渡辺佳子のナチュラルコスメ入門
2020.6.24

香りこそ…今のwithウィルス時代に楽しむ機会|フランス発ヴィーガン・フレグランス「クヴォン・デ・ミニム」新作【渡辺佳子さん連載vol.191】

内にこもらざるを得なかった外出自粛の期間に、“香り”がいかに気分転換の役に立つかということに気づいた人が多いと聞きます。個人的にも、SNSでフレグランスに関わるポストのビューが以前より上がっていることを実感します。外に出たら“ディスタンシング”を守る生活が基本となるwithウィルス時代。第三者と距離を取る生活は、考えようによっては“密”の頃より、もっと自由に自分の好きな香りを楽しむチャンスにできるのかも。

今回ご紹介するのはフランスのヴィーガン・フレグランス、「クヴォン・デ・ミニム」からの新作です。
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「クヴォン・デ・ミニム」ブランド誕生のインスピレーションは、南仏プロヴァンスに建てられた「ミニム修道院」でした。修道僧たちが畑を耕し、植物や薬草を400年もの間育てていたボタニカルな聖地です。また、ルイ14世に任命されて世界各地を旅し植物の研究を究めた植物学者のルイ・フュイエを生んだ土地でもあるそうで、研究結果は国王に献上され、それがフランスにおける植物学の礎になったとか!
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そういった背景を基盤にしている「クヴォン・デ・ミニム」だからこそ、動物由来成分をいっさい使わず、動物実験も行わないことを保証する“100%ヴィーガン認証”にこだわって製品作りをしているのは納得できます。蜂蜜やミツロウも原料から排除。選んでいる植物原料についても“動物を介して生産・収穫したものはいっさい使わない”というこだわりを貫いているのです。

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新作は「ボタニカルコロンアブソリュート」の3作で、ジャン=クロード・エレナ氏の監修のもとに創作されました。
エレナ氏は、14年間、エルメス社の専属調香師として活躍したかたで、世界でも指折りの偉大な調香師の1人。
今回のクリエーションに際して彼は、「個性や特性、嗅覚へのアプローチ、そして何より力強さを加えることによって、コロンをいつもと違う方法で表現した」と語っています。香りを作るうえで必要な原材料は、グラースの著名な自然由来香料会社から調達。また、アルコールは主にテンサイ由来のものを使っています。

それでは3つの香りを順に見ていきますね。
「力強い色と個性を持つ3つの象徴的なお花を使って、私は3つの庭園の物語を作ることを楽しみました」
とエレナ氏が説明するように、世界的に有名な3つの庭園にまつわるストーリーを紡ぐ香りです。

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古代インドのムガール帝国で、皇帝が愛する王妃のために作ったタージ・マハールの庭園をイメージした香り。
アクアアマンシア 50ml ¥5,600/100ml ¥9,600

香りの中核を成しているのは、宮殿の通路いっぱいに花びらがまかれていたという紫のハイビスカスから得られたアブソリュート。
パープルハイビスカスは、ムスクに似た香りを放つのだそうです。それをトップノートのグレープフルーツエッセンスと、ラストノートのシダーウッドエッセンスが囲んでいます。女性らしいフルーティフローラル系の仕上がり。自然由来原料比率87%。

 

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アクアミレフォリア 50ml ¥5,600/100ml ¥9,600
想像のなかにある、バビロンの空中庭園をイメージした香り。

レモンの木やミントの香りをエッセンスでトップノートに配置し、メインにはグリーンヴァーベナのアブソリュートが据えられたグリーンシトラス系。緑豊かなオアシスの情景に希少な木の香りを組み合わせることで、コロンに奥行きが与えられています。自然由来原料比率88%。

 

上の2作はすでに発売されているもの。最後の3作目は8月に登場します。
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アクアパルマリス (8/18発売予定)50ml ¥5,600/100ml ¥9,600
南スペインのアンダルシア地方、グラナダにあるアルハンブラ宮殿の庭園と果樹園をイメージした香りです。

オレンジの木でいっぱいの庭園が夜明けの日の光の中で輝いている情景…ということで、中心になるのはゴールデンネロリアブソリュート。それをプチグレンエッセンスとオレンジエッセンスが取り囲む、パウダリーフローラル系。自然由来原料比率88%。

 

おうち時間を利用して、ベランダや庭でのちょっとした菜園作りやハーブの苗を育てる楽しみに目覚めた人も多いのでは?
グリーンを感じる環境で、香りにも植物の息吹を取り入れてみませんか?
ヴィーガンフレグランスをリアルに体感してみるのも、ニューノーマル体験の1つ、新たなチャレンジにしてみてもよいかもしれません。

この他の製品やブランドについての詳細は、公式インスタグラムでどうぞ=>

@lecouventparfums_jp

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