お悩み別ケア
2019.6.6

ニキビは潰しちゃっていいの?潰れたらどうするの?ニキビ対処法

ある日突然、ポツッと。大人になってからも悩まされることの多いニキビですが、顔の目立つところにできてしまうとつい潰したくなる衝動に駆られてしまうもの。無意識のうちに触っているうちに、「潰れた!」なんてことに心当たりがある方もいるかもしれません。でも、潰してしまうと治りにくかったり、跡が残ってしまうことも……。ここでは美容のプロによるニキビ解説を始め、おもに潰してしまいたくなる、白ニキビ、黄ニキビの対処法を取り上げました。正しいケアがわかれば、ニキビができても怖くない!

【目次】
そもそもニキビの原因とは?潰していいの?
初期の白ニキビの原因と対処法
化膿した黄ニキビの原因と対処法

そもそもニキビの原因とは?潰していいの?

見た目でわかる!白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ

教えてくれた人…シノロクリニック 恵比寿院副院長 中川 桂先生

見た目でわかる!白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ
【そもそも大人ニキビと思春期ニキビの違いとは?

<大人ニキビの最大要因はホルモンバランスの乱れにあり!>。
「大人ニキビと思春期ニキビは、実は医学的には区別はありません。ただ思春期ニキビは思春期特有の皮脂分泌過多からできやすく、大人ニキビは過労や不規則な生活、偏った食生活、ストレスなどさまざまな要因でホルモンバランスが乱れて発症するといわれています」(中川先生・以下「」内同)

ニキビ=皮脂過多と思い込み、むやみに皮脂を取り除くと大人ニキビは悪循環に。まずは生活習慣を見直してホルモンバランスを整えつつ、角質ケアや充分な保湿で肌のターンオーバーを整えることが、大人ニキビを防ぐ最善策です。

また中川先生は、「ビタミンB群が不足すると皮脂分泌が適正に保たれず、ニキビの原因になることも。ビタミンCも不足するとターンオーバーが乱れニキビの悪化を助長します」とも。積極的なインナーケアも、ニキビを作らせないカギに!

【大人ニキビの種類】
「医学的に種類分けされていませんが、それぞれの段階を見た目の色で分けて呼んでいます」
どんな状態かを確認!

【白ニキビ】

見た目でわかる!白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ
毛穴に皮脂や角質が詰まりぷくっと白く盛り上がった、比較的初期のニキビ。

【黒ニキビ】

見た目でわかる!白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ
白ニキビの毛穴が開いてしまい、それにより酸化して赤黒くなったニキビ。

【赤ニキビ】

見た目でわかる!白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ
過剰な皮脂分泌などででき、炎症反応を強く起こし赤みを帯びてしまったニキビ。

【黄ニキビ】

見た目でわかる!白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ
炎症状態が進み、毛穴の中で化膿して黄色っぽく膨れ上がったニキビ。

ニキビのできる場所には意味があった! おでこ、頬、小鼻、口元…できやすい原因やニキビの種類を女医が解説!

「ニキビを潰した!」「潰れた!」どうする?対処法

教えてくれた人…美容クリニック松倉HEBE DAIKANYAMA院長 貴子先生

「ニキビを潰した!」「潰れた!」どうする?対処法
【ニキビを思わずつぶしてしまった…】
『鎮静効果のあるコスメで部分パック』
「色素沈着と炎症を防ぐために、美白系ローションや乳液で部分的にコットンパックするのが効果的です。傷が癒えたらしっかり保湿をすることも忘れずに」(貴子先生)。
触るのは避けて。

「ニキビを潰した!」「潰れた!」どうする?対処法
美白と保湿を両立したジェル状化粧水。
資生堂| HAKU メラノディープモイスチャー[医薬部外品] 100g ¥4,500

「ニキビを思わずつぶしてしまった…」「髪を乾かさずに寝てしまった…」そんな時の対処法は?

初期の白ニキビの原因と対処法

白ニキビとは?

教えてくれた人…ウォブクリニック中目黒総院長 高瀬聡子先生

白ニキビとは?
【まずは大人ニキビ・肌荒れの原因を知ろう】
「大人のニキビには複雑な要因が関係していますが、思春期ニキビや大人ニキビ、どんなニキビであれ“できるプロセス”は同じなのです」と、高瀬先生。まずはニキビ発生のプロセスをおさらいしましょう。

1皮脂の過剰分泌
ホルモンバランスの乱れや食生活の影響で、皮脂腺の働きが活発になり、通常よりも皮脂が過剰に分泌します。

2毛穴が詰まる
皮脂の出口である毛穴が詰まり、毛穴内部にどんどん皮脂が溜まっていきます。

3ニキビ菌が繁殖する
毛穴にアクネ菌やブドウ球菌などニキビ菌が集まり、皮脂をエサにして繁殖します。

4炎症を起こす
ニキビ菌の影響で炎症が発生し、赤みや腫れをともなうニキビとなります。

ニキビが発生する1~4の各段階には、さまざまな要因が関係します。
「たとえば1の皮脂の場合、顔のTゾーンはもともと皮脂腺が多く、鼻ニキビや額にニキビができやすいのはこのためです」(高瀬先生・以下「」内同)
一方で頬からあごにかけてのUゾーンは、男性ホルモンの影響を受けやすいエリア。「ストレスを感じると男性ホルモンが分泌され、このエリアの皮脂分泌が促されやすくなります。Uゾーンのニキビが“ストレスニキビ”といわれる所以です」

また、乾燥や免疫低下も大きな原因に。「2の毛穴づまりの場合、年齢とともに肌の水分量が低下すること。さらに間違ったスキンケアで乾燥し、毛穴が詰まりやすくなることが考えられます」と、高瀬先生。
3のニキビ菌の繁殖や4の炎症は、不規則な生活習慣やストレスと関係しているそう。「睡眠不足やストレスで免疫が低下すると、肌の常在菌バランスが乱れたり、炎症が鎮静しにくくなります。これらの要因が複雑に関係するため、大人ニキビはなかなか治りにくいんですね」

また、ニキビがどの段階にあるかは、“色”がヒントに。ニキビの色は主に白、赤、黄色に分けられます。

【白ニキビ】
毛穴の出口が詰まることで、内部に皮脂や角質が詰まった初期段階のニキビです。

女医に訊く#01|ニキビの段階は色でわかる!?ニキビ予防の決め手は原因を知ること

「潰れた!」にならないために。白ニキビ対処法

【大人白ニキビに対して自分でできるケア方法は?】
毛穴の内側に詰まった皮脂や古い角質を取り除く、ピーリングが有効です。AHAやBHA配合のピーリングソープやピーリング美容液を取り入れてみましょう。

女医に訊く#02|ニキビ跡と色素沈着…洗顔・ニキビ薬などの治療アドバイス

化膿した黄ニキビの原因と対処法

黄ニキビとは?

教えてくれた人…美容皮膚科タカミクリニック医師 本田えり先生

黄ニキビとは?
【膿んでいる黄ニキビはかなり悪化が進んだ状態!】

黄ニキビとは?
赤ニキビが進行し、中に膿がたまった黄ニキビ(膿胞ニキビ)。

「ホルモンバランスの乱れなどで皮脂が過剰に分泌したり、角質が厚くなってしまっていたりすると、毛穴が皮脂で詰まってしまいます。そこに、皮脂を栄養として繁殖するアクネ菌が増殖、炎症を起こした状態が赤ニキビ。
赤ニキビがさらに進行してしまい、皮膚表面にいるブドウ球菌が悪さをした状態が、中に膿が溜まった黄色ニキビです」(本田先生・以下「」内同)

膿は、ニキビ菌と戦った白血球の残骸が溜まっている状態。ニキビがかなり悪化した状態なので、触ったら痛み、かゆみがあることも。

「ニキビ治療は、なるだけ早く皮膚科にかかるのが最善策。“このくらいじゃ、クリニックなんて”と思わず、気軽に来てください。膿胞ニキビになってからクリニックに行くより、クレーターなどの傷跡になるリスクが格段に違います」

膿がたまった黄ニキビの治し方は? 跡が残りにくいケア方法を医師が伝授

黄ニキビは「潰して芯を出すほうがいいの?」

【膿んでいる黄ニキビは放置すべき? それとも潰して芯を出すべき?】
“膿ができてくると、つい潰したくなってしまう”という人も多いかと思います。潰す行為はやはり避けるべき?
「クリニックでは、専用器具で圧出して中の膿を出す処置もあります。なので、潰すことは悪いことではありません。ただし、ご自身で潰すのは凹みなどの傷になるリスクが高いので、やめたほうがいいでしょう。場合によっては、赤くなって硬くなったまま残ってしまったり、余計に悪化してしまうので、なるべく触らないこと。タカミクリニックでは、圧出が可能なニキビか可能でないニキビか判断し、可能でないにニキビには注射を行うことがあります。黄ニキビには抗生剤の塗り薬が効果的です」

膿がたまった黄ニキビの治し方は? 跡が残りにくいケア方法を医師が伝授

黄ニキビはニキビ用スキンケアに要注意!

【“ニキビ用コスメ”は乾燥肌では成分をよく見て】
ニキビ用と謳っている化粧品を使うというのは効果としてどうでしょうか?

「“ニキビ肌用”と謳っているスキンケア製品の中で、エタノールが使用されていると、乾燥肌の方はしみるかもしれません。皮膚が腫れてまた違うところにニキビができたり、赤みが強くなるリスクがあります。皮脂が多くて若い世代の、エタノールによる刺激を受けない方が使うぶんにはいいんですが、30歳以降の女性で敏感肌や乾燥肌の方は避けたほうがいいでしょう。ニキビ用化粧品は、エタノールやサリチル酸を配合していることが多く、皮脂を抑える作用が強いので、肌を乾燥させます。すると、肌のバリア機能が低下、外的刺激をブロックできずにニキビを招いてしまう原因に。さらに、“乾燥するから”といってスキンケアでクリームをたっぷり塗ってしまうと、さらに毛穴を詰まらせてしまいニキビができやすくなるという悪循環を招きます」

【ビタミンC誘導体の化粧水で色素沈着を予防!】
「ニキビ跡が残らないようにケアしたいなら、ビタミンC誘導体が入っている化粧水でコットンパックすると、色素沈着を抑えられると思います。外からのケアだけでなく、ビタミンCやLシステイン、トラネキサム酸といったサプリを飲むのもいいと思いますよ。炎症も抑えますが、メラニンを作るのも抑制してくれるので、ニキビ跡の赤みが黒くなるのを防いでくれます」

【ニキビ肌の人は敏感肌用コスメが正解】
「30代以降の大人の女性なら、皮膚科のニキビ薬と一緒に、ニキビ用ではなく敏感肌用の化粧品メーカーさんが出しているスキンケアアイテムを使うのがおすすめです。グリチルリチン酸などの炎症を抑える成分を入れているため、ニキビを予防でき、薬の刺激も抑えることができます。ただし、クリームの使用は避けてください。油分が毛穴を詰まらせる原因になります」

“ニキビ用化粧品を使っているのに、なかなかニキビ肌が改善しない”という人は、皮膚科のニキビ薬と合わせて敏感肌用のコスメを試してみてはいかがでしょうか。

膿がたまった黄ニキビの治し方は? 跡が残りにくいケア方法を医師が伝授

※価格はすべて税抜きです。

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