お悩み別ケア
2020.5.27

ニキビ跡の赤みを消す方法ってあるの?セルフから皮膚科まで…正しいケア方法を解説

にっくきニキビがやっと治ったのに、赤みが残ってしまってなかなか引かない…。ポツンと目立っていると、ニキビと同じくらい気になってしまいますよね。 そこで今回は、ニキビ治療の第一人者である表参道『青山ヒフ科クリニック』院長、亀山孝一郎先生に、ニキビの赤みをどうやってケアするのが正解か、お話を伺ってきました。

【目次】
赤みのあるニキビの特徴
ニキビ跡の“赤み”なぜ引かないの?原因は?
ニキビ跡の赤みを早く消したい!やるべきケアは?
皮膚科で処方される塗り薬&飲み薬
ニキビの赤みを1日で消す魔法!?メイクで赤みをカバー

赤みのあるニキビの特徴

赤みのあるニキビはこんな感じ!

赤ニキビってこんなニキビ!

過剰な皮脂分泌などででき、炎症反応を強く起こし赤みを帯びてしまったのが特徴のニキビ。

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ニキビ跡の“赤み”なぜ引かないの?原因は?

教えてくれたのは…亀山孝一郎先生

表参道にある『青山ヒフ科クリニック』院長、皮膚科専門医、医学博士。北里大学医学部卒業。米国立保健衛生研究所(NIH)に招へいされ、メラニン生成の研究に従事。帰国後に発表した論文が話題となり、ビタミンC療法の第一人者と呼ばれるようになる。1999年、『青山ヒフ科クリニック』開業。2002年にオリジナル化粧品『ドクターケイ』を発表。肌トラブルから美容まで様々な悩みにトータルケアで応えている。

ニキビが治っても、ずっと赤いままなのはどうしてしょうか。

「皮膚の内部で炎症の残骸が残っているためです。ニキビは純粋な感染症ではなく、アクネ菌が出す菌体に対して過剰な炎症反応が起こってしまうもの。炎症を起こした細胞が放射したサイトカインや蛋白分解酵素が残っているため、赤みが残ってしまうのです。

また、細胞を修復するために血管が開いているため、赤く見えるんです。修復が終われば血管が閉じるので、赤みも自然と消えますよ」(亀山先生・以下「」内同)

自然と赤みは引くということですが、“なるべく早く赤みを消したい!”といった場合はどうすればいいのでしょうか。

「赤みを抑えるビタミンC配合のローションやクリームなどをたっぷり塗るといいですよ。また、赤いだけではなくクレーターになったダメージが深いものも、まだ赤いうちにピーリング、ビタミンC導入などのケアをしてあげることが大事。赤いということは、まだ細胞が修復をしようと頑張っているということ。その段階できちんとケアをしてコラーゲンを増やしてあげると、治ります。しかし、赤みが引いたものや数年経過したクレーターは、修復しようとする力が働いていないので、なかなか治すのが難しいんです」

赤いということは、まだ肌が美しくなるチャンスが残っているということなんですね。凹んでしまったダメージの大きいニキビ跡は、早めに病院を受診しましょう。

ニキビの赤みを早く消したい!やるべきケアは?

病院でのケアだけでなく、セルフケアも大切。続いては、自分でできるニキビとニキビ跡のお手入れについて伺いました。やりがちないくつかのケアについて、正しいかどうかを教えてもらいました。

冷やす、オロナインなどの市販薬は効果ある? セルフで頑張るべきスキンケアは…

まず最初に、毎日のスキンケアで心がけるべきことを教えてください。

「まず、紫外線対策はしっかり行ってください。紫外線は、炎症を招く作用があるため、ニキビがひどくなってしまうんです。

また、美白化粧品を使うなら、成分をしっかりチェックすること。ビタミンCやトランサミン(トラネキサム酸)などの炎症を沈静化させる働きのある美白剤であれば効果は期待できます。ただし、このような成分が入っていない美白化粧品は、ニキビには効果が見込めません」(亀山先生・以下「」内同)

ニキビを冷やしたり、オロナインなどのクリームを塗るという人も多いようですが…。

「痛みを伴ったり、熱を持っているニキビは、冷やしてもいいですが、それは痛みを一時的に和らげる、という意味です。また、ニキビを温めるのは絶対にNG。炎症を促進してしまいます。

オロナインなどは、抗菌作用は期待できますが、あくまでも抗菌作用はニキビの本質的は治療ではなく補助療法ですので赤みが消えることは期待できません」

ニキビ跡には、先ほどから何度も話に出ている“ビタミンC”が入ったローションなどを塗るのがおすすめだそう。

ピーリングでターンオーバーを促進するのは、赤味を早く消せますか?
「これは効果的です。ただし、バリア機能が下がっている場合は要注意。刺激になってより悪化してしまう恐れがあるため、自己判断でやるのはやめましょう。じつは今日も、市販のピーリング剤を使って顔が真っ赤になってしまってうちのクリニックに駆け込んできた患者さまがいらっしゃいました。あくまで肌質に合わせたピーリングの濃度調整が必要ですので、必ず医師の判断のもと皮膚科でやってもらってください」

他にも、肌の代謝を高めるビタミンCやB群、Eなどを摂ってターンオーバーを高める、肌のバリア機能を高めるためにしっかり保湿する、適度な運動をする、十分な睡眠を取る、高糖質・高脂質食を控える、ストレス発散などが効果的だそうです。

化粧品や市販薬で治らないクレーターには皮膚科でのレーザー治療が有効なことも

皮膚科でのニキビやニキビ跡治療に“レーザー”があると思うんですが、詳しく教えてください。

「レーザー治療によって皮脂分泌を抑えるというエビデンスはありません。そのため、ニキビに効果があると断言することはできません。ただ、ビタミンCと併用して補助療法としては良いかもしれません。僕がいろいろな論文を調べたり、実践した結果、効果があると思えなかったので、僕のところではやってません。ただし、クレーターなどの“ニキビ跡”には、レーザー治療は効果があると僕が思うものがいくつかあります。

たとえば、ジェネシスはミトコンドリアを活性化して、皮膚のバリア機能を上げ、コラーゲンの合成を促進するので、クレーターなどのニキビ跡に効果が期待できます。リフトアップも期待でき、1回で1カ月は頬が上がっていますよ。ピクセル、フラクショナルレーザーなどは、うちでも使ってます。15年前のクレーターでも、レーザーと外用剤でのスキンケア、プラス注射などで上がりますよ。ただ、レーザーをやるとダウンタイム(顔が赤くなり、その状態がしばらく続くこと)が伴うので、“それでもいいからクレーターを治したい”という人にはおすすめです。」(亀山先生)

できたての赤みのあるニキビ跡には、ケミカルピーリングとスキンケアだけで十分だそうです。

塗り薬&飲み薬なども効果あり?

何度も出てきますが、赤みにはやはりビタミンCだそう。「塗るのも飲むのも、ビタミンCが効きます。うちは医療機関なので、治癒を目的として効果が期待できる塗り薬と飲み薬を処方しています。処方して、塗布・服用してもらい2週間を目安に再度来院いただき、そのときに経過を見て、症状の緩和、薬の効き具合などを判断し、より効果の期待できる処方を提案します」(亀山先生)

早く赤みを消したいなら、一度病院で相談してみましょう。

皮膚科で処方される塗り薬&飲み薬

皮膚科で処方されるニキビの塗り薬の種類

■ダラシン
青山ヒフ科クリニックで処方することが多い塗り薬。アクネ菌やブドウ球菌属への殺菌作用があるお薬です。ゲルタイプとローションタイプがあり。

■アクアチムクリーム
青山ヒフ科クリニックで処方することが多い塗り薬。アクネ菌やブドウ球菌属への殺菌作用があるお薬です。

リンデロン
「ニキビ治療で処方するドクターもいるようですが、そもそもニキビの保険適用のお薬ではありません。ステロイドのお薬なので、炎症は抑えるはたらきはありますが、皮脂分泌を促進、TLRを増強します。TLRはニキビの炎症のスイッチを押してしまう働きがあります。つまりニキビを作り、悪化させてしまうという、ニキビの悪循環が始まってしまうのです。一時的なニキビの炎症は抑えても根本的な解決にはならないため、『青山ヒフ科クリニック』では、ニキビ治療には処方していません。アトピーや接触性皮膚炎の治療には用いることもあります」(亀山先生・以下「」内同)

■ゲンタシン
「抗生物質のお薬です。つまり擦り傷や切り傷、細菌性皮膚炎やおできの治療の際に用いることがあります。そのためリンデロン同様に『青山ヒフ科クリニック』ではニキビ治療には処方していません。このゲンタシンでは、本質的なニキビ治療にはならず、あくまでも補助療法といえます」

\ニキビ用の塗り薬を塗るタイミングは?/
忙しい現代女性。ニキビケアは、朝の洗顔後と夜のメイクオフ後などに、スキンケアと同時に行うという女性がほとんどでしょう。そこでむくむくと湧いてくる疑問が「薬ってどのタイミングで塗るの?」ということ。さて正解は?

■化粧水と塗り薬、どっちが先?
「病院で出される薬には、ローションタイプのものもあれば、クリームのようなものもあるでしょう。その薬のタイプによって塗る順番は変えてください。一般的に、スキンケアは油分の少ないもの→多いものという順番で重ねますが、塗り薬もその順番が正解です。油分が多い塗り薬なら、化粧水の後に。水分が多いローションタイプのものなら、乳液やクリームを塗る前につけてください」

■「1日2回」って書いてあるのに塗り忘れた!どうしたらいい?
「青山ヒフ科クリニックで出す薬はだいたい、1日2~3回塗ることを推奨していますが、塗り忘れることで症状が極端に悪化することはありません。ですので、塗り忘れに気が付いたときに塗ればそれでOK。
朝塗るのを忘れたのに昼ごろ気づいたら、気づいたときに塗ってもう一度夜に塗るもよし、夜まで塗り忘れに気がつかなかったら、その日は夜だけのケアでもOKです」

ニキビは塗り薬で効果的にケアしよう!皮膚科でもらう薬の種類や効果、塗るタイミングについて徹底解説

皮膚科で処方されるニキビの飲み薬の種類

(1)抗生物質
種類…レボフロキサシン、ロキシスロマイシン、ミノマイシン
効果…アクネ菌の殺菌効果
飲む期間…約2週間

ただし、「抗生物質はすごく効く人と全然効かない人がいます。薬を2週間飲んでも効かないと思ったら、抗生物質を飲むのをやめて、ピーリングなど他の手段を考えるべきでしょう」(亀山先生・以下「」内同)

2週間は様子を見て。「これはビタミン剤や漢方薬にも言えることですが、2~3日ですぐに薬の効果が出ることはありません。2週間は試してみないと、その薬が自分に合っているかどうかは分からないんです」自己判断で途中でやめたりせず、医師の指示をしっかり守りましょう。

(2)ビタミン剤
種類…ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンE、ハイチオール
効果…代謝促進、活性酸素消去、過剰反応を抑える
飲む期間…約2週間

(3)漢方薬
種類…桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)、清上防風湯エキス顆粒(セイジョウボウフウトウ)
効果…炎症を抑える、ホルモンバランスを整える、アクネ菌の殺菌効果
飲む期間…約2週間

「漢方薬の場合、“長く飲み続けないと効果が分からない”と思っている人が多いですが、これも2週間がひとつの目安。2週間経っても、ニキビが改善しないようなら、いま飲んでいる薬が自分には合っていないということ。そのまま何ヶ月も飲み続けるなんて最善策ではないので、違う薬に変えるよう医師に相談してみてください」

ニキビの飲み薬に副作用はある?
「ビタミンには副作用はありません。抗生物質や漢方薬には、場合によっては吐き気やめまいなどの副作用が出ることがあります」

ニキビの飲み薬、正しい知識で使ってる? きちんと理解して美肌をめざそう

ニキビの赤みを1日で消す魔法!?メイクで赤みをカバー

そうはいっても、明日突然ニキビ跡が消えてくれるわけではありません。「どうしても明日のデートには、肌ムラのないキレイな顔でのぞみたい」ということもありますよね。そんなときは、メイクで上手にニキビ跡をカバーしましょう。

多色コンシーラーでニキビの赤みやニキビ跡をカバー!

【使用&おすすめアイテム】

多色コンシーラーでニキビ跡をカバー!
a.長時間くずれないフィット力。
ローラ メルシエ|シークレットカモフラージュ 全4種 ¥3,800

b.赤をプラスした独自の色調設計で、肌と同化しやすく。SPF25・PA+++。
イプサ|クリエイティブコンシーラー e ¥3,500

c.美白有効成分や植物成分が配合され、カバーしながらお悩み部分のトーンアップなどもできるコンシーラー。SPF32・PA++。【モデル使用】
MiMC|ナチュラルホワイトニングコンシーラー[医薬部外品]  ¥5,500

【メイク方法】
シミ・ニキビ跡など複数お悩みがある人は、1色ではなく、複数色をミックスできるコンシーラーがおすすめ。オレンジ系の色が、血色感があり自然にカバーできる。

多色コンシーラーでニキビ跡をカバー!
(1)まずオレンジをのせてカバー
ニキビ跡には、まずオレンジ色をオン。血色感が出て、自然にカバーできます。お悩み部分にフィットするように。

多色コンシーラーでニキビ跡をカバー!
(2)ファンデーションに混ぜる
ファンデーションと、コンシーラーパレットの濃い肌色、1でのせたオレンジのコンシーラーを手の甲でミックスさせます。

多色コンシーラーでニキビ跡をカバー!
(3)その色を(1)のオレンジに重ねて
(2)でミックスしたコンシーラーを、(1)でのせたオレンジ色の上にのせます。これで、肌色から浮くことなくなじみます。

イプサ、MiMC、ローラ メルシエ…多色コンシーラーでシミ・ニキビ跡をカバー!

※商品の価格は全て税抜きです。

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