お悩み別ケア
2018.4.13

ニキビ跡の赤みを消す方法ってあるの?セルフから皮膚科まで…正しいケア方法は

にっくきニキビがやっと治ったのに、赤みが残ってしまってなかなか引かない…。ポツンと目立っていると、ニキビと同じくらい気になってしまいますよね。 そこで今回は、ニキビ治療の第一人者である表参道『青山ヒフ科クリニック』院長、亀山孝一郎先生に、ニキビの赤みをどうやってケアするのが正解か、お話を伺ってきました。

【目次】
ニキビ跡の“赤み”なぜ引かないの? 原因は?
ニキビ跡の赤みを早く消したい! やるべきケアは…
ニキビの赤みを1日で消す魔法!? メイクで赤みをカバー

<お話を聞いたのは…>

亀山孝一郎・・・表参道にある『青山ヒフ科クリニック』院長、皮膚科専門医、医学博士。北里大学医学部卒業。米国立保健衛生研究所(NIH)に招へいされ、メラニン生成の研究に従事。帰国後に発表した論文が話題となり、ビタミンC療法の第一人者と呼ばれるようになる。1999年、『青山ヒフ科クリニック』開業。2002年にオリジナル化粧品『ドクターケイ』を発表。肌トラブルから美容まで様々な悩みにトータルケアで応えている。

ニキビ跡の“赤み”なぜ引かないの? 原因は?

ニキビが治っても、ずっと赤いままなのはどうしてしょうか。

「皮膚の内部で炎症の残骸が残っているためです。ニキビは純粋な感染症ではなく、アクネ菌が出す菌体に対して過剰な炎症反応が起こってしまうもの。炎症を起こした細胞が放射したサイトカインや蛋白分解酵素が残っているため、赤みが残ってしまうのです。

また、細胞を修復するために血管が開いているため、赤く見えるんです。修復が終われば血管が閉じるので、赤みも自然と消えますよ」(亀山先生・以下「」内同)

自然と赤みは引くということですが、“なるべく早く赤みを消したい!”といった場合はどうすればいいのでしょうか。

「赤みを抑えるビタミンC配合のローションやクリームなどをたっぷり塗るといいですよ。また、赤いだけではなくクレーターになったダメージが深いものも、まだ赤いうちにピーリング、ビタミンC導入などのケアをしてあげることが大事。赤いということは、まだ細胞が修復をしようと頑張っているということ。その段階できちんとケアをしてコラーゲンを増やしてあげると、治ります。しかし、赤みが引いたものや数年経過したクレーターは、修復しようとする力が働いていないので、なかなか治すのが難しいんです」

赤いということは、まだ肌が美しくなるチャンスが残っているということなんですね。凹んでしまったダメージの大きいニキビ跡は、早めに病院を受診しましょう。

 

ニキビの赤みを早く消したい! やるべきケアは…

病院でのケアだけでなく、セルフケアも大切。続いては、自分でできるニキビとニキビ跡のお手入れについて伺いました。やりがちないくつかのケアについて、正しいかどうかを教えてもらいました。

冷やす、オロナインなどの市販薬は効果ある? セルフで頑張るべきスキンケアは…

まず最初に、毎日のスキンケアで心がけるべきことを教えてください。

「まず、紫外線対策はしっかり行ってください。紫外線は、炎症を招く作用があるため、ニキビがひどくなってしまうんです。

また、美白化粧品を使うなら、成分をしっかりチェックすること。ビタミンCやトランサミン(トラネキサム酸)などの炎症を沈静化させる働きのある美白剤であれば効果は期待できます。ただし、このような成分が入っていない美白化粧品は、ニキビには効果が見込めません」

ニキビを冷やしたり、オロナインなどのクリームを塗るという人も多いようですが…。

「痛みを伴ったり、熱を持っているニキビは、冷やしてもいいですが、それは痛みを一時的に和らげる、という意味です。また、ニキビを温めるのは絶対にNG。炎症を促進してしまいます。

オロナインなどは、抗菌作用は期待できますが、あくまでも抗菌作用はニキビの本質的は治療ではなく補助療法ですので赤みが消えることは期待できません」

ニキビ跡には、先ほどから何度も話に出ている“ビタミンC”が入ったローションなどを塗るのがおすすめだそう。

ピーリングでターンオーバーを促進するのは、赤味を早く消せますか?
「これは効果的です。ただし、バリア機能が下がっている場合は要注意。刺激になってより悪化してしまう恐れがあるため、自己判断でやるのはやめましょう。じつは今日も、市販のピーリング剤を使って顔が真っ赤になってしまってうちのクリニックに駆け込んできた患者さまがいらっしゃいました。あくまで肌質に合わせたピーリングの濃度調整が必要ですので、必ず医師の判断のもと皮膚科でやってもらってください」

他にも、肌の代謝を高めるビタミンCやB群、Eなどを摂ってターンオーバーを高める、肌のバリア機能を高めるためにしっかり保湿する、適度な運動をする、十分な睡眠を取る、高糖質・高脂質食を控える、ストレス発散などが効果的だそうです。

化粧品や市販薬で治らないクレーターには皮膚科でのレーザー治療が有効なことも

皮膚科でのニキビやニキビ跡治療に“レーザー”があると思うんですが、詳しく教えてください。

「レーザー治療によって皮脂分泌を抑えるというエビデンスはありません。そのため、ニキビに効果があると断言することはできません。ただ、ビタミンCと併用して補助療法としては良いかもしれません。僕がいろいろな論文を調べたり、実践した結果、効果があると思えなかったので、僕のところではやってません。ただし、クレーターなどの“ニキビ跡”には、レーザー治療は効果があると僕が思うものがいくつかあります。

たとえば、ジェネシスはミトコンドリアを活性化して、皮膚のバリア機能を上げ、コラーゲンの合成を促進するので、クレーターなどのニキビ跡に効果が期待できます。リフトアップも期待でき、1回で1カ月は頬が上がっていますよ。ピクセル、フラクショナルレーザーなどは、うちでも使ってます。15年前のクレーターでも、レーザーと外用剤でのスキンケア、プラス注射などで上がりますよ。ただ、レーザーをやるとダウンタイム(顔が赤くなり、その状態がしばらく続くこと)が伴うので、“それでもいいからクレーターを治したい”という人にはおすすめです。」

できたての赤みのあるニキビ跡には、ケミカルピーリングとスキンケアだけで十分だそうです。

塗り薬&飲み薬なども効果あり?

何度も出てきますが、赤みにはやはりビタミンCだそう。「塗るのも飲むのも、ビタミンCが効きます。うちは医療機関なので、治癒を目的として効果が期待できる塗り薬と飲み薬を処方しています。処方して、塗布・服用してもらい2週間を目安に再度来院いただき、そのときに経過を見て、症状の緩和、薬の効き具合などを判断し、より効果の期待できる処方を提案します」

早く赤みを消したいなら、一度病院で相談してみましょう。

ニキビの赤みを1日で消す魔法!? メイクで赤みをカバー

そうはいっても、明日突然ニキビ跡が消えてくれるわけではありません。「どうしても明日のデートには、肌ムラのないキレイな顔でのぞみたい」ということもありますよね。

そんなときは、メイクで上手にニキビ跡をカバーしましょう。

ニキビ跡を隠すにはコンシーラー! 最適なタイプはステックかパレット

ニキビ跡を隠すなら、なんといってもコンシーラー。コンシーラーと一口に言ってもさまざまなタイプがありますが、ニキビ跡には筆やアプリケーターで塗るリキッドタイプやペンシルタイプはNG。カバー力がいまひとつで赤み消しには向きません。スティックタイプかパレットタイプの固いテクスチャーのものがおすすめです。

(左)カバーマーク ブライトアップファンデーション SPF33・PA+++ 全4色 ¥3,500

(右)カネボウ化粧品 インプレス コンシーラーセット ¥6,000

左がスティックタイプ。右がパレットタイプ。パレットタイプなら、数色をブレンドして自分の肌色にぴったりの色を作れます。

コンシーラーの上手な塗り方

コンシーラーの上手な塗り方

ニキビ跡よりひと回り大きく塗るのが鉄則。パレットならブラシで、スティックなら直接塗って。
コンシーラーの上手な塗り方

コンシーラーの縁を、指先もしくは綿棒で軽く叩くようにして境目をぼかします。その後、崩れにくくするためにフェイスパウダーを重ねて完成。

悩み別・コンシーラーの  選び方&使い方完全ガイド

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