「夜会巻き」のやり方まるわかり!お仕事シーンや和装にも似合うアレンジ
夜会巻きのやり方を基本からヘアアクセ別、レングス別にご紹介します。好みのやり方が見つかります。
「初心者」でも分かる【基本】の夜会巻きのやり方
「大人っぽくまとめるアレンジ。ちょっと改まった席でもOKですし、普段でもビッグジャケットやマニッシュ系の服を着る際など、顔周りにレディな要素を足したいときに便利なんです」(野澤さん・以下「」内同)
STEP1:ヘアワックスを髪全体になじませる
「ワックスをスパチュラでこれくらいとります。天然由来原料でできたヘアバームは、毛量の多い髪にも柔らかくなじんで、自然なツヤと潤いを与えてくれます」
「両手のひらでのばしてオイル状にしてから使います。指の間にもしっかりなじませます」
「髪全体にワックスをなじませます。髪の内側から指を通すようにしたり、毛先を両手で挟んでワシャワシャッとラフになじませる感じで。ワックスをつけておくことで、髪をまとめやすくなるのはもちろん、後れ毛もだらしなく見えないので必ず使います」
STEP2:手ぐしで髪をまとめる
「手ぐしで髪をまとめます。サイドや襟足の髪がゆるんでいるとだらしなく見えるので、しっかりときつめに集めます」
STEP3:上方向にねじる
「まとめた髪をくるくると上方向にねじります」
「横から見るとこんな感じです!」
STEP4:まとめた髪をピンで固定
「髪を片手で固定し、毛先の束にヘアピンを上から差し込みます」
「寄って見るとこんな感じ。1本でもしっかり留まっています」
STEP5:さらにピンを追加してしっかり固定
「横から1本、下から1本ずつ差し込んで、毛束をしっかり固定します」
STEP6:全体のバランスを整えて完成
「トップやサイドの髪を少し引きだして、バランスを整えれば完成」
「トップはふんわり高さを出して、サイドの髪は少し耳にかかるようにすると、バランスがよくなります」
【コーム】今どきおしゃれな夜会巻きのやり方
\まずはベース巻き/
STEP1:全体を外巻きにする
細めに毛束を取って外側にねじり、コテで挟んで外巻きに。ニュアンスをつけるだけなので、キレイに仕上げなくてOK。多少巻いていない毛束があっても大丈夫!
STEP2:トップの表面を軽く巻く
せっかくのアレンジも、トップがペタっとしていると完成度が急降下。ふわっとボリュームを出すために、ガイド部分の毛束を細かく取り、写真のようにひと巻きして!
巻き終わるとこんな感じ!
STEP3:セミウエットスプレーを振る
アレンジをおしゃれに見せるキモは、後れ毛&結んだときに表面に出る毛束感。必ずスタイリング剤を仕込むのを忘れずに。表面だけでなく、内側からもスプレーを。
STEP4:くしゃっともみ込む
STEP3のスタイリング剤を髪全体になじませるように、くしゃっともみ込む。これをすることで、ゴムやピンの留まりが良くなり、アレンジに適した質感に。
\How to/
STEP1:耳の高さでひとつに結ぶ
前髪を分け取ったら、全体を耳の高さでまとめてゴムできつめに結ぶ。女っぽい仕上がりを追求したいなら、前髪は斜めに流すのがおすすめ。
STEP2:ゴムを下にずらす
ゴムを毛先方向にぐいっとずらす。ゴムがそのまま取れてしまわないよう、もう一方の手で先端を持つとやりやすい。写真くらいに毛先を残して。
STEP3:ゴムを巻き込むようにねじる
ゴムを指でつかみ、上に持ち上げながら内側にぐるぐるとねじり切る。手首を返しながらすると片手でも簡単。
ここまでねじる!
STEP4:ピンで留める
写真のように、ピンを上から下へ挿す。ねじった髪を拾いながら地肌に沿わせるように挿すと、しっかり固定される。ピンは3本くらいでOK!
STEP5:全体の毛束を引き出す
表面の毛束を引き出す。ねじった部分も忘れずに。ピンだけで作る夜会巻きと違い、始めにゴムでまとめたことで、引き出してもくずれにくい!
STEP6:コームを挿す
後ろからも前からもちらっと見える位置にコームアクセをオン。巻き込み部分の縦ラインに沿って挿すのではなく、あえてずらすのがこなれて見せるポイント。
完成!
【かんざし】古風な夜会巻き風のやり方
\How to/
- 細めアイロンで髪全体を巻いておく。
- 手ぐしでざっくり耳上の毛をハーフアップにし、毛先を抜き切らずに輪っかにしておく。
- その毛先を結び目に巻きつけピンで留めお団子に。
- 残りの毛も同様にお団子を作る。
- ふたつのお団子を上からピンで挿しつなげる。
【クリップ】挟むだけ簡単!夜会巻きのやり方
STEP1:上下半分ずつねじって上げる
耳より上の髪をハーフアップにし、毛束を内側にねじってピンで固定。その後、残りの髪もまとめてねじり上げる。
STEP2:ねじった毛束をクリップで挟む
ヘアクリップを縦に使い、ねじった毛束と地肌の髪を挟んで留める。ラフな仕上がりでOKなら、これで完成。
STEP3:毛先をピンで固定
毛流れに沿って毛先を回転させ、ピンで留める。毛先が固定されることで上品に仕上がり、エレガントな雰囲気に。
完成。
【ボブ】夜会巻きのやり方
STEP1:ファイバーワックスをしっかりもみ込む
サクランボ大のファイバーワックスを手のひらに均一にのばし、髪全体によくもみ込んでなじませ、ふんわりさせておく。
STEP2:耳から上の髪を ハーフアップにする
耳から上の髪をまとめてハーフアップにし、ねじる。下からピンを数本挿して、落ちてこないようにしっかり固定する。
STEP3:まとめてねじり上げて ピンでしっかり固定
髪全体をひとつにまとめ、タイトにねじり上げる。上からピンを数本挿して固定し、バレッタをつけてアシメトリーに。
【ミディアム】夜会巻きのやり方2つ
【1】逆毛でボリュームを出した夜会巻き
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
STEP1:ベースは逆毛をたっぷり立てる
まとまりやすくするために、ちょっと大げさ?と思うくらい、たっぷりと逆毛を立ててボリュームUP。
STEP2:後ろで束ねて一気にねじり上げる
髪を後ろで束ねたら、根元から少し離れた所で逆手に持ち替え、手首を返しながら一気にねじり上げます。
STEP3:どんどん巻き込んでまとめる
程よい長さのミディアムは、この時点でほぼキレイにまとまっているはず。少し余った毛先は指で押し込んじゃいましょう。
STEP4:上からと中間からピンを挿す
いちばん上・中間の2か所に上からピンを挿して固定します。地肌からピンが浮かないように要注意!
STEP5:最後に下からピンを挿す
夜会巻きはうなじがだらんとたるんでいると老けた印象になるので、最後は下からピンを挿してたるみを防止。
STEP6:うなじ以外の毛束を引き出して崩す
ピンで固定した部分をしっかりと手で押さえながら、うなじの部分を避けて毛束を引き出しくずしていきます。
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初出:くずし夜会巻き<ミディアム>
【2】上品かつカジュアルな夜会巻き
STEP1:ワックスをもみ込みくずれにくくする
やや固めのヘアワックスを全体によくもみ込む。根元までしっかりなじませ、ふんわり立ち上がりやすくするのがポイント。
STEP2:こめかみの毛束をねじりハーフアップに
左右のこめかみから毛束を取り、それぞれの毛束を外巻きに軽くねじりながら中央へ移動させ、横からピンを挿して留める。
STEP3:髪をひとつにまとめて内巻きにねじり上げる
ハーフアップにした毛束の毛先も含めて全体をひとつにまとめ、夜会巻きにするように内側へややタイトにねじりながら上げる。
STEP4:ピンを数か所挿して毛束を固定する
地肌の髪もすくって横からピンを挿す。毛先側を中心に、左右バランス良く数か所に分けて留めた後、仕上げにヘアアクセをオン。
完成。
【ロング】の夜会巻きのやり方
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
STEP1:ブラシで思い切り逆毛をたてる
髪を大胆にねじってひとまとめにする夜会巻き。まとまりを良くするためにブラシでたっぷりと逆毛を立てておいて。
STEP2:毛束を折り畳んで引っ張り上げる
髪を後ろでまとめたら、毛束を縦半分に折り畳んで右手で引っ張り上げるようにしてねじっていきます。
STEP3:入りきらなかった髪を押し込む
髪全体がある程度まとまるまでねじったら、入り切らなかった毛先を中にぐいっと押し込んで隠します。
STEP4:地肌にしっかり沿わせて上と中間にピンを挿す
いちばん上と中間地点に、ピンを上から挿し込みます。ピンが地肌に沿うのを確認しながらしっかりと固定させて。
STEP5:しっかり下からピンを挿す
最後に下から1本ピンを挿して固定は完了。ピンが地肌に密着していれば、たった3本でもくずれません。
STEP6:抑えながら大胆に髪を引っ張り出す
後ろを押さえながら毛束を引き出します。ロングは髪の長さにゆとりがあるので、大胆に引っ張り出しても大丈夫。
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初出:くずし夜会巻き<ロング>
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。