首のシワ本気de撲滅!ストレッチや洋服、アクセで目立たせない工夫を【美的GRAND】
マスクを常にするようになり、人の視線は「おでこ」と「首」に集まりがち。コスメで!セルフマッサージで!クリニックで!年齢を重ねるごとにどんどん深く&大きくなるシワの解消法を3人の専門家、トータルビューティアドバイザー水井真理子さん、ポーラ研究員五味貴優さん、『松倉クリニック代官山』院長の貴子先生にお聞きました。
「首」の縦ジワ本気de撲滅PROJECT!
内外からの早期ケアが大ジワを作らせないコツ
私たちにとって「シワ」は最大の肌悩みのひとつ。特にマスクが常に手放せなくなった今、「おでこ」と「首」のシワが気になる…という人も多いのでは?まずは「おでこ」のシワについて、医師の貴子先生に伺いました。
「最初は乾燥や紫外線ダメージによるキメの乱れから、浅くて短いシワが出現。そこに表情グセや頭皮のこりなどが加わり、加齢とともに肌弾力も低下することで、少しずつ深く長いシワが刻まれていきます。最初は表情により現れる程度ですが、無表情のときにも目立つ状態になると末期段階。セルフケアで解決するのがどんどん難しくなるので、早期ケアを心がけましょう」
おでこの大ジワ対策法はこちらまた「首」のシワは最初は横ジワだけなのに、加齢とともに縦ジワまでもが出現するという厄介な悩み。ポーラ研究員の五味さんが説明してくれました。
「首は皮膚が薄く、ハリ・弾力が低下しやすい部位。そこに“スマス”の劣化と広頚筋の緩みが加わると、首の中央あたりの肌質感がショボショボとしてきて縦ジワが現れます。これを防ぐためには化粧品でお手入れするのはもちろんですが、マッサージやストレッチなどで日頃から首元をほぐしたり鍛えたりすることも大切です!」
さらに美容家の水井真理子さんはこう続けます。
「たんぱく質やコラーゲン、ビタミンなどをバランスよくとって、体の内側からシワができにくい状態に整えることも重要。そうすれば、より効率的におでこと首のシワ撲滅を目指せるはず!」
首の大ジワの6大原因はこれ!
1 乾燥・摩擦などの肌ダメージ
外気や紫外線にさらされて肌が乾燥しやすく、衣服などによる摩擦も起こりがち。ナイロンタオルでゴシゴシ洗うのは絶対に避けて!
2 肌弾力の低下・皮下脂肪の萎縮
首はほかの部位よりも皮膚が薄く、真皮のコラーゲン量の低下や皮下脂肪の萎縮を起こしやすい部位。ハリ・弾力が失われることでシワが現れる。
3 姿勢の悪さ・上半身のこり
毎日スマホやPCを長時間使用すると、首が前のめりになり姿勢が悪くなる。頭・肩・背中など上半身のこりも起こるため、首の横ジワの原因に。
4 肥満・むくみ
大人は年齢とともに代謝が落ちて太ったりむくんだりしがち。そうすると、首に段ができて横ジワが目立ちやすく!
5 寝具が体に合ってない
枕が高すぎると、下を向いて首にシワの寄った状態が長時間続くため、首の横ジワに悪影響。腰が沈むマットレスも同じ状況を作るので要注意!
6 スマスの劣化・広頚筋(こうけいきん)の緩み
耳の前から首をつなぐ“スマス”という膜と、口元から首の前面を通って胸の上部までつながる広頚筋が加齢により劣化すると縦ジワも出現!
やれば必ず結果が出せる!首の大ジワ対策法
たっぷり保湿しながらシワ・たるみをケアするのはもちろん、首元のマッサージやストレッチも効果あり。さらに洋服やアクセサリーで首のシワを目立たせない工夫を施せば、毎日をハッピー&前向きに過ごせます♪
ポーラ研究員 五味貴優さん発:日中はこまめに上半身のストレッチを!
「簡単なストレッチでも、こまめに行うことでスマスの衰えや広頚筋の緩みを防げます。もみほぐすだけでもOK。肌や筋肉を傷める恐れがあるので、あまり強くしないのがコツ。Youtube POLA Beauty tipa『簡単、首肩のためのストレッチ』でチェック!」
首のストレッチだけでなく…
肩・背中も伸ばして!
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10分間装着するだけで、エイジングサインが気になる首の前面と胸鎖乳突筋をWケア。ハンズフリーで使える点も便利。
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トータルビューティアドバイザー水井真理子さん発:枕はバスタオルで十分!
「寝ている間も、立っている状態をキープするのが理想だと言われています。機能的で高価な枕はたくさんありますが、実はバスタオルをくるくると巻いて自分に合った高さに調整したものを枕にするのが一番です!」
立っている状態を…
寝ている間もキープ!
ポーラ研究員 五味貴優さん発:スマホやPCを見るときは長時間同じ姿勢でいないこと!
「スマホは高い位置で見るといいと言う人もいますが、そうしても結局どこかにシワが寄るし、首や肩がこってしまいます。スマホもPCも姿勢を固定せず、いろんな角度、いろんな高さで見るべき。とにかく前のめり&下向きの時間を作らないことが大切です」
首や肩がこらないように!
トータルビューティアドバイザー水井真理子さん発:洋服、大ぶりアクセやストールなどで首のシワを目立たせない工夫を!
自然の素材は保湿効果も◎
「ハイネックやタートルネックなどのトップスやストール、スカーフなどで首のシワを隠してしまうのも賢い方法。シルクやカシミヤ、ウール100%など自然の素材で作られたものの方が保湿&保温効果が高いだけでなく、肌への摩擦も軽減できるのでおすすめです!」
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ウール100%で柔らかな着心地。
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首元が開いたトップスを着る際は、大ぶりネックレスなどで視線をそらして!
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シルク100%。着こなしのアクセントになるだけでなく、保湿効果もバッチリ。
スカーフ各¥12,000(フラッパーズ〈マニプリ〉)
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おでこの大ジワ対策法!おでこメイク&角質ケアでつるんと若々しく
美的GRAND10月号掲載
撮影/資人導(vale. /モデル)、金野圭介(静物)、松原敬子(取材) ヘア&メイク/高橋里帆(HappyStar) スタイリスト/シダテルミ モデル/田中マヤ 構成/内田淳子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
パーソナル診断を得意とし、肌だけでなく体の内側や精神面にも寄り添った、わかりやすい美容アドバイスが人気。