えるようにすると、美しく見える。
(6)最後に耳上の毛をちょっとだけ引き出して、耳の上にかぶるたるみを作る。この緩み感が、こなれ感につながる。
『美的』2020年11月号掲載
撮影/花村克彦 ヘア&メイク/佐川理佳(TRON) スタイリスト/小川未久 モデル/大塚まゆか イラスト/湯浅 望 構成/中尾のぞみ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
メイクだけでなくヘアの技術も感度も高く、どんな髪質でもおしゃれなヘアに導く達人。今の旬のさじ加減を適切にジャッジ。