お悩み別ケア
2020.1.13

鍋料理は太らないってホント? 真相を管理栄養士に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

A:ホント。でも低カロリーなわけではない

「たくさんの種類の野菜や肉や魚などのタンパク質がしっかり入っているわりに、比較的太りにくいという意味ではホントです。ですが、鍋料理が際立ってほかの料理に比べて低カロリーというわけではありません。たとえば、水炊きは1人前おおよそ418Kcal、醤油ベースの寄せ鍋なら358Kcal、豚キムチ鍋は570Kcalです」(関口絢子氏・以下「」内同)

※カロリーは1人分の目安となります。食材によって変わります。

鍋料理のときに注意したいポイント

「栄養バランスがいいメニューとはいえ、鍋料理だって食べすぎたり、食べ方しだいでは太ってしまいます。お鍋を食べるときに気にしたいポイントをご紹介しましょう。

■スープ、たれの種類は好みでOK。神経質にならなくても大丈夫

たとえばごまだれはポン酢だれに比べたら比較的カロリーが高め。とはいえラーメンのスープのように脂がこってりしているわけでもないですから、お好みでチョイスしていいと思います。お鍋のスープは具材を煮るためのもので、全部飲み干すこともないと思いますしね。個人的にダイエットは続けることが大切だと思うので、何種類かのスープ、たれを日替わりで楽しむくらいのほうが、鍋料理に飽きることもなくおすすめですよ。

■魚介類を積極的に入れましょう

普段、魚介類を食べることが少ない人は、ぜひお鍋のときに積極的に摂りましょう。お魚が苦手な人も、タラや鮭などの切り身ならおいしく食べられるのではないでしょうか?  お肉よりたんぱく質の繊維が細いので消化吸収もいいんですよ。2番目におすすめなのは鶏肉。ただし皮はカロリーが高いので取り除いて。

■野菜類は種類豊富に食べましょう

お野菜も種類豊富にたくさん入れましょう。白菜や春菊など葉モノ野菜はもちろん、噛み応えがあってかつ低カロリーなキノコ類や根菜を多めに入れるのもいいですね。

■ダイエットしたいなら、〆の雑炊や麺は諦めて!

鍋ダイエットで逆に太ってしまったという人の理由のひとつに、〆の雑炊や麺の存在があげられます。雑炊や麺は諦める、または量を減らすようにしてください。

体が温まり、具材や味付けしだいでさまざまなアレンジができる鍋料理。健康的においしくダイエットをしたい人は、ぜひお鍋料理の頻度を増やしてみてはいかがでしょう」

 

%e9%96%a2%e5%8f%a3

管理栄養士・料理研究家・インナービューティスペシャリスト
関口絢子
川村学園短期大学食物学科卒業。米国栄養カウンセラー・ヘルスケアプランナー。企業やWEBサイト・各種メディアや媒体を中心に、レシピやコラム、 企画提案などを行う。斬新なアイデアやニーズを捉えた企画が人 気を博し、CM用のフードコーディネートやフードスタイリング、商業 施設のフードプロデュースなど多岐に活動。毎日続けられる事をモットーに、簡単・おいしい・お洒落、そして美容と健康に直結したレシピを発信。
@ayakowellness
文/野邑みえ(all the way)

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事