二重あご解消トレーニングで顔スッキリ♪ 日々の生活で心掛けたいことは?|専門家がアドバイス
運動不足やたるみからなる二重あご。リモートワーク中の姿勢の悪さが原因になっている可能性も!?二重あご解消トレーニングでスッキリを目指して♪
「あごBEAUTY」【二重あご編】
運動不足による体重増加はもちろん、太ったわけではないのになっている…と悩みが増えているのが二重あご。脂肪の増加ではない場合、筋肉の衰えや姿勢の悪さが影響しているので、解消トレーニングに励みましょう♪
\ここ最近の傾向は?/
「若い方でも、下膨れっぽい顔が増えているのは、スマホ生活によるたるみのせい。二重あごも招くので、見る姿勢を変えてみて」(歯科医師・ホワイトホワイト院長 石井さとこ先生)
「自粛生活で、睡眠時に加え、日中でもストレスで歯ぎしりをするように。顔が張りやすく、二重あごになりました」(美的クラブ U・Mさん(会社員・26歳))
「リモート飲みで、小顔に見せたくてあごを引いたら、二重あごになって見事自爆。顔周りのむくみが本当にすごい」(美的クラブ N・Kさん(講師・28歳))
二重あごができる原因は?
□舌の運動不足
「舌を動かす舌骨筋群はあご下にあるため、会話が減り舌が運動不足になるとあご下に緩みが」(石井先生・以下「」内同)
□PC作業の増加
「リモートワークでのPC作業中は、下向きになることが多々。前傾姿勢であご周りに老廃物がたまりやすいほか、巻き肩の原因に」
□歯の食いしばり
「ストレスによる歯の食いしばりは、筋肉を緊張状態にさせ、あご下のお肉を増長させます」
つい下向きに
二重あご解消トレーニングをやろう!
歯の食いしばりをなくす かみ締めほぐし
「ストレスで歯を食いしばるクセがある人は、顔も心もほぐすマッサージを。目を閉じ、奥歯をグッとかんだときに硬くなる部分をほぐせば、リラックス効果も抜群!」
人さし指・中指・薬指の3本指で、こめかみ周辺を前にぐるぐる5回、後ろへぐるぐる5回マッサージ。
二重あご・たるみ・法令線もケア! 10秒舌回し
「顔と首の70種類の筋肉と、舌周りの筋肉を同時に鍛えられる舌回し。10秒かけてゆっくり動かすことで、二重あごや下顔面のたるみ、舌の位置が奥側へ引っ込む“舌下がり”を防止できます」
(1)歯茎をなぞるようにゆっくり舌を回す
口角の裏側から、上の歯茎をなぞるように前歯→反対の口角→下の前歯の順に1周動かす。頬を押し上げるようにゆっくり動かすのがコツ。
(2)(1)と同様に逆方向もゆっくり回す
逆方向も同じようにぐるりとゆっくり動かす。唾液がたっぷり出るので、食後に行うと気になる口臭も防げます。
あご周りをスッキリさせる 舌アップ体操
「舌周りとあご周辺の筋肉にアプローチする“舌アップ体操”。難易度高めだけれど、その分、効果もピカイチ。二重あご、頬のたるみ、法令線や血行不良・滑舌の改善が期待できます」
(1)舌を口内上部にピタッとつける
前歯の裏に舌表面をピタッとつけた状態にする。舌の裏の筋が見えるぐらいダイナミックにつけます。
(2)そのまま口をパクパク開け閉めする
(1)の舌がついた状態で、口をパクパクと開けて閉めてを5回繰り返す。これだけでフェースラインがかなりスッキリ。
Check! 二重あごを避けるために心掛けたいこと
□CHECK1 ストレスをためない
「音楽を聴いたり、笑顔になるようなものを観たり…。ストレス発散方法を見つけると表情筋も緩やかに」
□CHECK2 表情を豊かにする
「笑顔を心掛けて話すようにするだけで、あごや口元周りの筋肉のアプローチに。好感度もアップしますよ」
□CHECK3 マウスピースをつける
「歯列矯正は食いしばりを防ぎ、小顔へ導いてくれるのでおすすめ。マウスピース矯正が人気です」
マウスピース矯正は1日15時間の着用が理想
□CHECK4 姿勢を正す
「顔やあごの皮膚がたるまないよう、できるだけ正しい姿勢に。首元を伸ばすようにして下顔面を引き上げて」
『美的』2021年11月号掲載
イラスト/大窪史乃 構成/むらなかさちこ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
医学博士・日本形成外科学会専門医、皮膚腫瘍外科指導専門医。肌トラブルに悩む人の心に寄り添う治療に定評あり。