肌の大敵は紫外線だけじゃない! ブルーライトや赤外線、マスクも要注意!?
UV-A、Bの他にも実は要注意キャラたちが続々登場!肌の大敵たちをキャラ化して解説!これからの時期に、頭に入れて美肌の守りを厚くして♪
\“日焼け止め選び”を楽しく正しく♪ 『UV』深堀り【実は要注意キャラ】/
ブルーライト
ミステリアスに肌にダメージを与えるぜ!
ブルーライト(青色光)とは、目に見える可視光線の中で波長が短く、比較的強いエネルギーをもつ光。目への影響はもちろん最近は皮膚への悪影響も懸念されている。
生い立ち
可視光線の中で波長が短い青色の光でパワーも強め
太陽から降り注ぐ青色の光。目への影響が指摘されているものの、体にどんな悪影響があるのか詳細はまだまだ謎なぞに包まれている。
性格
光にさりげなく紛れ込む。本気を出すとかなり強い!
スマホやPCから発せられる光というイメージがあるが、実は太陽光に含まれるブルーライトの方が圧倒的に強く、肌トラブルの原因になる。
得意技
肌の酸化ストレスを助長!
紫外線による酸化ストレスがシミやシワなどの原因とされてきたが、太陽光強度のブルーライトは同じく酸化ストレスを高めることが資生堂の研究で判明!
赤外線
肌を温めながら肌の奥深くを攻撃するの~
赤外線とは、波長が長く見えない光。その中でも波長の短い「近赤外線」や波長の長い「遠赤外線」などがある。熱作用があることが特徴で、ヒーターなどに活用されている。
生い立ち
目に見えないけれど暖かい太陽から発せられる電磁波
可視光より波長が長く、物体を温める作用をもつ見えない光。太陽光に含まれる赤外線量の割合は紫外線よりも非常に多く、いずれも熱作用をもっている。
性格
ほわ~っと温め癒しつつ、懐深くまで忍び込む
赤外線は、UV-BやUV-Aよりもさらに肌の深部にまで到達。太陽光など日常で浴びる赤外線による「熱」が、肌の奥で肌トラブルの原因を引き起こしている。
得意技
肌トラブルの原因となる成分を増やす!
資生堂は、赤外線の「熱」が、シミや赤み、シワとの関連が示唆されるVEGF-Aを増加させることを確認! さらに肌トラブルの原因となる過酸化脂質も増加!
マスク
約2年半前から続くコロナ禍によって、一年中外出時は常にマスクを着用して過ごすマスク生活が常態化。花粉やウイルスから守るためとはいえ、肌トラブルを訴える人が増加中。
生い立ち
たまに使うものから毎日使うものへ
予防の観点から毎日マスク生活という人が大多数に。形状や材質など進化し、バリエーションも急増。しかし夏のマスクは高温多湿。蒸れやこすれによるトラブルも。
得意技
マスクに悪気はないが…日焼け止めのよれに注意
摩擦や蒸れ、汗によって日焼け止めが落ちやすいため、日焼けしやすい状態に。大抵のマスクにUVカット効果はなく、日焼け止めのこまめな塗り直しが重要に。
花粉、PM2.5
目や鼻、のどなどのアレルギー症状以外にも、大気中微粒子による肌トラブルや敏感肌に悩む人も。肌あれ=炎症を起こしているので、紫外線によって深刻化する場合も。
生い立ち
現代病として、年々多くの人を悩ませる
花粉症や大気汚染によるアレルギー症状を訴える人が増えたのは戦後から。微粒子が肌に付着すると肌あれを引き起こすので、美容面でも警戒度は高い。
得意技
紫外線と絡むとさらに荒ぶる
肌あれによる炎症が紫外線と組み合わさると、さらなる悪影響が。春先など花粉が気になる季節は、微粒子と紫外線をWで防御する必要がある。
乾燥
日焼けした肌は乾燥しやすく、乾燥した肌はバリア機能が乱れて日焼けしやすい。さまざまな要因からも肌の乾燥は起こり、そのほか肌トラブルにもつながるので一年中要警戒。
生い立ち
外気の乾燥や日焼けなどさまざまな要因で乾燥する
湿度が低下する冬はもちろん、夏もエアコンの風で肌は乾燥しがち。睡眠不足やストレス、栄養バランスの乱れなどの生活習慣などによっても乾燥する。
得意技
バリア機能を低下させ、負のスパイラルへ陥れる
肌の乾燥はバリア機能の低下を招き、日焼けしやすい状態に。そのため、乾燥と日焼けの負のスパイラルに陥る場合も。
『美的』2022年7月号掲載
イラスト/いしやま暁子(chovon) 構成/村花杏子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。