お悩み別ケア
2022.6.28

肌の大敵「UV-B」っていったい何!?『UV』を正しく知って“日焼け止め選び”を楽しく♪

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夏の紫外線もいよいよ本格的に!日焼け止めを正しく選ぶために、まずは肌の大敵、「UV-B」について学びましょう。

“日焼け止め選び”を楽しく正しく♪ 『UV』深堀り

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紫外線が主役になる夏。きちんと知って対策を

「紫外線や日焼け止めについて、もっと詳しく、そして楽しく伝えるには…?」と長考の末たどり着いたのがオールキャラ化!株式会社 資生堂 ブランド価値開発研究所の伊藤稜哉さんには、光や成分の性質をキャラクターに落とし込むべくかなりマニアックな取材に答えていただきました。中でも印象的だったのがUV-AとBのコンビ力。

「それぞれに注目しがちですが、一緒に太陽から放たれるので切り離して考えることはできません。その日の天気や雲の量などで多少差はありますが、降り注ぐ量は同じなので、UV-Aは一年中、Bは夏だけ警戒というのは勘違い。常に同時に防ぐことも大切なんです」。

日焼け止めのSPFとPAがセットなように、紫外線もA、Bセット。目に見えないコワ~いコンビがこの夏も襲ってきます!傾向と対策に、ぜひキャラクターたちをお役立てください♪

UV-(紫外線B波)

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レジャーなどよほど屋外にいない限り大丈夫、と思われがちなUV-Bですが、危険度はUV-Aより遥はるかに上!特に夏、本領発揮で上下左右に暴れまくるUV-Bの生態をクローズアップ!

【UV-C】
最もパワーが強く波長が100~280nmと短いUV-C。太陽からUV-A、Bと共に放たれるが空気中の酸素分子とオゾン層に遮られ地表にはほとんど届かない。ただし人工的に作ることは可能。

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ニックネーム

B作

 

生い立ち

太陽から地表に降り注ぐ光の中で最強のパワー
UV-Aと共に太陽から放たれる目に見えない光。波長は280~315nm。パワーは強いが、オゾン層で吸収され、一部が地表に到達。オゾン層破壊が進むと到達量が増えるおそれも…。

 

性格

暴れたら手がつけられない!?高い場所や晴れの日が好き
直接太陽から届く紫外線量と、空気中で散乱する量が同等なので、反射光による日焼けにも要注意。また標高が1,000m上昇するごとに10~12%増加。目へのダメージも要注意。

 

得意技

肌に炎症を起こし、DNAにまで悪影響を
肌の赤みや炎症をはじめ、DNAを傷つける。それが度重なると皮膚がんの引き金にも。一方、人工光源によってウイルスの殺菌や溶接作業などに活用される場合もある。

 

苦手なもの

日光が遮られると一気にパワーダウン
悪天候、日没後、標高が低い場所、日陰、屋内など日光が遮られると同時にUV-B量は低下。日焼け止めに加えて、衣服や帽子、サングラスなど物理的に遮蔽することも効果的。

力一杯荒ぶり大ダメージ!?紫外線B作のやんちゃ列伝

オッス!B作だぜ
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見てのとおりパワーなら負けないぜ
※地表に届く紫外線では
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実はパワーそのものはUV-Cの方が強いが、オゾン層に吸収され地表に届かないため、地上最強はUV-Bとなる。
ただ、いろんなものに阻まれて本気の力を出せないだけ…
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UV-Bもオゾン層で大部分吸収されパワーダウン。薄い雲であれば80%以上は透過する。
地上は俺を反射するものだらけ…。ある意味360度俺様が取り囲んでいるようなものだな
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肌を赤くしたり炎症を起こすぞ。ひどいときは水膨れなんてことも…
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浴びると“サンバーン”と呼ばれる、肌表面に赤い炎症を起こし、シミ・そばかすや乾燥の原因になる。
とはいえそれも数日で治るんだけどなっ
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カラッとした性格だと思われがちだけど、実はDNAにダメージを与えているんだぜ…
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UV-BはDNAにダメージを与え、皮膚がんにつながる場合も。ただし日本人をはじめ有色人種は皮膚がんのリスクは低め。

ちなみにオレを防御する指標はSPFと呼ばれているらしい
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\約50倍焼けにくい!/
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10名以上の人の背中に試薬を塗り、塗らない場合に比べて赤くなるのに何倍の紫外線(UVB)量を要するかを測定し、SPF値を算出する。
まあそれもこれも日焼け止めをたっぷり塗ってこそだけどなっ
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SPFもPAも適量を塗ったときの数値。量が少ないと本来の防御力が発揮できない。利用シーンに応じたSPFを選び、適量を塗ろう。

 

株式会社 資生堂 ブランド価値開発研究所研究員

伊藤稜哉さん

2017年入社以来、サンケア製品の研究開発に従事。これまでHAKU、SHISEIDOなどのサンケア製品の開発を担当しながら、原料の開発やSPF試験などの臨床試験にも携わる。

 

『美的』2022年7月号掲載
イラスト/いしやま暁子(chovon) 構成/村花杏子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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