顔の歪み、原因はアノ癖…? 矯正級「マッサージ4選」
顔の歪みの原因は、頬づえや片側だけで噛む癖、猫背やストレスなどさまざま。思い当たる原因を生活習慣の中から取り除くのはもちろん、顔の緊張をほぐして、歪みを整える「マッサージ」を取り入れてみませんか。美と健康のプロが教える、矯正級のマッサージを紹介します。
顔が歪む「10の原因」
【1】片側だけで噛む癖
「噛みやすい方だけで噛んでいると顔の歪みの要因に。左右均等に噛むことを心掛けましょう」(永富さん)
【2】表情癖や頬づえ
日本大学 歯学部准教授
高津匡樹先生
1993年、東北大学歯学部卒業後、東北大学大学病院を経て現職へ。日本大学歯学部付属歯科病院顎関節症科を担当。日本顎関節学会所属。著書に『顎関節症診療ハンドブック』(メディア)がある。
「頬づえは、ある一定方向に力をかけ続けるので顎関節や筋肉に大きな負担をかけます。寝そべって本を読むのもあごを前に突き出した状態になり、あごや首の筋肉の緊張につながるので気をつけましょう」(高津先生)
「長年の表情グセで表情筋のバランスが左右で異なったり、頬づえなど、顔の歪みを助長する何気ない習慣も原因です」(片桐先生)
【3】猫背
「猫背の姿勢で作業をすると、あごが前に突き出た状態になります。するとあごや首の筋肉が変に緊張したり、かみ合わせが変わったりして、顎関節やあご周りの筋肉に負担がかかります。できるだけ良い姿勢をキープするようにしましょう」(高津先生)
【4】脚を組む
「以前は私も脚を組んでいたけれど、顔の歪みは体の歪みと整骨院で聞いてから我慢するように。今では、脚を組んだ瞬間に骨格がくずれるような違和感を覚えるので、私生活では自然と脚を組まなくなりました」(有村さん)
【5】ストレス
多忙でストレスをため込んでいたのか、顔の歪みがくっきり。
【6】身体の歪み
マスターボディデザイナー
尾崎 順さん
2009年パディシャを開業。「真の美は健康にこそ宿る」をモットーに、美容矯正を根幹としながらも、顔・身体の全てが美しく、かつ健康となるよう全身矯正を探求。モデルやタレントの顧客も多く、ひとり一人に寄り添った悩みを解決すべく日々研鑽錬磨を続けている。
「身体の歪みが原因となり、頭蓋骨にまで歪みが起こります。」(尾崎さん)
【7】枕と顔の間に手を入れて寝る
【8】うつ伏せで寝る
美容矯正師・美容矯正サロン「LELEPONO」(レレポノ)オーナー
渡部 剛志さん
ホットペッパービューティーにて、千葉県小顔矯正・造顔サロン部門で口コミランキング1位を獲得。美容整体のみならず、顔の左右差や歪みを徹底的に整え、小顔へ導く実力派予約困難サロンとして話題を集める。
「これらの習慣は、無意識に体に染みついてしまっているものが多いかもしれません。ですが、顔や体に負荷をかけ、歪みを助長させてしまいます」(渡部さん)
【9】口呼吸
【10】下向きでのスマホ鑑賞
エイジングデザイナー
村木 宏衣先生
エステ、整体院、美容医療クリニックの勤務を経て、独自の「村木式整筋」メソッドを確立。簡単ながらも、美形性力抜群のアプローチは、幅広い年代の女性から支持されている。
顔の歪みの整える、4つの「矯正級マッサージ」
【1】歪みを戻す「ほぐしポイント」はここ!
サロン・ド・スウィン オーナー &エステティシャン
田中由佳さん
東京・三宿に隠れ家サロン『サロン・ド・スウィン』を運営。肌・体・魂に響くトリートメントが大人気。たるみに効果を発揮する“指プレスケア”は、簡単で速効性があると評判。
鼻の周りを人さし指でグッと押さえて、歪みを戻していく
\グッと入るポイントがある!/
小鼻横に人さし指を置き、指がグッと入るポイントを探す。見つけたら軽く圧をかけてゆっくりと3秒キープ。こりがアッという間にほぐれ、鼻通りも良好に。
指をスライドしながら優しく頬のこりをほぐしていく
耳のつけ根に親指を固定してから、人さし指を小鼻横に置き、少しずつ指をずらしながらこめかみ部分に流していく。頬上部はむくみが顕著な部分なので、内から外に押しながら、ゆっくりとほぐすのが◎。
【2】フェースラインを整える
【Step.1】手のひらで頬をプッシュする(30秒)
顔が横に広がるのを防いでフェースラインを整えるため、頬に圧をかける。頬骨のいちばん高い部分に手のひらを置き、目頭に向けて軽く押し上げる。頬の対角線上の後頭部に、逆の手を置いて支えるとやりやすい。左右各15秒ずつ行う。
\NG/力強く押しすぎない
顔が変わる程強く押すと、組織を傷めたり顔が赤くなってしまうことも。あくまでも軽く。
「痛みを覚えるくらい強く押すのは絶対×」(森さん)
【Step.1】あごをスライドさせる(2分)
顎関節をきちんと動かして筋肉をほぐして、エラ張りやたるみ、歪みをケア。まずは口を軽く開けて、あごだけ左右に5往復スライド。次に、下あごを前に突き出し、前後に5往復。これを3セット行う。
あごを左右に
前後に
最後に「あー!」と大きく口を開ける
3セット終えたら、「あー」の形で大きく口を開けてスッキリさせ、リセットする。
【3】ゆがみを直そう!簡単マッサージ
筋肉をもち上げながら「あぐあぐ」でガッツリほぐす
あごの内側にある食いしばり筋がこり固まると、エラの横幅が広がるだけでなく、顔の中央部の筋肉を引き上げる力も減少。顔のゆがみにもつながってしまうので、念入りにほぐしましょう!
\この3か所をほぐす/
【Step.1】親指を頬骨に引っかけるように置く
食いしばり筋をほぐすために、頬骨に親指を当てる。頬と逆側の手をクロスするように当て、人さし指でエラの後ろを押さえるようにして固定します。残りの4本指は軽く握る。
【Step.2】頬の筋肉を親指で持ちながら口を動かす(10回)
\あ/
\ぐ/
親指と人さし指で、筋肉をしっかり挟んだStep.1の状態で、「あぐあぐ」と口を10回動かす。筋肉に沿って親指の位置を下にずらしながら行い、反対側も手を替えて同様に行う。
【4】関節の動きや筋肉をほぐす3STEP
【Step.1】上下の歯の間を指で広げる
親指を上の前歯に、人差し指を下の前歯に当てる。両指に少しずつ力を入れて、上下の歯の間を広げていく。10秒を1セットとして、1日に2~3セット行う。
「強い痛みを感じない程度に、無理のない範囲で行いましょう」(高津先生・以下「」内同)
【Step.2】側頭筋から咬筋を手でなでてほぐす
側頭部から咬筋に向かって、指でなでるようにマッサージ。10回を1セットとして、1日2~3セット行う。
「あご周りの筋肉をほぐすのが大切。首や肩のストレッチを組み合わせて行うとさらに効果的です」
【Step.3】両頬を膨らませて筋肉をストレッチ
口を軽く閉じ、上下の歯の間を少し開けた状態で、両頬を膨らませる。そこから上、下、左、右と順番に頬を膨らませる。各5秒かけて行う。
「空気で口をすすぐイメージで行いましょう」
3つの「リラックスケア」で歪みのない優しい顔に
・肌タイプ:乾燥ゆらぎ肌
・肌悩み:仕事が忙しく、ストレスで大人のニキビができやすい
・今までのお手入れ:クレンジング、洗顔、オイルブースター、化粧水、美容液、クリーム、アイケア、とフルコース
・好きなコスメの傾向:日本のブランドや韓国コスメ
・ライフスタイル:仕事が忙しく、ストレスも多い
副交感神経を優位にする香りのものや、触り心地がいいコスメを組み合わせてみましょう。お手入れの間だけでもリラックスできますように。
ストレスためがち「歪みフェース」
BERORE写真には顔の歪みがくっきりと…。
そこで、香りでリラックスできるコスメを組み合わせたら、1か月で表情が穏やかになりました。
【BEFORE】
【AFTER】
【BEFORE】
【AFTER】
【1】精油の香りのコスメを使う
「香りがとても良くて、癒されます」(橋本さん・以下「」内同)
【2】CBDオイルで睡眠前に体をリリース
「副交感神経を優位にするというインナーケアオイル。夜飲むと体と心がほぐれ、ぐっすり眠れます」
【3】日中、精油の香りのハンドミストで気分転換
「精油の香りでイライラや疲れが吹き飛びます。手指のケアもできて、日中何度も使いたくなりました」
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。