【肌タイプ別】あなたに必要な冬→春の「脱皮」ケアって?|安全な角質ケアを教えます!
冬の乾燥によって肌がゴワゴワ、マスク生活もあって毛穴の詰まりも気になる…そんなときは古い角質を脱ぎ捨てるのが、つるんと美肌をキープするコツ!自分の肌にはどんな角質ケアが合うのか、詳しく解説!肌タイプ別に安全な角質ケアを指南◎
冬→春スキンケアは「そーっと脱皮」から!
角質ケアは、代謝を整え、肌のバリア機能を高めてくれる
寒さが緩み始めるこの時期は、乾燥してゴワついたり、潤いバランスが乱れてニキビができたりと、肌が不調に陥りがち。さらに今年はマスクによる肌あれや毛穴詰まりも気になります。そんな肌にはマイルドな角質ケアを取り入れて、そーっと“脱皮”を!角質ケアは肌表面の古い角質の結びつきを緩めることで代謝を促し、バリア機能の高い健康な肌状態へと導いてくれます。
「皮膚科クリニックでも、ケミカルピーリングの施術は肌質を問わずおすすめしています」とは、皮膚科医の慶田朋子先生。
「皮膚がボロボロむけるハードなものはリスクも大きいですが、マイルドな角質ケアなら、定期的に取り入れることでバリア機能を強化することができます」
セルフケアで取り入れるには、どんなことに気をつけたらいい?
「誰でも購入できる市販品に、極端にハードなものはないので安心して。肌タイプに合うものを選び、例えば洗顔料なら週2~3回など頻度を守るのがコツです」(慶田先生)
Q. 角質ケアを毎日取り入れるのはNG?
A. おすすめ使用頻度はアイテムによって異なります
「洗顔料やマスクなどは、やりすぎを防ぐために日を空けて使うことをおすすめしますが、角質ケア成分の濃度が低いマイルドな美容液なら、毎日でもOKです」(慶田先生)
Q. やめておいた方がいい肌タイプ&肌状態は?
A. 重度のアトピー性皮膚炎や湿疹があるときは避けて
「肌が炎症を起こしているときは、角質ケア成分が刺激になって炎症が悪化するので避けて。アトピー性皮膚炎でも症状が落ち着いているときは問題ありません」(慶田先生)
Q. どんなコスメがおすすめですか?
A. 肌に摩擦の刺激を与えずにケアできるものを選んで
「スクラブなど肌を物理的にこするアイテムは、摩擦で肌に負担がかかるので要注意。クリニックでも摩擦を伴うピーリングは避けています」(慶田先生)
今の私に必要な「脱皮ケア」は?
□ 季節を問わず肌が乾燥しやすく、保湿ケアをしても潤いが続かない…A
□ ストレスや季節の変わり目によって肌あれやゴワつきが気になる…B
□ テカリやTゾーンのベタつきが悩み。ニキビもできやすいほう…C
□ 続くマスク生活で肌荒れが悩みの種。こすれによって赤みが出やすい…A
□ 特に肌トラブルはないけれど、化粧水や美容液がなかなか浸透しないのが悩み…B
□ 頬や額の外側はきめ細かいけれど、鼻の周りや頬の内側の毛穴が目立つ…B
□ 敏感肌でいろいろコスメが試せず、美肌になるのは半ば諦めている…A
□ 毛穴が大きく、角栓も悩み。つるんとなめらかな肌に憧れる…C
□ 油分が足りない超乾燥肌。美容オイルもクリームもどんどん浸透してしまう…A
Aが多かった人は…乾燥&敏感肌向け脱皮ケア
乾燥肌や敏感肌は、肌表面にある角層のバリア機能が乱れた状態。代謝を整えてバリア機能を回復するためにはごくマイルドな脱皮ケアが効果的です。
>>【乾燥&敏感肌タイプ】冬→春でスキンケアアイテムをアップデート!|角質ケアコスメでつるピカ肌に♪
Bが多かった人は…普通肌向け脱皮ケア
トラブルの起こりにくい普通肌(やや乾燥を感じる肌も含む)はバリア機能が高い分、スキンケアが思うように浸透しない場合も。脱皮ケアを取り入れると、お手入れの効果が得られやすくなります。
>>「スキンケアが思うように浸透しない…」そんな時は“角質ケア”を取り入れて!|普通肌向けおすすめアイテム6選
Cが多かった人は…混合&脂性肌向け脱皮ケア
皮脂が多く毛穴に角栓やニキビができやすい肌は、脱皮ケアを適度に取り入れると毛穴が詰まりにくく、調子が良くなります。
>>【混合&脂性肌向け】冬→春の「脱皮ケア」でつるんと美肌をゲット♪
『美的』2021年4月号掲載
撮影/嶌原佑矢(人物) ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/角田かおる モデル/椎名美月 構成/大塚真里
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
美容医療はもちろん、スキンケアにも精通。著書『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小社)が好評。