「日焼けで肌が赤くなる…」なるべく日焼けをしないための朝の予防ケア
普段あまり日焼けせず、強い紫外線を浴びると「赤くなる肌」タイプの人の、なるべく日焼けをしないための朝の予防ケアを伝授! 女医の慶田朋子先生と美容家の山本美奈子さんにお話を伺いました。
【赤くなる肌】炎症やダメージを防ぎ、白く柔らかな肌をキープ!
多方面から炎症を防ぐお手入れを!
「『赤くなる』肌は、細胞を守ってくれるメラニンの生成量が少ない分、肌が常に危険にさらされています。炎症は細胞にダメージを残すので、将来的にシワやたるみができやすい肌質です。また、シミはメラノサイトが強いダメージを受けることでエラーを起こし、メラニンを作り続けてしまうことが原因。防御力が少ない、赤くなる肌は要注意です」(慶田先生)
紫外線を浴びると肌の中に活性酸素が生まれ、それが炎症の原因になるので、活性酸素を消去するケアも有効。
「1度炎症が起きてしまうと、いくらケアしても”なかったこと”にはできません。朝の段階で、できることを抜かりなく」(慶田先生)
高い抗酸化作用をもつコスメを朝ケアに
「活性酸素はすべての肌トラブルの原因。朝のお手入れには抗酸化ケアを組み込みましょう」(慶田先生)
インナーケアも効果的ですが、塗っておくと効果がダイレクトに。
A.ストレス対応の美白クリーム
ストレスに対応する美白ケアには、抗酸化成分が豊富。
ディセンシア サエル ホワイトニング クリーム コンセントレート [医薬部外品] 30g ¥5,500
B.潤いが続く美白&保湿液
ローズヒップなどの抗酸化植物を配合。
オルビス アクアフォースホワイトモイスチャー [医薬部外品] 50g ¥2,000
C.まるで美容液のような高保湿化粧水!
抗酸化力が続くブルー ジンジャーのエキス配合。
シャネル イドゥラ ビューティ マイクロ リクィッド エッセンス 150ml ¥8,800
D.肌を引き締めるブースター美容液
高山植物の培養エキスがストレスから肌を守る。
MiMC ナチュラルトリートメントアップチャージ 30ml ¥12,000
PA値が高く、炎症も防ぐ効果をもつ日焼け止めを選んで
肌の奥まで届いてシワ・たるみの原因になるのはUVA。UVAをカットするPAが最高値の「++++」である日焼け止めを選びましょう。最近は炎症を防ぐ効果をもつものも。
E.敏感肌にも使える顔・体用
肌に潤いを与え、一日中乾かない。
アクセーヌ スーパーサンシールド ブライトフィット SPF50+・PA++++ 40g ¥3,000
F.石けんで落とせる
酸化ストレスに対抗。抗酸化成分配合。
ラ ロッシュポゼ UV イデア XL プロテクション トーンアップ SPF50+・PA++++ 30ml ¥3,400
G.ビタミンC配合で紫外線抵抗力を高める
ビタミンCが肌にとどまり、紫外線抵抗力を高める。
ロート製薬 オバジC マルチプロテクト UV乳液 SPF50+・PA++++ 30ml ¥3,000
飲む日焼け止めは、赤くなる肌にこそ有効です!
「最近話題の飲む日焼け止めは、体の中から炎症を抑えてくれるので、紫外線で赤くなる肌には打ってつけです」(慶田先生)。
日差しが強い夏の間は、毎朝とるのがベスト。
H.ハトムギの美肌効果も
世界で使われているUVカット成分、ファーンブロックを含有。1日2粒目安。
ロート製薬 ヘリオホワイト 24粒 ¥2,400
I.抗酸化+美白+保湿のトリプル効果
UVダメージを防ぐシダ抽出物に、アスタキサンチンなどをプラス。1回2粒を4時間おきに。
松倉 HEBE DAIKANYAMA TAKAKO スタイル the White Shield 60粒 ¥5,500
J.白いトマトのカロチンが美肌効果を発揮
希少な白いトマトの成分を使用。1日1粒。
メディクルード クリスタル・トマト 30粒 ¥13,000
教えてくれたのは…
美容家 山本未奈子さん
N.Y.で美容を学び、帰国後美容家に。コスメやエステのビジネスを手掛ける実業家でもある。
銀座ケイスキンクリニック 院長 慶田朋子先生
東京女子医科大学 医学部卒業。皮膚理論から先端の美容医療まで、卓越した知識をもつ。
『美的』9月号掲載
撮影/西原秀岳(TENT) スタイリスト/柿原陽子 イラスト/shapre 構成/大塚真里
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。